現代社会で滞留する人々！

今、BSでエマニエルトッドとか言う人物がEUや中国の今後について語っていますが、極めて狭い見方での理論です。
私でさえ見える部分の３分の１しか見えていません。
確かに、EUにも中国にも不安な要素は多いです。
多分、アメリカ的な思考回路でしか見えていないのでしょう❗
現代の世界にある不安な面は、もっと大きく拡がっています。
例えばEUです。イギリスが国民投票で離脱を決定しましたが、イギリスの裁判で離脱には国会の承認を必要とするという判断をしました。
民主主義の国では考えられない判断です。
では、何の為の国民投票だったのでしょうか？
これは民主主義の崩壊を意味しています。
こういった重要な問題から離れてグローバルとかで、民主主義を破綻させるような志向が罷り通っているのが現実です。
世界では、自由な競争の中で、勝ち組と負け組に分かれる時代から、その間に滞留する階層が極めて増えて来ました。その階層は、勝ち組の勢力に圧されて低流の層に巻き込まれ始めました。
彼らは、自尊心やプライドは捨てられず、現状からの脱却も出来ない人達です。
今のアメリカには、この無気力で社会から疎外されそうな危うい烏合になり始めている人達の層です。
イギリスも同様です。独り善がりな思考しか持ち合わせない哀れな層です。
これが世界の現状です。
この世界の現状に滞留し続けることしか出来ない欧米の現代人！
世界の変化に着いていけず、世界から取り残される人達です。