9月の連休、那須に出かけた帰りに寄った直売所で、いちじくを買い込んできました。父がせかすので、熟考している暇はなく、見付けたら即かごへ。
分割して買っていたためか、最終的には結構な分量になりました。
家に到着後、母がいたので即座に処理にとりかかります。
テキパキ全部洗ってくれました。
(品種が違うのが混ざっていたのに、全く気にせず混ぜられてしまいました・・・)
余りにも手際よく準備されてしまったので、何を作ろうか考えがまだまとまりません。
ジャムかな?コンポートかな?
コンポートがいいのでは、という母の言葉で一応方針決定。
(ジャムとコンポート半々にするとか、赤ワインと白ワインのコンポートにするとかいう手もあったのに、全然思いつきませんでした。思考力が硬直してます・・・)
二人して左手に手袋をして皮むき開始。二人だととっても早いです。
山程のいちじくが、あっという間。
終わった頃には、素手だったほうの右手の親指が、いちじくの酵素ですりむけていました。
さてさてコンポート。
皮をむいてしまえばあとはすぐよね、となめてかかったのが問題でした。
皮を剥くと白い樹液が染み出してくる程の新鮮かつ未熟ないちじくの場合、アク抜きのためもう一手間必要だったのです・・・。
今後の反省のために作り方をメモしておきます。
■■いちじくコンポート
■材料
いちじく
砂糖
白ワイン(赤ワインでも)
レモン汁など
水
(赤ワインの場合は、シナモン、クローブなどのスパイスを入れても)
■作り方
(1)いちじくを洗い、ざるにあけて水を切る。
(2)シロップを用意する。
砂糖、水、レモン汁、白ワイン等でお好みの味のシロップを作る。
(3)いちじくの皮を剥く。
この時、出来れば両手にゴム手袋をはめる。いちじくのタンパク質酵素が皮膚を解かしてしまうため。手にキズや湿疹があったりするとものすごく痛痒いです。
(4)シロップと別の鍋にお湯を沸かし、穴あきおたまで皮を剥いたいちじくを一瞬湯通しする。すぐにあげ、そのままシロップの鍋に入れる。
こうするといちじくのアクが抜け、透明なシロップのコンポートが作れると思います。
湯通ししたお湯は白く濁ります。
(5)シロップで適宜いちじくを煮て、瓶詰め・煮沸して出来上がり。
あーん、こうやって書くととても簡単そうなのに。
量が多かったせいか、結構苦労しました。
アク抜きは、いちじくの皮を剥く前にやってもいいかもしれません。その場合は、
(1')いちじくを皮ごと沸騰したお湯にくぐらせ、冷水にとる。それをすぐにざるにあげる。
となるでしょうか。
一度湯通ししたいちじくは、タンパク質分解酵素が死んで(?)いるため、皮むきの際手袋をしなくても大丈夫です。
工程がシンプルな分、先を急ぎすぎず、素材の状態を見極めて加工しないといけないのでした。反省だ。
しかしFujikaさんのお宅には沢山のビンが並んでいるでしょうね。。。
そして上手に作られています。
これから、美味しいシーズンですよね~。
そちらでは、日本とはまた違う品種が出回るのでしょうね。
このコンポート、作りすぎました・・・。
食べて頂けたらいいのに。
この記事のは、甘酸っぱくさっぱりしたコンポートですが、ドライイチジク寸前みたいな、こっくり濃厚に煮詰める甘露煮もありますよね。
甘露煮は、ケーキに焼きこむと美味しいです。
お察しの通り、実は空瓶コレクターです。
学生下宿を引き払うとき、ジャムの空き瓶を何個も捨てました(当時はジャム作りはしてなかった)。今思うと、あの頃から瓶が好きだったのだわ。ジャムを作るのも、瓶詰めになった姿が見たいからかも。
そう、インドのあの連続階段、先日紙工作で作ったのでよかったら見て下さいませ。
http://blog.goo.ne.jp/fujika_0000/e/dcc61e6bc2384950ecaea32e59ea3cf8