採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

素敵な山荘できのこ料理三昧:お昼ごはんの部(後)

2008-12-15 | +お客さんの日

【きのこオフ会シリーズ】
 素敵な山荘できのこ料理三昧:お昼ごはんの部(前)
素敵な山荘できのこ料理三昧:お昼ごはんの部(後)
 素敵な山荘できのこ料理三昧:夜ごはんの部
 素敵な山荘できのこ料理三昧:朝ごはんの部
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お刺身、サラダ、お豆等々沢山食べておなかもいっぱいになりつつありますが、実はメインはこれからなのでした。
今回のテーマのひとつが「ジビエ」。

ここ数日、肉断ちして備えましたよ! 


2008/11/23写真提供こうすけさん
お肉準備風景です(我々が到着前の様子)。
左が猪、右は鹿です。
そしてここには写っていませんが、クマも。
お肉は信天翁さんが持ってきて下さいました。
(一体どういうルートが・・・!?)



2008/11/23
そして蓼科牛、蓼科ポーク、タマネギをわらびさん・フミエさんが用意して下さいました。



2008/11/23写真提供こうすけさん
お好み焼き屋さんにありそうな立派な鉄板で、じゅうじゅう焼きます。

イノシシは、ほとんどが脂身なのですが、食べると脂っぽさがないです。

蓼科ポークも、おいしい豚肉でした。

お肉の旨みを吸ったタマネギがまた、シャキシャキして大変おいしいです。


2008/11/232008/11/232008/11/23
お肉でおなかがくちくなったところで、大珍味の登場です。
実はこれ、蜂の子です(写真をクリックすると別画面で拡大します)。
信天翁さんが山でみつけて、わらびさん、フミエさんの3人で、2時間くらいかけてひとつずつ爪楊枝でつつき出して冷凍しておいて下さったものです。

まずいい香りがするまで乾煎りし(写真左)、更にバターで炒めます(写真中)。

実はわたし、イモムシなどのにょろりとした生き物が大の苦手。
蜂の子もある、と献立案を見て知っていたので、食べられるかどうか、すごく心配でした。しかもいざとなったら眼鏡を外そうと思っていたのに、うっかりコンタクトにしてしまったし。

でも、お酒を飲んでいい気分になっていたせいか、はたまた「もうこの年になると身体にいいって言われればなんでも食べちゃうわ」というフミエさんの言葉に開眼してしまったのか、何だか抵抗感がなくなって参りました。


-------以下かなり詳しい描写なのでダメな方は読まないように-------------

一番若い状態のものは見た目も味も、松の実のようです。
若いサナギは、色は松の実色だけれど、形状が蜂の形をして、外側が少しパリっとした感じです。そしてもうちょっと育ったものは、外側が黒っぽくなり(蜂に近づき)、もっと表面がパリっとしています。

味は、バターの風味もあるかもしれないけれど、クリーミーで、ナッツのようなコクがあります。

濃厚なチーズやらお肉に馴れてしまった現代人にはそれほどでもないかもしれませんが、動物性タンパク質など滅多に摂れなかった昔の信州では、さぞかしご馳走だったのではないかと思います。
通常は、こんな風にツマミで食べたりはせず、白いご飯にぱらりとまぶして、蜂の子ご飯にするそうです。確かに、中近東料理ではピラフにナッツを散らしたりするので、美味しさが想像出来ます。
プレーンな味のものに、ほんの少しふりかけて、少しずつ食べる、貴重な珍味なのだな~と思います。

ごはん的なもの・・・と食卓を探し、茹でた紫花豆に挟んでみました(写真右。そうすると姿形も見えないしね☆)。
ホクホクの豆に濃厚な風味が加わり、何だかとてもおいしいです。ついつい、手が止まらなくなってしまいました。
蜂の子パワーで耳鳴りが消えた、みたいな宣伝も見たことがあるし、美容と健康にも効果があったのではないかしらん。

探して、このように食べられる状態にする手間を考えるだけでも大変なご馳走です。信天翁さん、わらびさん、ふみえさん、ご馳走様でした!


