風雅庵の日々

園芸、屋上、近所の散策を中心に記録します

面掛行列

2010-09-18 15:15:28 | 湘南鎌倉
坂ノ下の御霊神社の面掛行列、神奈川県の無形民俗文化財です
伎楽面や田楽面をかぶった面掛十人衆が練り歩きます
獅子頭に続いて、1番面:爺(じい)、2番面:鬼(おに)、3番面:異形(いぎょう)

江戸時代に鶴岡八幡宮の放生会に倣って始まったのですが、
鶴岡八幡宮では道具が焼失し、今では御霊神社だけで行われてます


4番面:鼻長(はななが)はシルクロードの向こうの顔ですね
伎楽面は奈良時代から伝わるものだそうです


5番面:烏天狗(からすてんぐ)、6番面:翁(おきな)


7番面:火吹男(ひょっとこ)、8番面:福禄寿(ふくろくじゅ)


9番面:阿亀(おかめ)、10番面:女(とりあげ)
妊婦と産婆です。腹に触ると「安産祈願」になります
源頼朝が身ごもらせた村娘という由来があるようです

俗伝1:頼朝が(特定職能民)の娘を妊娠させたのに
 認めないので一族で直談判に行く様子が面行列となった
俗伝2:頼朝が藤原頼兼こと鎌倉弾左衛門という頭
 (掃除や人足を統括していた)の娘(菜摘御前)を孕ませ、
 たちがお祝いに繰り出したのが例祭となった
俗伝3:頼朝は畑で菜の花摘みをしている娘(菜摘御前)を孕ませ、
 子供は後の藤原弾左衛門頼兼であり職となって行列を始めた
俗伝4:妊娠した娘の一族が勢力を持つようになり、
 頼朝の外出時の警護役になったが身分が卑しいので面をした
俗伝5:(同上)、頼朝の逢瀬の警護の様子を再現している
俗伝6:頼朝が隠れ里の娘を懐妊させてしまったので、
 里人に一日限りの無礼講を許したのが始まり

とか、いずれにしてもかなりややこしそうである

有志の面々


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