≪手を動かさねばっ!≫

自分 で 織った 木綿 の 布 を、シャツ に 仕立てて います。  リネン の マフラー も 織っています。

シャツ地:紫グラデーションの綾織り + 組織

2012-03-29 10:09:03 | 手織り


こんなん織ってます。

機にかかっているからぴんとしているけれど、水通ししてふんわり縮んだときの風合いが楽しみだ。
単糸の緯糸 (よこいと) が絡まりやすく、ほどくと綿に戻りやすく、ちょっと織りずらい。



余裕があるはずだったが、気付けばちょーやばい。  …いつものことか?


綾織りに、斜子 (ななこ) 織りに、小さな四角で平織りが入る組織。
ええ、前作の 緑チェック と同じです。
前回は柄と組織を一致させたけれど、むしろそうでない方が平織りの四角が映えそうな気がしたので、リベンジ。

こういうグラデーションって、経糸 (たていと) の計画が大変なのだ。
全部デジタルなわけだから。

整経 は大変だが、そののちは経継ぎ (たてつぎ) でサクサクいくと持っていたら、
左右を間違えたので、結局全部通しなおす派目に陥ってしまった。 ほんとバカだ。
(途中まで結んでから間違いに気付き、切り離してから通し直したわけ。)
わたしはただひたすら結んでいくだけの経継ぎの方が好きです。


↓写真を撮ったがアップしそびれていた綜絖 (そうこう) 通し、その1。



糸が細く、なかなかピントが合わない。
綜絖金 (そうこうがね) の真ん中にある孔に、細いかぎ針みたいなもの (綜絖通し) を通して糸をひっかけ、引っ張って通す。
向こうにある白いパイプ2本が綾棒 (あやぼう) で、交互に経糸が並んでいるおかげで順番が崩れない。
その端から順に糸を通していく。

綾棒は、塩ビパイプがすべりが良くて気に入っている。


↓その2。



こうやって指の間に挟み、4本ずつ通す。
偶数で仕事をするのがコツ。 間違いに気付きやすい。


筬通し (おさとおし) の写真は撮りそびれた。


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ティラミス

2012-03-26 09:31:45 | お菓子


生クリームが半パック、さあどうしよう? というのが直接の理由。

アップしそびれたが (写真を撮り忘れたが) フロランタン を焼いたので、生クリームが中途半端に余ってしまったのだ。
このあいだはベイクドチーズケーキにしたし、よっしゃ!ちょっとリキ入れてティラミスを作ってみよう!!


というわけで作りました。 少し遅い自分の誕生日ケーキということにすればいいじゃない?
ティラミスを作るのは何年ぶりやら。

本当はフィンガービスケット、つまりビスキュイ (別立てスポンジ) なんだけれど、
まあいいや、この際バター抜きのジェノワーズ (共立てスポンジ) で。
そこはけっこう楽にできた。

しかしどうやら、ティラミスはクリームがキモのお菓子で、クリームを作る方がよっぽど手間なんであった。

本当はマスカルポーネチーズなんだけれどクリームチーズで代用、これを柔らかくしたものがベースで、
そこにザバイオーネと、軽く泡立てたその中途半端な生クリームと、ザバイオーネで余った卵白で作ったメレンゲを混ぜて作る。
ほら、面倒くさそうだろう!

ちなみにザバイオーネっていうのは、卵黄に砂糖とマルサラワインを加えて、湯煎にかけつつようく泡立て器で混ぜて作るクリーム。
シンプルでおいしいクリームだ。
これをそのままメインに、ビスケットか何かにつけて食べたりもするらしい。
で、久々に作ろうとしたのだが、マルサラワインはうちに置いていないよなぁ。
あのカラメルっぽい風味に近いものは、うーん…、 紹興酒! いや、全然違うお菓子になっちゃいそうだから、即座に却下。
ラム酒とかブランデーとかで、とも考えたのだけれど、むしろ全然違う方向でウィスキーを使ってみた。
ちょっと大人っぽい香りがチーズに合いそうで、我ながらベターな選択、とか思ったりして。

クリーム、スポンジ、コーヒー、これを繰り返して、最後にココアを振りかけて出来上がり。
型に流し込むから、自立しないとか、クリームが流れて崩れる、とかいう心配が要らないのが良い。

スポンジを作るのはボウルが一つで済んだのに、
クリームを作るのに、やたらと道具を使って、洗い物がうんざりであった。
というようなわけで、けっこうな大作を作ったぞ。



ひとさじ口に入れて、う〜ん、おいしい !


