余暇Hike気分

「起きチョッた~?」退職後の生活を楽しんでる私は娘からの電話に応えます。「起きチョるよ~!」

イヌノフグリ・犬の陰嚢

2009-06-06 | 野の草花
  子供の頃から、いぬふぐり、イヌフグリと親しんできた、空を映したような水色の花が、 実は 「オオイヌノフグリ」 だと言うことを知ったのは、 このブログをはじめて野草などを撮り始めてからのことですが、 ついに本当のイヌノフグリの花を見たのは 去年の3月 のことです。
 ハコベやキューリグサなど春の野草を撮っていて、偶然見つけた小さな花が、最近では数少なくなっているという 「イヌノフグリ」 でした。  ヤッター!です。

  嬉しいことに今年も同じところに見つけることができました。 昨年はとうとう見ることができなかった果実を、 今年こそは見ようと毎日のように通い詰め(笑)、 ついに写真に納めることができました。


イヌノフグリ・犬の陰嚢 (ゴマノハグサ科 クワガタソウ属)
(学名 Veronica didyma var. lilacina)

(花言葉 : 信頼  女性の誠実
                  : 真珠に似た(日本古来の奥ゆかしさ))


  帰化植物が多い中、在来種だと言われているこの 「イヌノフグリ」、 分布は各地に広がってるようですが数は少なく、 今や珍しい存在で絶滅の危険が増大している種に指定されてるらしいのです。
  石垣やレンガのちょっとした隙間、路傍、畑などに生育すると言われています。
そんな生育の仕方を見て、在来種ではなく 「古い時代の帰化植物とするのが適切のように思われる」 とした記述も見かけました。

  葉はオオイヌノフグリに似ています。
  花はフラサバソウに似ていますが、 葉や茎がフラサバソウほど毛深くなく、
3~5mmの淡い紫っぽいピンク色をした花の花弁には、 紅紫色のスジが見えます。


ツメクサやキューリグサ、松葉^^に混じって、今年も本葉が出ていました。
(1) 2009/03/06
(2) 2009/03/06
・葉は大きな鋸歯です
・根元で枝分かれし
地を這うように
伸びています。

(3) 2009/03/06

↓つぼみが付いています

花が咲いていました!
(4) 2009/03/06
(5) 2009/03/10
(6) 2009/03/10


  ↑(4)の左に見える石の部分は歩道で、 写っていませんが右は石垣となっていて、 その石垣と歩道のちょっとした隙間の地面、 そんなところに生えていて目立ちません。
  ネット上のどの写真を見てもアップの写真なので、 これを頭に描いて探しても見つかりません。  実際はオオイヌノフグリよりももっと小さな3ミリ程度の花です。  写真のあちこちに((7)の右端など)茶色の細い棒のようなものが見えますが、松葉です。  比較写真が撮れませんでしたので、 こちらの(イヌノフグリ・観察ノート)で 確かめてみてくださいね。

(写真はクリックすると大きい写真になるものもあります。)

四人ゐて四人が跼(かが)みいぬふぐり    増田春恵

(7) 2009/03/10


(8) 2009/03/10 (7)の花のアップです


  ネット上では間違ってオオイヌノフグリをイヌノフグリとしているものが結構あります。 特にブログでは、 「カーペットのように広がって青い小花を咲かせるイヌフグリ」 などとしてしっかりオオイヌノフグリの写真がアップされてるものが何件かありました。


(9)↓では花がポロッと落ちていました、落ちやすいらしいです。
(9) 2009/03/12
(10) 2009/03/12 ツボミ
(11) 2009/03/15


  イヌノフグリに似た花には、 オオイヌノフグリ、 タチイヌノフグリ、 フラサバソウとありますが、 見た目でイヌノフグリだけ違っているところは、 ほかが立っているのに比べ、 イヌノフグリだけ寝ている、 横に伸びていて先だけが上を向いてるということが言えると思います。 

(12) 2009/03/17 地を這って放射状に伸びています



(13) 2009/03/21 ハコベと比較

上の写真↑を あとからよく見ると、既に左下に果実らしきものが!><;


(14) 2009/03/24 つぼみ


(15) 2009/03/24 (14) ↑ のつぼみのアップ


  ついに果実を見つけました。  「イヌノフグリ」 の名前のいわれは、 この果実がイヌのフグリ (陰嚢・睾丸) に似ているかららしいです。  それを聞くまではフグリの意味も知らないし、 「ふぐり」 という音感・語感がいいなぁ、 優しい小さなこの花にぴったりと思っていたのに、 そうは言いにくくなってしまいました。
  しかも 「イヌの」 と助詞までつけるからなお変です。  固有名詞なんだから 「イヌフグリ」 でよかったのに、、ぶつぶつ、と思っておるのであります^^。


最初に見つけたのが(16)いきなり色づき始め?というもの
丸いボール二つをくっつけたような形で、ぷくっと膨らんでいます。
果実は4枚のガクで守られています。

(16) 2009/03/26
(17) 2009/03/28
(18) 2009/04/11

(18)の右上には、果実の落ちた後が写っています。  ↑

(19) 2009/04/01


果実を見るために、茎を根本からひっくり返しています。
元に戻すと上からはほとんど果実は見えません。

(20) 2009/04/01 (19) ↑ の果実のアップ


普通に上から見ると下の写真 ↓ のように
果実はほとんど4枚のガクに隠れて見えません( ○印 )。

(21) 2009/04/11


この後何度か行って見てるのですが、
周りの野草の生長が著しく見失ってしまって写真がありません><。


こんなに丈なした雑草の中では見つけるのが難しい。

(22) 2009/05/18


無事に実は熟して来年のために地面にもぐりこんだでありましょうか。
しりきれトンボの感もありますが^^ゞ
以上で今年のイヌノフグリの巻を終わります。

絶滅の危険が増大している種ということで、場所の記述はどうしよう?と
思いつつ入れておりませんが、公共の敷地内なので
大事な時に一斉に草取りなどされるのではないかとヒヤヒヤしました。
今年はそんなことはなかったのですが、
このまま黙って見ていて生き延びてくれるでしょうか、、ねぇ、、





最後に 「イヌノフグリ」 に似た花を


(23)オオイヌノフグリ
(24)フラサバソウ
(25)タチイヌノフグリ


  オオイヌノフグリについては 照れまん君の俳句歳時記「犬ふぐり」 で説明されていますのでリンクさせていただきました m(^-^"m)ペコリ。  フラサバソウについては
 「春探し」の4 で説明していますが、両方とも果実の写真は撮れていません><ゞ


(26) タチイヌノフグリ  (タチイヌノフグリの果実 ↓ ) (2009/05/14)
 


(27)大きさ比較 (上 オオイヌノフグリ  中央 フラサバソウ  下 コハコベ)



○○○○○○○犬ふぐり 星のまたゝく 如くなり    高浜虚子
○○○○○○○ホロと落つ 空の雫か 犬ふぐり    ふじ(ぅーn似てます?ーー)
(28)

オオイヌノフグリ (2009/03/01)

俳句では一般には 「イヌフグリ」 と言えば 「オオイヌノフグリ」 をさすようです。


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