奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その297)

2017-06-17 08:14:31 | 奈良・不比等
「年金問題は嘘ばかり~ダマされて損をしないための必須知識(高橋洋一著・PHP新書2017刊)」を読んだ。高橋洋一(たかはしよういち1955年生れ)氏は東大(理学部&経済学部)卒で大蔵省勤務の後、現在、嘉悦大学教授である。-------
「年金問題は嘘ばかり」では、統計数値を使って平易な説明がなされており、年金は福祉ではなくて保険であると云うことを分かり易く説明してくれている。このままでは年金は将来破綻するといった脅かしに動じることはないと云う。特に、消費税を上げなければ福祉予算としての年金財政が回らなくなるとの議論は全くの嘘であり、消費税率を上げたい財務省の言い分であり、厚生年金の掛け金をあげるについても二分の一を拠出する企業は矢張り反対するのであり、それぞれの立場の正当性ばかりが強調されて事の本質を歪めている。------
ということで、「年金問題は嘘ばかり」を読めば、可なりこれまでメディアで煽られている心配は薄くなるようだ。しかしながら高橋洋一氏は年金保険の仕組みについて制度設計の立場から、破綻はしないが社会情勢に合わせて制度を見直す必要はあると述べている。-------
同じ保険でも、健康保険の問題の方が大きくてそれと比べれば年金問題は問題とも云えないともいう。健康保険は高額医療が保険財政を破綻させる可能性は至近に迫っている。------
高橋洋一氏は国税庁と日本年金機構を一つの歳入庁に統一すべきであり、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人・旧年金福祉事業団)は不要とも述べている。------
「年金問題は嘘ばかり」の結論は、「年金制度にとって、人口が減少していくと予想されている中で重要なことは所得を増やすこと。経済を成長させて所得を増やしていく。それが年金制度を安定させる一番のポイントです。」「経済成長は不要だなどと云う議論を好んでする人がいますが、この年金問題一つを考えてもそのような発想が如何に間違いかがわかります。」「また、デフレを放置あるいは助長するような経済政策をすることがどれ程罪深いかも分かります。」と述べている。------
差し詰め、奈良県北中部のベッドタウンに住み京阪神へ通うサラリーマンが次々とリタイアして、年金生活に突入するとすれば、奈良県の若者の支払う年金では計算上当然不足するだろう。-----
年金だけを考えても日本では地方分権などとても成立しない全く中央集権の統治機構となっていることが良く分かる。------


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