余暇Hike気分

「起きチョッた~?」退職後の生活を楽しんでる私は娘からの電話に応えます。「起きチョるよ~!」

国東半島を・・・(2)

2017-02-19 | ドライブ・たび
  国東半島を巡るビデオ撮影旅行の二日目
ホテルヴィラくにさき」の窓から見えているのは 日本海?
ではなくて 瀬戸内海・周防灘  とは言えはるかな対岸!

肉眼では小さく見える船影の奥に 一つ二つ島影が見えていたのですが
山口県の八島、祝島あたりでしょうか・・・??

まず豪華な 朝食  をすませ、
途中すぐ近くの大分空港  に寄り買い物・・・ お土産を買って、10時過ぎに「真木大堂」に着きました。


3 真木大堂 (大分県豊後高田市) 11/10 10:10



かんじんの写真はありませんが、右手の建物が 旧本堂

ここでも、杖の置かれた石段は横目で見上げただけ 

国東半島に散在していた六郷満山文化の遺産
国東塔、宝筐印塔(ほうきょういんとう)、庚申塔(こうしんとう)、五輪塔、
板碑、石仏
等多くの石造文化財が遷仏されてるという
古代公園


これは  ナンでしたっけ(^^?
こちらは庭にお似合いツワブキの花 
帰り際に、誰かさんの撞いた鐘で 余韻を楽しませてもらった 



4 富貴寺 (大分県豊後高田市) 11/10 11:00



こちらもまたまた立派なお寺 山門 
 山門から石段を上がると
富貴寺大堂 ・ 境 内


境内に陣取ったビデオカメラ陣ですが・・・さて(^^

いい 「映像」 になったでしょうか 





駐車場まで戻って見上げると 帰り花 が!


富貴寺を出てお昼は、  このあたりの名物の「だご汁」を!・・・と思いきやここ 地元食材の田舎料理・榧の木 では、自家製手延べの くにさきだんご汁 となっていました。
この平べったいだんごとは少し違いますが、子供のころメリケン粉を団子にした「だんご汁」が大好きで、よく食べていたのを思い出します 

お昼をいただいた店の傍でも案山子さんたち

板に乗ってる「ぶんご合鴨」さんたちも・・・・うんそれらしく見える
そういえば最近の案山子はこんな風に手の込んだものが多いですね
昔のように「の」の字の横目、麦藁帽で突っ立ってる案山子
あまり見なくなったような・・・・・。 役割が変わってきた??


5 熊野磨崖仏 (大分県豊後高田市) 11/10 13:00

撮影旅行最後の目的地となりました

この磨崖仏だけでも石段を登っていってみようか・・・ナ?

  2,3年前の四国美術館めぐりのツアーで歩き過ぎて、帰ってから股関節が痛み大変な目にあって以来、足で無理をするのは自重しています。
今回も大事をとってきたのですが、この磨崖仏で終わりです・・・・
  ここだけでも上まで行ってみようか・・・

と軽く思ったのですが・・・磨崖仏までの坂道距離は350m?

健常者で 登り20分 降りるのに10分 の道程だとか

坂道と併走する・・・水のない川? 谷?  丸っこい石で明らかに人の手で作られたものです・・・よね。

20分登ってきましたがまだまだ先に長い石段


よう来たと汗をねぎらう磨崖仏   信心を石段で見る磨崖仏
の石碑をながめて 一息入れて・・・・・

見上げる石段、 ここからはごつごつの乱積み

その昔、鬼が一夜にして築いたとつたえられる石段だとか・・・
こんな感じで  距離にして87mほど
100段ばかりのこのごろごろ石段を登りつめるとやっとやっと左手に

お顔が見えてきました・・・・・国内最古にして最大級の磨崖仏


私は杖にすがり、手すりを頼りにやっと上ってきただけですが
この石段を積み上げ、その先にこんな大きな不動明王を彫った人たち・・・
信心の気持は並大抵ではなかったはずです
少々風化してみえる像を見上げていると、強い信仰心と祈りを感じます

巨大な 不動明王像

国指定の重要文化財だそうです

この石段は健常者でも杖か手すりに大いに助けられるのではないでしょうか。
石段の両脇に付けられている手すりはかなり頑丈!
私は左股関節症の足をかばって、ほとんど手で登るべく 
右手で手すりを持ち体を引き上げるようにして登り、十分支えてもらえました。

