奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その290)

2017-06-10 08:20:48 | 奈良・不比等
世界遺産・古都奈良の玄関口、近鉄奈良線の近鉄奈良駅の改札を出て直ぐの階段を昇(のぼ)ると3面ガラス張りの近鉄ビル1階に至る。東サイドの自動ドアは忙しく開閉して観光客を登大路に送り出している。行基の噴水広場には透明アクリルの大屋根があるので直接の日差しは受けないがビル屋内の方が空調が効いていて少し気温が屋外よりはマシである。それを知る人たちは待ち合わせを行基の噴水広場にせずに近鉄ビル内のロビーで待つ人も居る。2〜3組の待ち合わせ客は殆どが日本人である。外国人観光客や修学旅行生は1階ロビーに留まることなく直ぐに外に向かう。-------
それにしても古都奈良を訪れる観光客は9割方外国人か修学旅行生であるように見える。奈良県も奈良市も観光振興に力を入れているが、結局は世界遺産のブランドが物を言っているようで、肝心の日本人観光客の増加には繋がっていない。それでも外国人観光客の古都奈良訪問は予期せぬ近年の収穫とも言えるのではないだろうか。何時まで続くかは予断出来ないけれども。-------
1階ロビーで待っていた60代と思しき数人の日本人は後からやってきた数人と合流して、一人の体躯のしっかりした観光ガイドの男性が引率し、先ずは昼食の店に案内をするかのようであった。世界遺産・古都奈良の観光には二つの方法があり、荷物をホテルに置くかロッカーに預けて歩き回るか、観光タクシーを乗り回すかどちらかである。どちらも一長一短があるが登山と同じで有能な観光ガイドに巡りあえばルートも話も面白いだろう。唯、ガイド料を惜しむような考え方では無理だ。どうやら最近、有料観光ガイドの資格を兎や角云わなくなったようであり、喜(よろこば)しいことである。儲け主義でも困るしボランティアガイドでは物足りないだろう。要は登山ガイドに比べて社会的認知度の低い観光ガイドの有用性を観光客とともに考える必要が国内観光客には特に必要だろう。観光ガイドはボランティアで無料であり退役老人の暇潰しだと考えられているその認識を変えるには、退役老人は無料ボランティアガイドから撤退し、真に観光ガイド能力のある老人であるならば若い大学生のアルバイトガイドを無料で養成する側に回れば良いと思われる。------
薬師寺の再建を果たした高田好胤(1924~1998)さんは若い頃に修学旅行生への観光ガイドの仕事を進んでなさっていた。この例で見る通り、60・70歳~の高齢者の観光ガイドは古都奈良に相応しくない。観光においても若い人たちの仕事を無料ボランティアで奪ってはいけない。
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