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big な尾頭付き

2012-03-23 18:11:33 | 料理


2歳違いの子どもが3人いると、卒業入学がやたらと続くのだ。
一番上の子どもが高校に入ることになったので、ええ、ずいぶん頑張ったので、
わたしの両親から 明石の焼き鯛 をプレゼントされた。

もうこれが楽しみでねぇ〜

プロの焼いた焼き鯛は、本当に美味い!
ワサビ醤油でいただきます。 海苔を散らしたお茶漬けもまた旨い。
アラの出汁もうまい。


子どもをたくさん産んでよかった〜、といちばん実感するのが、この焼き鯛を食べるとき、っていうのが、我ながらおかしいが、
いやほんと、これがうまい。

父よ母よありがとう。  また、よろしく♪


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『「織」を極める 人間国宝 北村武資』展 に行った。

2012-03-11 16:50:50 | 思ったこと


国立近代美術館工芸館で行われている『「織」を極める 人間国宝 北村武資』展 に出かけて行った。
同窓会があったので、下山・上京する機会を逃さなかったのだ。
そのため、早朝に出かけた。
群馬の山奥は雪だった。 下山したら雨になったけれど。




近美の工芸館は2007年10月にも行ったっけ。
あのときも北村氏の羅に感動したな。
今回は工芸館の写真も撮らなかったが、皇居の乾門の横を通りがかったので、そちらは撮った。↑




まあそういうことで、高い図録も買った。

しかしすごかった。
経錦 (たてにしき) は裏に糸が渡らない。
経糸の密度も高いし、組織が柄になるから設計するのも織るのもすっごく難しいと思う。
簡単な機ではもちろん織れないし、西陣ならでは。
それともでっかいジャカードの機を手に入れるとかしないと織れない。

錦のほかには、透けたもじり織りもたくさん。
一応紗、絽は織ったことがあるし、羅も原理は分かっている。
これを見ればきっとできるだろう、という染織αのバックナンバーもさっさと出してこれた。
だけどそこまで。
はぁ〜

そして、もじり織りと錦を組み合わせる、という信じられないような織りも。
だって、密度が全然違うんだよ!
一緒にしよう、と思う発想に驚いた。
花絽や穀織り (こめおり) のように、もじり織りに組み合わせたものもあるにはあるけれど、
これ、錦だよ!

自分がやっている織りとは天と地の差がある。
自分のやっている織りの延長上にはない、と言い切ってしまうくらい。
技術の粋だ。 確かに極まっているよ。


その一方で、西陣だからできるのかも、とか思ったりもする。
この凄さを評価して、しかもちゃんと支払える人がいないことには存在できない織りだ。
普通の生活には完全にオーバークオリティーだもの。

わたしもなんで手織りやってんの!? とかちょっと考えたりしてしまった。
好きでやってんのよね。






で、午後からの用の同窓会。
約20年ぶりに会う懐かしい顔は、思ったより全然変わっていなかった。
いやお互い多少としを経た顔だけれど。

甘いような苦いような充足したような隙間が空いたような、何ともゆらゆら揺れる心持ち。
みんなユニークな人生を送っているようだ。

染織やってる、とか言った手前、やらなきゃな、と意を少しだけ強くして帰ってきた。



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『スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質』

2012-03-05 10:15:22 | 本 (ネタバレ嫌い)
P・ルクーター/J・バーレサン 『スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質』
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小さな分子が社会を変えた!
文明の発達を理解するための独創的なアプローチにして、化学構造式の読み方も身につくユニークな世界史。

と、カバーをめくったところの紹介にあった。



学校で習うような世界史どうも頭に入らなかったが、違う視点で見た話は面白い。
今までに『砂糖の世界史』『疫病と世界史』『森と文明』 をこのブログでアップした。
それぞれとても面白くておすすめだが、もちろん同じ地球上の話なのだから、重なって関わってくる話もあるわけだ。
砂糖と森ならマディラ島が重なるな、とか。
重層的になってきて、これがまたおもしろい。

そこへこの本の登場だ。
題名の通り、スパイス、爆薬、医薬品、の順で話が進む。
それぞれの話はどこかで目にしたことがあって、化学式も見たことはあったのだけれど、
こうやって1冊にまとまって載せてあるのが思いのほか重宝(?)する。
もちろん本文にもあるが、意外と似た形の分子なんだ!という楽しみ方で。
ナポレオンのロシア侵攻は何度も引き合いに出されるし。 (つまり失敗の原因はいろいろあった。)


身の回りにある物質がおおよそどのような元素でできているかくらい、学校で教えてちゃんと覚えておくべき基礎的な知識だ、とつねづね思っている。
タンパク質には窒素が含まれている、とか、タンパク質はアミノ酸が繋がっている、とか、
でんぷんは何が繋がっているのか、とか、脂肪は何が繋がっているのか、とか。
物質の3態変化とか、水に溶ける理由とか、金属の金属たる理由とか、豆腐が固まる理由とか。

化学 (と生物学) ほど身近で日常生活に役立つ科目もない、と思うんだけれどなぁ。
妙に科学っぽく解説されるところりとだまされて、何のイオンか分からなくても良いもののように思えたり、サプリ買ったりしてしまうのよ。
(放射線の話は、物理学の範疇。)

なんだかちょっと話がずれた!?
いやいや、騙されないためにも今からでも遅くない、そういう知識を少しでも手に入れるのはとても有用だ。


という役に立つってばかりでなく、じっさいこの本は面白い!
ここ200年くらいで劇的に人の生活は変わったようだ。
劇的に良くなる背景にはもちろん偉大な発明があるけれど、どうもそれだけではなく、そのたびに搾取があるようで悲しい。
そこらへんが、上述の3冊とかぶる。

そしてなぜ奴隷がアフリカ系になってしまったのか?
さりげない1行が心に刺さった。

     小さな分子スイッチは、アフリカ人を何世代にもわたって奴隷たるべく運命付けたのである。



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