奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その241)

2017-04-22 08:18:25 | 奈良・不比等
「文系のための理数センス養成講座(竹内薫たけうちかおる著・新潮新書2017刊)」を読んだ。竹内薫氏は「NHK教育(Eテレ)・サイエンスZERO(ゼロ)」のナビゲーターを務めるサイエンス作家(ライター)である。-------
理系一族に生まれながら自身は「東京大学・文Ⅰ(法学部)」に入学した後、「教養学部(科学史・科学哲学分科)」を卒業し、改めて「理学部(物理学科3年)」に学士入学している。文字通りの文系・理系の壁を乗り越えた経験を持つ御仁である。-------
竹内薫氏の体験によれば「カナダ・マギル大学(高エネルギー物理学専攻)」では、文系の出身であるとか理系であるとかの区別は一切なかったと云う。-------
明治政府が近代化を急(いそ)ぐために、旧制高等学校の段階から金の掛からない法律専攻と実験装置など金の掛かる科学技術専攻に区分けして教育に掛かる経費を効率的に配分したせいであるという。-------
資源の少ない日本では人材のみが頼りであり科学技術立国を目指さなければ世界に伍(ご)して行けないにも関わらず、日本では今も文系・理系の区分が存在し、数学や物理の苦手な人が少なからず見受けられる。今後は文系であっても理系の分野のことが理解できないと社会で存在意義を示せなくなるのは必定となって来ている。--------
竹内薫氏は優しい言葉で現在の科学の現状を説明し、理系の特徴的な考え方を解きほぐして様々な事例を使って解説してくれている。-----
既に文系の学問であると思われてきた経済学にしても社会学にしても心理学にしても理系の道具となっている数学を使わなければならない世界となってしまっている。-----
そうしたときに、理系の思考法の核となる部分を忘れてはいけないと諭(さと)しているが、既に文系で社会生活を送ってきた方々が論理的思考を身に着けられるかどうかは難しいと思うが気にしなければならないことは今後益々(ますます)増えるだろう。
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