「遠野」なんだり・かんだり

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2017 石鳩岡神楽交流会 其の参

2017-11-15 14:05:35 | 郷土芸能

カヤ葺屋根と一口で云っても、棟(屋根のてっぺん)の形は色々です。

 

交流会が行なわれたみちのく民俗村の旧小野寺家の棟は木製?の小屋根付きです。

同じタイプで遠野にあるものの代表は千葉家住宅となりますが、

 

一般的なのは、土淵町山口の水車小屋に見られる箱棟かと思います。

棟にヤマユリが咲いたり、ボールが載ったりしている風景を記憶している人もいるのではないでしょうか。

 

さて、交流会の其の参

 

綾内神楽さんの三韓舞です。

 

神宮皇后は住吉大神の神託により、竹内宿禰を総大将として三韓に遠征し、平定することになりますが、

最初に出てきたのは神宮皇后

(出演者が少ないと、私にも理解できます 笑)

 

三韓に渡った竹内宿禰

 

空中戦を交えた三韓王との激しい戦いとなり、後半にくずし舞で終わりです。

 

戦いの舞が終わった後は、石鳩岡神楽さんの天女舞

 

岳神楽系では天細女命(あめのうずめのみこと)という設定

 

とりら、とりらと~

 

女舞と呼ばれる優雅な舞いです。

 

替わって、平倉神楽さんの悪神退治の舞

 

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が豊葦原の中津国に降臨しようとしますが、

悪神悪鬼が国土を悩ましているために天穂日命(あめのほひのみこと)を派遣。

ところが三年経っても戻らず、武甕槌命(たてみかづちのみこと)と経津主命(ふつぬしのみこと)を遣わし、

悪神悪鬼を追い払ったという話だと、早池峰神楽鑑賞ガイドにはありました。笑

 

例により、赤面と緑面が誰と誰だかわかりません。笑

武甕槌命(たてみかづちのみこと)と経津主命(ふつぬしのみこと)でしょうか・・・

 

二人対一人の戦いということは、奥の一人は悪神悪鬼の類?

 

最後に、くずし

最初に物語の説明があると見る目が変わりますが、登場人物と舞手の組み合わせを考え始めると、

良いシーンを逃がしてしまいます。笑

 

この交流会では出番以外の時に、こうして皆さんが見学していますが、何とも良いものです。

 

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4 コメント

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その3 (掛け持ち人)
2017-11-15 20:40:22
悪神退治は岳流と大償流ではちょっと違います。大償流だと代わる代わる神様達が出て来て3つの場面で舞う構成ですが岳流だと3つ目の場面からのスタートになります。
話は変わりますがもしも遠野の共演会で天王舞をやったら遠野の方々リアクションが気になるとことふと思いました(笑)
遠野の神楽 (笛吹)
2017-11-15 23:50:28
掛け持ち人さんへ
遠野では、今のところ、式舞から神楽を数時間もかけて行うのは、大出早池峯と塚沢神社、それに準じるのは遠野郷八幡だけだと思うので、
まず、奉納させてくれる神社を増やすことが大事かと思っています。
おそらく来年から六神石神社でも行なわれるでしょうが、
色々な団体が好きな演目を披露するのではなく、
式舞に沿ったプログラムの後に、道化や荒舞のようなものを見せることで、
本来、神楽はこのようなものなんだ、楽しいものなんだと知ってもらうことが大事なような気がします。

演じる団体もできる演目が限られていると思うので、お互い被らないように調整することも必要かと。

なんでもでもいいから二、三演目頼む!では、なかなか天王舞まで行きつかないかと。笑

三韓 (阿部武司)
2017-11-16 07:05:00
かなり以前ですが早池峰流神楽を観たときに神楽衆が、この演目について「本当は余り大ぴらに出来ない」演目だと言っていました。本来後二文字付くのですが敢えて外す理由があったのですね。明治以降の歴史から考えると微妙な問題を含んでいる物語と言えますね。女舞の優雅さと荒舞の勇壮さが混在した秀逸の舞ですが何とも悲しい演目です。
調べると
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E9%9F%93%E5%BE%81%E4%BC%90
演目 (笛吹)
2017-11-16 10:46:29
阿部武司様へ
この演目を初めて見た時に感じた事柄ですが、あらためて勉強になりました。
見る側の受け取り方によっては、いろいろありそうですね!
神楽の演目の多くは、日本の神々を扱い、
それを伝えていたのが山伏であったということにも興味を覚えます。
それにもまして、それらの話を、舞にしてみせた神楽の発案者は、大したものだ!と思います。

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