奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その538)

2018-02-13 08:15:00 | 奈良・不比等
「自律神経が整えば休まなくても絶好調(小林弘幸著・ベスト新書2017刊)」を読んだ。小林弘幸(こばやしひろゆき1960生れ)氏は、順天堂大学医学部卒で同医学部教授である。ロンドン大学・トリニティ大学・アイルランド国立小児病院の海外勤務を経て、自律神経研究の第一人者として活躍されているそうである。-----
「自律神経が整えば休まなくても絶好調」では、旧来からの医学知識と変わらない論説が並べられているように最初は思ったが、現代社会のストレスへの処方箋は結局今も同じなのだなと考えさせられた。------
副題としてはじめにで「休めないのは自分のせいと気付けば全てが変わる」と述べている。続く章立ては「休息は動かない事ではない」「この発想で時間を作りだす」「自分の時間をどう過ごすか」「効果絶大な休み方のコツ」となっており、忙しいお医者様自らが体得されたストレス解消法でもあるようだ。-----
欧州での勤務経験により、東洋の忙(せわ)しない社会の犠牲にならないで済む対処法に気付かれたのでもあるようだ。------
コツ・9で紹介されている3行日記は「1今日失敗したこと。2今日一番感動したこと。3明日の目標。」を書き出しておく事だと云う。これを手帳の片隅にでも手書きしておけば良いそうである。-----
「自律神経が整えば休まなくても絶好調」はもう少し医学の最先端の話題を知りたいと云う方にはお薦めできないが、日々お仕事のストレスで悩んでいる方には一読の価値があると思った。ストレスに悩む時間さえない方にはどうしようもないのですが、ストレスに悩めるのも一つの贅沢ではあるので未だ希望は当然あるとも云えるのだろう。
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