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科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

四谷消防署、大地震と29メートルの津波が来たら

2005年10月25日 06時47分30秒 | Journal
 昨日、四谷三丁目の交差点近くへ、記者会見の取材で出かけた。取材では大地震でも建物が無損傷な「震度7弾性構造」がテーマ。東京に直下型地震があると、1万2000人が死に、加えて112兆円ばかりの経済的損失が予想されるとか。だから、今の法律で守られている人の命ばかりでなく財産である建物自体も地震から守ろうというのだ。性能の良い鋼とダンパーを組み合わせた柔剛混合構造などで「震度7弾性は実現可能」だとスーパーゼネコンの常務さんは断言していた。そして、プロジェクトを実現させるためには、損保業界やリース業界、外資系ファンドにもPRが必要だと語った。
 取材が終わって、交差点の前まで戻ってくると、消防署の建物に横断幕。「北海道南西沖地震」(1993年7月12日午後10時17分、マグニチュード7.8)の津波は、奥尻島で高さ29メートルにも達した。それを通行人に実感させようと、その高さに表示したものと思われる。ある設計者が、「大自然災害は想定外のかたちで起こることを最近つくづく認識した」と話していたが、大地震で建物は無傷でも、29メートルの津波が東京を襲ったら、どうなるのであろうか。
 最近の事例が示すように、地震の被害は、多分に、複合的かつ壮大なものだ。高値のビルを建て、地震への担保でもうけようというゼネコンの単純な思惑では、本当の備えにはならないのでは。
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