横浜市にある「原鉄道模型博物館」を開設された故・原信太郎氏の愛した幻の客車「或る列車」の模型を元に、「原鉄道模型博物館」副館長を務める原健人氏の協力により、水戸岡鋭治+ドーンデザイン研究所がデザイン・設計をした「或る列車」の大分コース(日田ー大分)に乗る福岡・大分の旅をしてきました。
JR九州イベント1☆『JRKYUSHU SWEET TRAIN 「或る列車」発表会』 /水戸岡先生と成澤シェフも!
こちらのブログ記事でもご紹介している或る列車。
大分コースは10月12日で終了するので乗れてよかった!
大分コース終了後は長崎コースを「或る列車」が走ります。
2両編成で一度に乗車できる人数が限られることもあり予約の倍率も高く瞬時に満席の列車です。
鉄道ジャーナリスト中嶋茂夫氏の予約に便乗できました。
世界各地の料理人や批評家が年に1度、優れた料理店50店を選ぶ「世界のベスト・レストラン50」の8位に選ばれている東京・南青山のレストラン「NARISAWA」の成澤シェフのスイーツを食べることができ「ななつ星in九州」のデザイナーでもある水戸岡鋭治氏デザイン。
パンフレットで見る以上に実物はキラキラしていて、唐草模様がハートにアレンジされておしゃれなデザインです。
豪華さの中に遊び心満載で幅広い年齢に支持されそうな素敵デザイン。
列車のロゴマークが可愛い。車内はハートのロゴだらけ。
クリスマスやバレンタインデーにこの列車に乗れたら最高にロマンチックですね!
ななつ星in九州と造りはかなり似ているというお話ですが、2時間ほどの旅を豪華列車でミシュラン☆獲得のシェフ監修のスイーツを味わえるスイーツトレイン。
日田駅では「たんそうさん」という、江戸時代の日本最大規模の私塾「咸宜園」を開いた「廣瀬淡窓」という人物をモチーフにしたゆるキャラがお出迎えしてくれます。
日田という場所、実は或る列車に乗るまでまったく情報を持っていなかった場所。
天領水という名前は聞いたことがあるけれど、それが日田の名産品のひとつであり、「いいちこ」やサッポロビール工場もある水に恵まれた場所だそうです。
博多から「ゆふいんの森3号」で日田入りした私は、「或る列車」乗車までの3時間ほどを日田市内をレンタサイクルで観光しました。
ゆふいんの森の車内アナウンスであった『小京都 豆田町』が気になったのです。
日田という街がガイドブックでは情報がなく、ノープランだったのですが小京都でスイッチが入りました。もともと京都大好きなので小京都に弱い。
日田散策の様子はまた別記事にします。
豪華列車の窓が実に素敵なデザイン。
木の組子のブラインドが素敵です。これはななつ星と同じ技術を起用しているそうです。
座席には由布の「アトリエときデザイ研究所」のお弁当箱がすでにセットされていました。
ドリンクのグラスは長崎ガラス「瑠璃庵」。
乗車は発車の20分前にできます。
乗車するとウエルカムドリンクもサービスされ、車内に一歩入るとそこはもうレストラン。
コンパートメントスタイルの2人席。
こちらも素敵ですがやや圧迫感があるかも。
3つしかない4名テーブル席を3人で使用。
瑠璃庵のグラスが美しい。
すべてのグラスの側面と底面に、或る列車のハートモチーフのマークが記されています。
JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」MENU
2015September
★初秋の海と大地の風
★都農ワインのスパークリング
大分県 ウニと熊本県 車海老、宮崎県 キャビア添え
スイーツ??と思うほどキラキラで宝石みたいに綺麗なジュレで固められた一品。
大分県 豊後牛のローストビーフ、秋野菜、かぼすぽん酢添え
予想以上にお肉たっぷり。
大分県 関イサキのフライサンド、タルタルソース
★森の香り
福岡県 大分県 宮崎県 キノコスープ
エスプーマされたような泡立ったスープの中にほうれん草とキノコがたっぷり。
具だくさんスープは、アトリエときデザイン研究所のスープカップとカトラリーで。
列車行き交いのために駅に停車はしますが、終点の大分までドアは開きません。
停車駅で手を振ってくださるお店の方。
ななつ星in九州とすれ違いました!