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2008/11/23写真提供こうすけさん
(もしかして夜ごはんのデザートだったかも)
さて、デザートは、ガトーショコラ。Fujika作です。
小嶋ルミ氏の、ラズベリー入りガトーショコラのレシピを参考にしました。
こちらに向かう前日、失敗は許されないと緊張しながら作りました。

左側に大きな気泡があるのは、ブラックベリーのシロップ煮を入れた為だと思われます(単なる気泡かも・・)。

neneさんが、何やら酸っぱい系のものが!?と驚いていましたが、確かにチョコ+酸っぱいものはダメな方もいますよね。
オリジナルレシピに似てるし、と作るときは気にせず混ぜてしまいましたが・・・。

実は私も昔、そうでした。
マクビティだったかに、ダイジェスティブビスケット+オレンジジャム+チョコレート、というクッキーが昔ありましたよね。
チョコレートに、コーヒーやナッツまではいいけれど、何故ジャムなんて合わせるの、と憤りを感じていたものでした。
クッキー+チョコだけの方がよっぽど美味しいのに・・・と。

最近では、「許せない」組み合わせ、なんてあんまりないな・・・。柿の種+チョコというのも大いに許してしまいます。

さてさて、ひとまずお昼ご飯は一段落。
お風呂に行って、そのあと(もう)夜ごはんです。
夜ごはんは比較的軽めに、きのこ鍋の予定です。 

       ・・・夜ごはんの部につづく
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6 コメント

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あらっ! (Nene)
2008-12-16 00:11:57
ちゃんと蜂の子も写真に撮ってたんですね。
私も蜂の子は、はじめてだったのですが、美味しくいただけました。
見た目だけだと絶対食欲わかない食べ物だと思いましたがっ!

すっぱいのが苦手なのではなく
ブラックベリーが食べたことの無いフルーツだったので予想外の味に(知らない味)だったので驚いただけです!
ガトーショコラとっても美味しかったです!

お土産に頂いて帰ったケーキは、ガトーショコラもオレンジのケーキも自分で食べちゃいました(笑)

次のレポートも楽しみにしています♪
返信する
すごい! (うらべに)
2008-12-16 00:12:07
蜂の子、挑戦されたのですね。すごい!
クリーミーとは聞いていましたが・・・。

糸をひいた繭から出てくるサナギを食べたツワモノがおります。
やはりクリーミー!と言っていました。
この分野は、ちょっとハードル高いです。
返信する
またお会いしましょう (●Neneさま~Fujika)
2008-12-17 12:29:46
お菓子、苦手な味でなくてよかったです~。

蜂の子、あの段階で酔っていたというのがかなりミソかなと思います。
味は特に癖のない美味しいものですが、やはり外見が少々ハードル高いですよね。

いっぱい持ち帰ったお料理や食材、あのあと長いこと楽しめましたよね。しばらくお料理しなくてよくて、極楽でした。
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ヒビ (●うらべにさま~Fujika)
2008-12-17 12:37:00
蚕のサナギ、『こんなものを食べてきた』に載っていますよね!
炒ってから味付けしたものが常にお皿にてんこ盛りになって水屋に置いてある、という普段のおやつだったそうですよね。
私も、うーむ、という感じです・・・。

映画の「ああ野麦峠」で、製糸工場のベテラン女工さんが、茹でた繭から出てきたサナギをぱくっとおやつに食べていて、それをみた新米女工さんが、うげげ、と嘔吐していました(確かに炒りもせず茹でただけのサナギは臭みがありそう)。
が、数年後その女工さんは先輩同様、少しでも栄養摂らなきゃと同じ事をするようになるのでした。

随分昔にちらっと見ただけの映画ですが(昔から食い意地がはっていたとみえて)この部分だけはよく覚えています。
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蜂の子 (miyako)
2008-12-18 05:58:05
普段食卓に上らないような「ジビエ」料理やを蜂の子を堪能されて良かったですね

蜂の子は岐阜の東濃あたりでは結構ポピュラーかもしれません
蜂の子の甘露煮や蜂の子ご飯は何度も食べたことがありますが、バター炒めも美味しいでしょうね~~

昔、韓国へ行った時に山盛りになった蚕のサナギが屋台で売られていましたがダメでした・・・
グロすぎます

それでもイナゴは食べれる私です。(笑)
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蜂蜜を食べて (●miyakoさま~Fujika)
2008-12-21 12:30:09
まあ、miyakoさんも蜂の子OKなのですね。
そしてイナゴも。
(私にとってはイナゴの方がハードル低いです)
蚕のさなぎまで、あと一歩では・・・。
韓国の屋台では、どんな調理方法だったのでしょうか・・・。

この3つの中では蜂の子が一番栄養(効き目?)がありそうですよね。何といってもあのおいしい蜂蜜を食べて育っている訳ですものね。
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