奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その268)

2017-05-19 09:25:43 | 奈良・不比等
「母ロス~悲しみからどう立ち直るか(榎本博明著・幻冬舎新書2017刊)」を読んだ。------
榎本博明(えのもとひろあき1955生れ)氏は東京大学(教育心理学科)卒であり、東芝勤務、大阪大学助教授を経て心理学をベースにした企業研修を行っているとのこと。------
「母ロス」では、身近な近親者を失った悲しみから脱するための方法を列挙してくれている。悲しみから逃げるのではなくて良い方向にその悲しみをバネにして立ち上がりなさいと説いている。------
欧米の専門家の処方箋を日本人に当て嵌(は)めても、上手く行かない場合についても解説をしてくれている。欧米の「ロス(loss)症候」からの脱出法はなるべく早く過去を忘れて新しいものにチャレンジせよというものが多い。一方、日本では悲しみを悲しみのまま留めて置かずに昇華(しょうか)させて、心の中に復活させて自身が生き続ける力に変換させるように仕向ける。------
ペットロスなども現代用語としてテレビで聞かない人はいないだろうが、「母ロス」の場合は「ペット」と立派な人間とを同列に扱ってよいものだろうかと、思われるだろうけれど、心理学的には近しいものの喪失といった観点から「ペット」であろうと「人間」であろうと同じショックを受けるものであると述べており、それから回復するための処方箋も同じと考えてよいようだ。------
世界遺産・古都奈良を訪れて奈良公園の鹿と戯れるのも悲しみから逃れ脱出するための一つの方法となることは確かなようだ。------
勿論、もっと高度なロス症候からの回復法もあり、縷々(るる)解説してくれていて悲しみの最中にあり、幾分時間のたった人は一読されるのも良いのだろうと思った。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 古都奈良・修学旅行と世界遺... | トップ | 古都奈良・修学旅行と世界遺... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。