奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その349)

2017-08-08 01:50:35 | 奈良・不比等
歴史ファンタジー小説・北円堂の秘密
「興福寺・北円堂を知らずして古都奈良の歴史は語れない。」

「日本列島創生論~地方は国家の希望なり(石破茂著・新潮新書2017刊)」を読んだ。石破茂(いしばしげる1957生れ)氏は2014.9~2016.8の間、地方創生担当大臣をされていたので、政府の施策の内容は易しく説明されており、奈良県が行っている施策の幾つかについてその意味が良く分かった。奈良県職員ならば一読して置くのが宜しいかと思う。------
B級グルメで町起こしするのはダメで、A級グルメを目指せと云っている。誰でも参入できるものは直ぐに真似をされたりするので、地元野菜の利用など当該地に相応しいものであるとか、地方創生の秘訣は優れた物を創りだすことであると述べている。-----
日本の人口減少については、団塊の世代が居なくなれば、介護職も不要となるのであるから、サスティナブルな発想をするならば、介護職を余り増やさずに介護ロボットなどを有効利用して、介護職の生産性を上げる努力が求められるのだとか。------
農林水産業へのシフトも、農業高校や水産高校に優秀な人材が集まるようにする工夫が必要とも考えられるのだとか。Uターン人材などは知恵のある人が多く成功を収めている例も多いそうである。------
確かに奈良県の林業には伸び代があるだろう。また観光立県の面についても期待は出来る。但し、県中北部の京阪神のベッドタウンを構成している市町村では、引き続きそのサラリーマンの子供たちがまた京阪神へ通うサラリーマンとして通勤して呉れなければベッドタウン市町村が存続すると云う見通しが付かない。空家が多くなれば何れ元のタヌキやキツネの住む温帯照葉樹林の丘陵地に戻るほかは無い。-----

コメント (1)
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