奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その338)

2017-07-28 04:20:54 | 奈良・不比等
歴史ファンタジー小説・北円堂の秘密

「大人の流儀7・さよならの力(伊集院静著・講談社2017刊)」を読んだ。伊集院静(いじゅういんしずか1950生れ)氏は1985年に妻の女優・夏目雅子(1957~1985)に先立たれた。そして1992年の直木賞受賞後に女優・篠ひろ子(1948~)と結婚して現在に至る。------
ずっと年増ではあるが、夏目雅子に似たところのある篠ひろ子が伊集院静の鬱(うつ)を晴らせて呉れたのだろう。復活の証(あかし)が吉川英治文学新人賞(1991)のようである。-----
別離の悲しみから立ち上がるには、新たな出会いが必要となり、それでも過去を忘れられるかと云うとそうは行かない。「さよならの力」には、忘れることは出来ないが時が経つと、その思い出が自身の生きて行く力となっている事に気付く時が来るのだと語っている。-------
また、篠ひろ子と伊集院静の飼い犬の二頭うちの年嵩の一頭が生を終える話が出てくるが、生きとし生けるものは人間であろうが動物であろうが、さよならは悲しいと書いている。------
悲しみの上に成立するのが文化なのだろう。決してお笑いの中から文化が生まれるのではないことが伊集院静氏の小論を読むと良く分かる。------
奈良県職員の方は「国文祭・障文祭なら2017(9月1日~11月30日)」を開催するに当たり、文化の意味を知るためにもこの本「さよならの力」を読むことをお勧めします。-----
ピエロや幇間(ほうかん)の仕事を考えれば現在のお笑いは本当にお笑い種(ぐさ)としか思えない。
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