奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その320)

2017-07-10 01:02:54 | 奈良・不比等
歴史ファンタジー小説・北円堂の秘密


「日本人の9割が知らない遺伝の真実(安藤寿康著・SB新書2016刊)」を読んだ。安藤寿康氏は行動遺伝学の専門家であり、自分に先んじて「言ってはいけない残酷すぎる真実(橘玲著・新潮新書2016刊)」がベストセラーになっているのに刺激されて「日本人の9割が知らない遺伝の真実」を書いたのだそうです。-------
人間の知力・体力が遺伝の影響を受けていることは誰もが知ることだが、体力を競うスポーツの世界では素質(遺伝的形質)の有無は必須条件として選別されるのが当たり前になっているのに較べて、知力の方は偏差値の高低として受験の物差しに使われてはいるが、知力も素質が無ければ努力しても無駄とは表立っては誰も云わない。------
行動遺伝学とは双子を較べて遺伝と生れてからの環境の影響のどちらが大きいのかを研究したりしてきた学問であり、ヒトラーの優生保護法の暗い歴史と共に研究成果が表立ってメディアが取り上げることは無かった。それが此処にきて、人間のDNA解析も行われてデザイナーズ・ベイビーの誕生も間近となったのか、運動能力も然(さ)る事ながら、出来れば知的能力の方も生まれながらに優秀であって欲しいと願うようになっている。
生れてしまってからお勉強を幾らしても賢くなれないと分かっていれば、努力して嫌なお勉強をする意味が無いので、別の方途を考えるようになるのだが、今の教育は皆一律となっているのが現状である。------
安藤寿康(1958生れ)氏は慶応大学卒の慶応大学教授であり、橘玲(1959生れ)氏は早稲田大学(文学部)卒の作家で元・宝島社編集者とのこと。従って、遺伝的形質を真正面から取り上げたこの2冊は「言ってはいけない残酷すぎる真実」、「日本人の9割が知らない遺伝の真実」は、タイトル程にはセンセーショナルでないが、知能指数の測定値と学力の比較など興味深いテーマでありながら表立って議論されてこなかった面がある。------
確かに、地方自治体職員の知能指数を測定してそれを公表などすれば人権問題となって仕舞うだろう。しかしながら、体力測定はそれなりに行われており、何故知力に関しては隠す傾向にあるのだろうと思っていたが、「日本人の9割が知らない遺伝の真実」を読むとその間の事情が垣間見える。是非とも奈良県職員の方には一読をお勧めしたい、理想の先進国・スイスを目指すならば(?)。
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