ななつ星とすれ違うチャンスは金曜と日曜だそうです。
★夏の名残
宮崎県 鹿児島県 マンゴーとスイカのカクテル
カクテルグラスは佐賀県の「副島硝子工業」のもの。佐賀の肥前びーどろです。
ドリンクは日向夏ジュースに。
★スパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン
宮崎:都農ワイン
★お月見
福岡県 八女抹茶と大分県 小豆。
ソースは席でサービスしていただく、グランメゾンのようなサービス。
八女抹茶が香る和を感じる一品。
本物を薄をあしらい十五夜気分を盛り上げます。
小豆には実はブラックコーヒーがよく合うのでコーヒーをお願いします。
長崎県波佐見の「一真窯」の白磁手掘りの器。
窓に並べてみました。
コーヒーはケニア:カイナムファクトリー他だそうです。
薄がきれいなので角度を変えてコーヒーを撮影。
★秋桜
大分県 ブドウと梨、宮崎県 リコッタチーズもタルト
エディブルフラワーのコスモスとブドウと梨のコラボが美しい。
チーズタルトというので別なカタチを想像していましたがホロッツと柔らかいチーズケーキ。
土台のクッキー部分もホロホロ。
紅茶を合わせてみたくてレモンティーをお願いします。
紅茶は福岡県:星野製茶ほか。
或る列車のマークが描かれたカウンターでミニャルディーズの盛り付けされているところをパチリ。
最終チェックで一皿はじかれたときのタイミングでパチリ。
ドアのステンドグラスを通して外のグリーンな風景が見えます。
乗降口のサイドにある鏡が美しくてパチリ。
車窓から見える風景も緑が美しいのです。
いよいよ〆のミニャルディーズです。
★十五夜の頃
熊本県 青柚子&メレンゲ
福岡県 紅茶&キャラメル
大分県 サフランとかぼちゃ、佐賀県 シナモン、バニラ
左の大分県 サフランとかぼちゃ、佐賀県 シナモン、バニラが一番好き♡
食べ終えた後のスクエア皿からも或る列車のマークが!
細部にまで美しさを施した素晴らしいスイーツコースの数々。
スイーツ好きにはたまらない!動くスイーツレストラン。
どのお料理もさすが、成澤シェフです。パーフェクト!
大満足の鉄道の旅でした。
メニューは毎月変わるそうです。
日田ー大分線は10月12日がラストラン。
その後は大村線(長崎ー佐世保)を走ります。
来年3月までJR九州分の予約は満席。※一部旅行会社分は残席があるかも??
唐草模様も水戸岡デザインになるとゴージャスでラグジュアリーなものになり、洋な雰囲気になります。昼間の日差しだと眩しいくらい輝きますのできちんと車両デザインを見るのは日が陰り始めた時間がおすすめ。
長崎ー佐世保間もぜひ乗りたい!!
或る列車』に乗る!!博多~日田~別府の旅ダイジェスト& 目次
旅の記録はこちらにまとめていきます。
或る列車 詳細はこちら
D&S列車物語
http://9stories.jp/
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列車でミシュラン☆のスイーツを楽しめるなんて凄いことですよね。列車のデザインは微妙ですが、流れる景色を眺めながらのミシュラン☆のスイーツ、海外の友人達にも勧めておきます。
コメントありがとうございます!
この列車のお食事のレベルは高いと思います。
成澤シェフのプロデュースのお料理ですので、成澤シェフが作っているわけではありませんが、成澤シェフは8年連続☆を獲得しているはず。
ミシュランばかりを食べ歩いていた時代のレ・クレアシヨン・ド・ナリサワの頃は、予約を取ろうと躍起になった記憶があります。(^^)
単に食事ができるだけではなく、レベルの高いものをいただけるのはいろいろ食べ歩いた私も納得でおすすめです。(^^)