奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その298)

2017-06-18 09:05:35 | 奈良・不比等
奈良県では、整備の遅れている県内鉄道各駅の駅周辺の整備について、地元市町村並びに鉄道各社と協力して実を挙(あ)げようと、具体的に地点を絞って計画を立てるべく関係者間で協定を結んでいっている。例えば、奈良県立医科大学の最寄り駅設置、JR桜井駅・近鉄桜井駅の駅前整備、そして近鉄大和郡山駅の駅前整備、また、大和西大寺駅から近鉄奈良駅に向かう近鉄奈良線の移設問題の提起など、奈良県としては可也(かなり)積極的に市町村に働きかけている。-----
1990年代にバブル経済が崩壊(1991)してからは、様々な都市計画が塩漬けとなり、JR奈良駅周辺の整備計画は近年漸くJRの高架化とか旧駅舎の移設と駅前広場の整備が行われた。-----
県内各地の小規模な都市計画とそれに伴う駅前整備は今や殆ど忘れ去られたに等しい状態である。荒井正吾・奈良県知事は市町村単独では財政的にも不可能となって仕舞った過去の都市計画プランの埃(ほこり)を払(はら)って出来る範囲で少しは進めようとなさっている。-------
JR奈良駅周辺の整備はJR西日本が主体となって何とか完成しており、次は柏木町付近にJR大和路線の新駅を開設する段階に移るのだろう。「世界遺産・法隆寺地域の仏教建造物」の玄関口となっているJR大和路線・法隆寺駅は10数年前に橋上駅にはなっている。-----
近鉄奈良線で見ると、大阪万博の頃に近鉄奈良駅の地下化は完成している。学園前駅は小さいながらも駅ビルを建てている。生駒駅などは生駒市の市債を元に駅北広場の整備が行われた。新大宮駅は旧油坂駅をずっと西に移設設置して奈良市役所の最寄り駅となってはいるが駅周辺の整備状況は良いとは言えない。何(いず)れ京奈和道路が付近を通る時に合わせて大々的に整備すべき処となるだろう。菖蒲池駅はあやめ池遊園地が閉園されて跡地に私立の小学校が設立されたり、住宅地として売り出されたりして駅前にスーパーが開業するなど小奇麗になっている。近鉄橿原線の大和八木駅は藤原京を世界遺産に登録申請するべく南側の駅前整備を進めている。またJR桜井線の天理駅は天理教の玄関口であり、東側に大きな広場が整備されている。JR側が高架駅となり、近鉄天理駅は地上駅となっている。-----
こうした鉄道などのインフラ拠点の周辺整備は、長い目で見れば観光立県に役立つ筈である。飲食店街など駅近のエリアは整備が為されていれば一等地となるので確かに駐車場を併設して車の客にも利用は出来るようにすべきであるが、アルコールを飲むと運転が出来なくても鉄道利用なら困らないのだから。地元民に地元で消費を心掛けるように促すについても各住区の最寄り駅周辺にショッピングゾーンが並んでいれば、大満足とは云えなくとも京阪神にまで遠出せずに事足りる。要は増田論文のコンパクトシティの先駆け拠点とも出来るだろうから。


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