奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その264)

2017-05-15 01:39:28 | 奈良・不比等
「観光立国の正体(藻谷浩介もたにこうすけ山田桂一郎やまだけいいちろう共著・新潮新書2016刊)」を読んだ。藻谷浩介(1964山口県生れ)氏は日本総合研究所勤務、山田桂一郎(1965三重県生れ)氏はスイス・ツェルマット在住で日本人向けツアーガイド・通訳をして暮らしている。-------
日本が観光立国に力を入れるようになって、観光先進国のスイスでガイドとして活躍されていた山田桂一郎氏は政府から「観光カリスマ百選(2005)」として「世界のトップレベルの観光ノウハウを各地に広めるカリスマ」に選ばれている。和歌山大学客員教授にも就任されている。-------
外国人観光客が2000万人に達したと喜んでいる日本であるが、富裕層やリピーターに満足してもらえるサービスを提供出来ているかは甚(はなは)だ心許(こころもと)ないとお二人は仰(おっしゃ)る。------
スイスと比べるのは今のところ無理があるように思った。スイスは観光も大切にしているが、精密機械工業・製薬などの強い産業を持っており、決して観光だけで経済を回している訳ではない。また、富裕層だけを相手としているのではなく、欧州の一般大衆向けの宿泊施設などもそれなりの比率で建ててきた。唯、外国資本の参入には制約を設けておりなるべく地元の産業を利用してきている。「カーフリーリゾート」として電気自動車を交通手段とするに際しても、割高になっても電気自動車を地元で製造してきた。-----
一朝一夕に観光立国として成功することは出来ないのだから、地道に一つ一つ、補助金に頼るのではなくて、確かに成立するビジネスプランとして試みていく必要があるとの意見が論考の主部だった。何でも簡単なものではなく真似(まね)も難(むつか)しい。
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