富山のさかなキトキトバスツアー、氷見の魚市場食堂で朝ごはんの後は氷見の網元・濱元家の見学です。
現在の建物は明治後期から大正時代にかけて大敷網の豊漁で財を成した14代四郎三郎が、明治42年の泊大火後に再建したもので、火災を教訓に宇波の荻野家を参考に土蔵造りの防火構造をしたとのことで、現在は17代目となるそうです。
雪がすごい日で外観は雪に埋れていました。
建物だけで116坪というから驚きです。
欄間は四君子や老い松を題材に空間を生かして彫られた彫刻欄間。
今思う富山県井波のいなみ彫刻と似ていますが京都から彫り士を呼んで作らせたそうです。
正絹に鰤の絵を描いた珍しい欄間等が嵌め込まれていて驚愕です。
彫刻の欄間は二間続きに置かれるので対で一組ですが、この欄間だけでもかなりの金額と思われます。
氷見の定置網漁は400余年の歴史がありますが、明治34年(1901)に制定された漁業法の中で初めて「定置網」という言葉が用いられるまでは台網(だいあみ)と呼ばれていたのだそうです。
台網は、藁縄でこしらえた藁網で、春はイワシ、夏はマグロ、秋はブリと、三季の漁期ごとに敷設されたそうです。
濱元家は台網で財を成したのでしょうが、まさに鰤御殿。
富山県のお仏壇は彫刻が豪華なものが多いようです。
富山県は浄土真宗の信仰が多いと聞きましたが、濱元家はどうなのでしょう?お仏壇を見ただけでは私にはわかりません。
2月の氷見は例年以上の積雪だったので庭も雪に埋れていました。
2階から下を見た様子です。
神棚にも彫刻があって豪華でした。
茶室や奥座敷、蔵も見事でした。
塀だけにへい~~~~~!驚くお城のような塀でした。
前庭、中庭、イングリッシュガーデンとあるそうですが、庭は積雪のため拝見することができませんでした。
網元の家では食事やお茶をいただくこともできるそうです。
氷見・網元の家 濱元家 詳細はこちら
食事等、お問い合わせ・ご予約はラ・セリオールへ(網元の家から徒歩5分)
TEL.0766-74-7111
『うまさ一番!富山のさかなキトキト取材旅』 目次
富山観光ナビ http://www.info-toyama.com/
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