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Tmk様、CRF450+MD30のエンジン乗せて、から・・・の作業。その②。

2017年07月26日 | 仕事。
まいどでございます。

公共の場の、 キンっっっキン に冷えた、 冷房空間が、どえらく苦手・・・。
                            8月生まれ。   やっぱり 夏オトコ。  フジタケです・・・。

夏ってもんは~、 だくだく 汗、かくでしょ~  派・・・。

・・・さてさて。
という訳で、さっそく、前回の続きを 進めて参ります~。   当分、このネタでございますゆえ・・・。

れっつごー!。


そんなで、こんなんで。
借りたモノは返す。 理論(?)で、 あいた穴は塞ぐ。・・・・・でございます・・・・。

バックり開いてしまった穴は、フタで塞ぎます・・・。 
その時、できるだけ引っぱられない(歪まない)ように、フタを、穴に合わせて、丁寧にすり合わせします・・・・。
そすて溶接・・・。

アンダーフレーム(パイプ部)は、 25×25サイズの角パイプで、厚みがおおよそ2,0㎜・・・。
なので、こちらも、バックり開いたパイプに、手持ちの20×20mmの、7N01角パイプを、中に、「スポッ」と
はめ込み、溶接いたしました・・・。   実質、縦方向の肉厚は、2倍!という、お得(?)補強となっております~。   
・・・・伝わりましたかしらん・・・???。


念には念を・・・を込めまして・・・。
下部分にも、25㎜角の7Nパイプを、スライスしたモノを、溶接補強でございます・・・。
「クラックきっかけ」を散らす為に、 すてビードも長めに致しまして・・・。

ここで、穴埋め工事と、安心補強は、一旦終了・・・。


再び、 エンジン乗せまして、 次の工程を進めます~。

クラッチ側は、 こんなカンジです・・・。  
キックのメクラ周辺の、フレームとのクリアランスはmm単位!!!・・・・。
という位、エンジンを載せては下ろし、削って乗せて・・・。 を 繰り返した結果でございます・・・。
あぁぁ・・・ 腰が・・・。

ちなみに、 ぐるぐる巻きの、ビニールテープは、 搭載時の、ただのキズ防止。 であります・・・。


シフト側はコンナ塩梅でございます・・・。
ドレンボルトは、ひとまず外しまして、 ココの加工は一番最後に進めるコトに致します・・・。


そして、まず先に、前側のエンジンマウントを進めます・・・。

クランクケース側の穴は、2か所・・・。    ひと穴ひと穴にブラケットを造りますと、工程が2倍・・・。
しかも、エンジン積み下ろしの都合上、ブラケットは、外れてほしい・・・。

という訳で、 ケース2穴を、1枚のプレートで、支えっちまえ作戦でございます・・・。

まずは、採寸用にカラーを精度よく作りまして、寸法、形状、しくみ、等々、
「うんむむむむ・・・」と、考えながら進めて参ります・・・。


ケースと、スイングアームピボットが同軸なので、エンジンの上下の傾きの塩梅だけを見つつ、採寸した数字から、
CADで清書・・・。      んで、こんなカンジです・・・。


んんで、 アルミの 2017材でブラケットを滑り出し。
あわせて、 エンジンマウントのカラー、フレームに溶接するカラー(7N01材にて(拘り♪))をこさえまして、
フレームに、あまり「バカ穴」にならない様に、丁寧に穴をあけます・・・・。


そして、マウントのボルト類を、本締めて、ブラケットを治具代わりにしつつ、カラーを溶接していきます・・・・。

という、順番・・・。


次に、ドレンボルトの「にげ」を加工して行きます。 
エンジンの位置が決まらないと、ここの位置が微妙~にズレる(のでは?)ので、最後に進めます・・・。

ここも、アルミ・7N材で、 工具のボックスが入るように、ドーナツリングを造りまして、こんなカンジです・・・。 


これで、フレームへの溶接加工は、 ひとまず完了です~・・・・・・・・。

んでしたが・・・・。


その日の夜の丑三つ時・・・・。 フトンの中で、「う~ん・・・ちょいと心配・・・」になり・・・・。

次の日、補強を入れまして、 再度完了~。 でございます~・・・。

うむ。 良い目覚め♡。


という訳で、フレームへの 大きな加工は、ほぼ終了・・・。

まだまだ 作業は続きます~。    まだまだまだ、宜しく お付き合いくださいませ~。


では また次回~。

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Tmk様、CRF450+MD30のエンジン乗せて、から・・・の作業。その①。

