奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その182)

2017-02-22 09:15:10 | 奈良・不比等
京都府・大阪府・奈良県の三府県に跨(またが)る「関西文化学術研究都市(愛称:けいはんな学研都市)」は、バブル経済崩壊後も何とか整備が進んでいる。然(しか)しながら、「私のしごと館」が閉館するなど、当初計画には程遠く未完成のままの状態が続いている。元々、「筑波研究学園都市」の関西バージョンであったが、阪神淡路大震災後の兵庫県を始めとして近畿各県が独自に「国際文化公園都市(彩都・大阪府)」や「播磨科学公園都市(兵庫県)」などを計画し「関西文化学術研究都市」に集中することを止めてしまっており、未だに交通アクセスが不便なこともあって、広大な未利用地がクラスターの各所に広がっている。------
奈良県側では高山地区に「山中伸弥(やまなかしんや)」教授のiPS細胞の研究が始められたことで有名な「奈良先端科学技術大学院大学」がある。このようなニュースが無ければ地味なものであり、この大学に続く施設の進出は全くない。「荒井正吾(あらいしょうご)・奈良県知事」が奈良県立医科大学の一部を学研地区に移転させようとしたが現在地の橿原市側の反対が強く断念された。-------
結局のところ、文化の名に値する施設は「国立国会図書館(関西館)」だけだろう。それでも戦後の経済成長の置き土産のように「関西文化学術研究都市」が国家スケールで都市計画されていることは心強い限りである。この先、50年掛かろうと必ず敷設されるリニア新幹線の齎(もたら)す有為な人達のコラボレーション(collaboration)で日本の高度な繁栄を支えて呉れる地区になるに違いなかろう。-------
今は、「関西文化学術研究都市」の職住接近のための住宅地が不動産会社の先行開発により分譲されて既に京阪神に通うサラリーマンのベッドタウン化している地区が多い。用途変更により、研究所ゾーンであった処も住宅地に変更された地区もあるようだが、奈良県の高山地区は「山下真(やましたまこと)・前生駒市長」の判断により、住宅地への利用は中止されている。安易に住宅地にするのではなくて、学研都市に相応しい施設の誘致が先だとの考えがあって然(しか)るべきだからである。

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