奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その313)

2017-07-03 09:24:02 | 奈良・不比等
「ラマヌジャン探検~天才数学者の奇蹟をめぐる(黒川信重著・岩波科学ライブラリー2017刊)」を読んだ。黒川信重(くろかわのぶしげ1952年生れ)氏は東京工業大学(理学部数学科)卒で現在、東京工業大学教授である。-------
インドの天才数学者・ラマヌジャン(1887~1920)については藤原正彦氏の「天才の栄光と挫折~数学者列伝(新潮社2002刊)」を読んでラマヌジャンのあらましの生涯は知っていたが、「ラマヌジャン探検」では、難しい数学の内容にまで踏み込まれていて感心した。「天才の栄光と挫折」では数学の具体的な内容については一切触れられては居なかった。数学者・藤原正彦氏にとっても大衆に分かるように説明するのは無理だったのだろう。そのような高度な数学であるリーマン・ゼータ関数のことを真正面から解説してくれており、黒川信重氏の「ラマヌジャン探検」は岩波科学ライブラリーにぴったりの本であるかと思われる。-----
しかしながら、「ラマヌジャン探検」を読んだ限りにおいてリーマン・ゼータ関数あるいは無限級数の和がどのように求められたのかについて逐一飛ばさずに読んだつもりではあるが、納得できたかと云うとそれ程しっくり来た訳でもない。本当に数学の概念の理解は難しい。-------
類書として、「魅了する無限~アキレスは本当にカメに追いついたのか~知りたい!サイエンス(藤田博司著・技術評論社2009刊)」と「無限の考察(足立恒雄著・講談社2009刊)」を読んだ。-----
藤田博司氏は愛媛大学(数理物質科学)・助教であり、足立恒雄(早稲田工学部卒1941生れ)氏は早稲田大学名誉教授である。この「魅了する無限」と「無限の考察」は読んだからと云って数学的思考に寄与しないので読んでも読まなくてもよかった。でもこの2冊と較べると先の「ラマヌジャン探検」は流石に岩波科学ライブラリーだけあって、数学に関心のある方は理解できるかどうかは別にして一読されては如何だろうか。------
奈良県の未来を見据えるならば奈良県職員の研修テキストに使うのも一案だろうと思う。その際の教師は奈良女子大学にお願いすればできるでしょう。
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