2017年07月19日 | 仕事。
毎度・・・?  毎、度・・・。  毎度!!!。  でございます。

気づけば、 もう、すっかり 夏。     夏 生まれの、 夏 オトコ。   フジタケです・・・。

青い空・・・。  青い海・・・。  白い砂浜・・・。        さ。 仕事しよ・・・・・。

・・・さてさて。

という訳での、今回の作業は・・・・・。  長いデス・・・。

まず、 CRF450のフレームに、 MD30のエンジンを搭載。 
んでそのフレームに、ドナー車の、 CRF250の、 外装、足回り、もろもろ一式を移植しまして、1台を造る。 
という作業になっちょります。
   
つまり・・・。  タイヘン!デっス・・・。
でもでも。  お仕事なので、ガムバリマっス!。

いかに「タイヘンだったのよぉ・・・」をお伝えする為、写真多め、回数多め、グチ多め、でお送りいたします・・・。

んでは、レッツゴー。


まず、スタートは、「ゴロン」と、ここからスタートです・・・。

前にも書きましたが、ワタクシの 簡単な基準 と致しまして・・・。
インターネッツで調べてみて、前例がある場合は、「 あ~この作業は理屈的に可能なのね~」
というのが、ありまして・・・。
つまり、今回の作業、前例がありました・・・。  

ただ、今回のオーナー様リクエストは、「スイングアーム・ピボットと、クランクケースは同軸」で、ございまして・・・。
この条件が、今後の作業の大変さ、1,5倍(当社比)! になるとは、この時、知る由もなかったのでございます・・・。
つづく・・・。


つづきます・・・。
「同軸。」なので、 ケース側の穴径を、CRFのモノと合わせます~。    まずはココから・・・。


そして、毎度の、車体のセンターを、リアホイールから、追っかけます・・・。  
スポークホイールなので、あくまで、ざざっと・・・。

余)スポークホイールってば・・・。  
縦フレ、横フレ。は、気にすれど、  ハブに対してのリムセンター(車体センター)を、気にして組んでる人が、
少ない印象がありまして・・・。
ホンダのマニュアルには、「ハブのココから、何mmでリムを」って指示を見た事ありますが、ヤマハのマニュアル
では見た事無いんですよね~・・・。  
ノーマルがあれば、ソコから寸法取れますケド・・。 単体で持ち込まれた時は、どうするんですかね???。
ぎもんだ~・・・。       なんてな独り言・・・。


そして、 そこそこ・・・ ぼちぼち・・・ がっつり・・・時間の取られる、採寸作業でございます・・・。   

この時に、CRFとMD30のチェーンラインも確認。 ど真ん中に乗せるか・・・。 ちょいと横にずらすか・・・。 


そしてそして、 スイングアームと、フレームとの納まり。  スイングアームとエンジンとの納まり、
エンジンとフレームとの納まり、確認しながら事を進めて参ります・・・。  
集中~集中~!!。


いよいよ進めます・・・。
だって、進めないと終わらないのだもの・・・。と、心の片隅で思いつつ、ギックリに注意しつつ、中腰で進めます・・・。   (エンジンの中身が入っていましてソコソコ重・・・。)

「あれ? 前例があるワリには、引っかかりまくって、ぜんぜん納まらんぞ~ぉ・・・」の時の、写真でございます・・・。
どうやら、年式でゼンゼン形状が違う模様・・・。  トホホ・・・。


慎重に、確認しつつ、考えつつ・・・。 削りすぎない様に・・・進めます。
(いざ納まると、余計なトコロを削ってた・・・がち。 そんな加工屋あるある・・・)

納める角度、順番で、削らなくても、納まっちゃうんじゃないの~? なんて事も考えつつ、
中腰で、エンジンとフレームを、 35億・・・ 回ほど、こねくり回し、致します・・・。


そして、 まずは「同軸」に搭載できるまで、 ひたすら、ただ ひたすら・・・ぎゃんぎゃん 削り込みます・・・。

エンジンとフレームの クリアランスも、補強方法、パッチの当て方、 肉厚、等々、考慮しつつ、
フレームの中にエンジン入れたり、外したり、削ったりを、繰り返し致します・・・。  そう、中腰で・・・。


MD30 エンジンの、ドレンボルトが、 イヤラシイ~所に 来ちゃいました・・・。    むむむ・・・。


「まぁ~、フレームが薄皮一枚になった時は、 まぁ~、そん時考えよ~。」 精神で・・・。 

同軸で搭載する為に、ここまで削り込みました・・・。  おもえば遠くに来たもんだ。
ここまで来たら、もう引き返せません・・・(だいぶ前から引き返せませんが・・・)。

「ふ~ん。 純正のフレームの肉厚とか、内部構造って、コンナンなんだ~。」何ても思いつつ・・・。

という訳で、次回は、 このポッコリ開いた穴を、 強度、剛性、対クラック、節税対策・・・。
イロイロ考えつつ、塞いで参ります・・・。


そんなこんなで、この作業、しばらく続きます・・・。   では、また次回~。

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