不動明王像の右手に彫られている 大日如来像


この先もうほんのちょっと登ると 熊野神社 があるらしいのですが
いえいえ私にはもう余力はなく
不動明王さんのお顔を拝しただけで降りました



結局みなさんの倍の時間(登り40分、下り20分)をかけて
無事に下山?するにはしたのです、
が、ここで無理をしてしまったことには変わりなく・・・(><

  戻ってから、ストレスと免疫力の低下が原因という帯状疱疹に罹ってしまったのでした(--  おかげで足の方は何の支障もきたさなかったのですが、胸から手のひらまで右手内側全体が赤い湿疹で埋まり、ほかにも、頭、顔、首筋、背中・・・と湿疹が汎発し、診断書には 「劇症帯状疱疹」だ 書かれていました。
一歩に一歩を重ねて行けば少々のことはやり遂げられる・・・・・
とは思うけれど、身体の限界はどこでどうやって分かればいいのだろう

あと「100mで案内所」まで下りてきたところで 
チラリと入り口辺りの紅葉が見えてきた


「無理はいけないな」 と思い知らされた・・・ と
思いながらも「次回行ったときには、右手だけでなく左手の力も借りて・・・」
な~んて、 頭の隅でひょいと考えてる自分がいる・・・  バカ^^な
性懲りもなくそんなことができるはずがない。

 でも曲がりなりにも一度、この石段を経験できてよかった 
できうればもう少し若いころに経験しておきたかった、
ですけどね

  かくしてぐるりと駆け足で廻った 国東・くにさき でした。
もちろん撮影旅行ですから動画も録ってるのですがさて、とても作品になりそうにはありません。 こうしてブログに写真を並べただけで終わりそうです。
 

国東半島を・・・(1)

2017-02-15 | ドライブ・たび
  昨年(2016年)秋、ビデオ教室で国東半島撮影旅行をしたのですが、写真の整理の途中のまま年を越してしまいました。
両子寺、文殊仙寺、真木大堂、富貴寺、熊野磨崖仏、とぐるりと廻ったのですが、写真を見ても既に頭からはほとんど消えてしまっています

はじめての国東半島は、「ぐるりと廻る」という語感のように簡単にはいかないところだと実感、 それは途中で誰かが、 「お袋を乗せとったら『わしを捨てる気か』というにちがいない。」 と姥捨山を思い出させるほど・・・山山山、半島そのものが山なんだ と気づかされた撮影旅行でした。
  お寺巡りの前に半島入り口辺りの 昭和の町   (大分県豊後高田市)に立ち寄りました。
懐かしい・・・というか、ついこのあいだのこと(^^?でして


昭和30年代を再現したという昭和の町を散策することもできたのですが、
歩かずに、上の写真のように「昭和ロマン蔵」を見るだけになりました。

以下国東のお寺巡りの、写真だけでもアップして証拠を残しておきましょう


1 両子寺(ふたごじ) (大分県国東市) 11/09 12:20

両子寺は国東半島のほぼ中央にある両子山の中腹にある

さあ着きました


山茶花の根元にお二人でちょこんと座っておいでる(^^


鐘 楼  と  護摩堂


ちろちろと川が流れていて、  橋の向こうに見えるのは稲荷堂。

しぐれ紅葉・・・この下に立って上を見上げると

晴れた日でもしずくが落ちるといわれているそうです
さもありなん と うなずけるすがた・・・立派な 樹形です 

山川のおとは父母の愛に似てかわることなしたゆることなし
(金田一京助)

(金田一春彦)
山川の瀬音の中に身を置けば亡き父の我を諭す声聞ゆ

国東や枯れていづくも仏みち (能村登四郎)


空覆う紅葉はかすかに色づきはじめてるところでしょうか

境内の広さや屋根のひさしをちらりと見ただけでも立派さが分かります


うーん ↓ この石段(鳥居の奥)は見上げるだけにしておこう(^^ゞ

ということで1時間余りをすごし、両子寺をあとにする


2 文殊仙寺 (大分県国東市) 11/09 15:20

文殊仙寺はあの “三人寄れば文殊の知恵” ゆかりの地で 
日本三文殊の一つに数えられる国東随一の古刹らしい

仁王様の向こう ここにも長い石段・・・
あの奥に見える 山門 までは頑張ろう




鐘楼は山門の右手にあった       長い長い根っこ・・水を求めて


満開の山茶花の石段を降りる

紅葉は今一つだったとはいえ  このくらいのところもありで、一日目の行程を終えました。

宿泊先「ホテルヴィラくにさき」へと向かう私たちを、道路沿いの田んぼから
行く先々でちらちらと見ているのは・・・ 案山子さんたち!


宿のすぐ近くの道の駅でも  お迎えが出ていました

・・・ふうん 国東半島ってこんなところじゃったんじゃねぇ・・・
四方八方から山の中を登ってはお寺、登ってはお寺・・・
お寺巡りですから当然そうなりますかネ ハハハ
さて明日(11月10日)は、真木大堂、富貴寺、熊野磨崖仏 です。