「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

篝火シシ踊り奉納 臼澤鹿子踊

2016-10-12 08:48:46 | 郷土芸能

篝火シシ踊り奉納の二番目は、大槌町の臼澤鹿子踊さんです。

釜石・大槌地域は虎舞いや大神楽のイメージが強く、シシ踊りの影が薄くなりがちですが、

大槌町には、この他に金澤鹿子踊、上京鹿子踊、吉里吉里鹿子踊、徳並鹿子踊があり、

幕踊り系シシ踊りが古くから伝承されてきた地域とも云えます。

 

さて、この臼澤鹿子踊さん、私の中で強烈に頭の中に残っている場面があります。

 

2011 5.3 震災から50日と少し経った遠野のさくら祭り

南部氏入部行列等は行なわれず、震災復興イベントとして開催されたのですが、

 

そこに、臼澤鹿子踊さんが招かれ、踊ってくれました。

 

その時、いらっしゃった皆さんの何とも形容しがたい表情を忘れることができません。

その後、何度か臼澤さんを見る機会がありましたが、私の基本はこの時にあるような気がします。

 

さて、篝火シシ踊り奉納に進みます

 

元禄年間(1688~1703)に房州の船乗りたちが伝えた踊りがあったが、

天明年間(1781~1785)に茨城の鹿島神社を訪れた町民が「房州踊りに出会い、技術を習得して

故郷に伝えことにより完成したものだと、「釜石・大槌地域の伝統芸能」に紹介されています。

 

釜石・大槌には、この房州起源の鹿子踊が多く、その基となった房州踊りに興味津々です。

 

遠野郷を除く、幕踊り系のしし踊りでは現在も袴着用が多いようですが、

遠野でも戦争直後ぐらいまでは袴を着用していましたが、現在は股引きに落ち着いています。

集落単位で衣装を揃える余裕のない山村なので仕方がないことかもしれません。汗

 

この日、雌獅子狂いと思われる演目を踊り、目を惹いた鹿子は何と子供です!

 

柱がかりと思われる演目もあり、遠野郷のシシ踊りと非常に近いと感じます。

 

代表である東梅さんの説明にもありましたが、遠野と比べるとシシ頭も衣装も色鮮やか

 

笛の音程が高く、唄も軽やかに聞こえるぶん、踊りの動きが早くなるのかもしれません。

と、勝手に想像している次第です! 笑

 

篝火と照明の無い場所は暗闇、自分の廻りにどれだけの人がいるのかもわからない

状況となったところで、次回へ・・・

 

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6 コメント

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連載! (羚英)
2016-10-12 09:50:03
お仕事(本業)の方ははかどっていますでしょうか?心配です…(笑)
私は1ヶ月も前の出来事を今でもチマチマと書いているのに、笛吹さん凄いな…。
関東からの目に見えない空っ風(プレッシャー)に煽られているのでしたら、どうぞ屋内に退避して下さいっ(笑)

獅子舞・ししおどりの唄によく出る『鹿島』は何を意味してるんでしょうね。鹿島の神鹿がお輿に乗って奈良の春日大社に勧請されたから?
でもそれだと鹿限定になるのかも知れませんが…。

臼澤さんのカンナガラ、厚めでしっかりしていて、まさにあの荒ぶる踊りのためのもの!という感じですよね。
歌詞 (笛吹)
2016-10-12 13:32:04
羚英さんへ
大丈夫、仕事が飽きた時に編集作業しているので・・・。
早くアップしないと次の話題が古くなってしまうという都合もありますが。笑

歌詞には、鹿島、伊勢、宇治、京、山城、松島、武蔵野、熊野、会津、松尾、加賀・・・
地名が多くあり、有名どころといった感じです。

ネットで関東の三匹獅子舞系を検索すると、歌詞には東北のシシ踊りに類似するものが多くあることに気がつきます。
篝火しし踊り第3弾まで・・ (かりんちゃん)
2016-10-12 18:45:28
的確に伝わる文には、いつも感心させられているかりんちゃんです。アップされた画像を眺めているうちに、サクサクと篝火しし踊り第3弾まで進んでいることにも驚いています。勿論楽しませていただいていますよ。ありがとうございます(*^^*)
篝火で暖をとるさまには、ほっこりします。また、カラーと白黒・・暗闇に浮かぶししは、厳かでもあり少し怖い感じも伝わってきます。
電気の無かった時代の人々には、どのように映っていたのでしょう? などと想いも。
やっぱり、生で見たかったなぁ〜!来年こそは是非‼︎

話題がそれますが・・
「銀河のしづく」を食べ始めましたが、水加減に苦労しています。うちの御釜と相性が悪い?
ん〜美味しく炊けるコツがあるのでしょうか(_ _).。o○
しし (笛吹)
2016-10-12 22:15:00
かりんちゃんさんへ

子供の頃のしし踊りでは、子供や女性を見かけることはなく、
側にししが寄ってくるだけで、それはそれは怖い存在でした。
今回の篝火シシでは、周りに見物する人たちが大勢いたので、その恐怖感はありませんでしたが、
イメージとしては、白黒がその感覚に近いのかもしれません。

銀河のしずくは、美味しいと聞いていますが、炊飯器でも味が左右されるんですね~
我が家では、雑穀を混ぜたご飯が主流です。汗
Unknown (yuta)
2016-10-13 09:13:14
またまた拝見、こういう催しもしっかりレポートしていただけるので本当に感謝です。その分、笛吹さんの負担増となっているようで心苦しいのですが・・・(汗)。私も行きたかったのですが、翌日早朝から用事があったので断念。八幡という特別な場所、しかも夜の篝火のなかでの舞となれば、さぞや幻想的な光景だったのでしょうね。
臼澤鹿子踊は未見でしたが、面のデザインやカラーリングがまた遠野郷のものとは違って面白いです。遠野のししはシャープで質実剛健な感じですが、臼澤はポップ(?)でおしゃれな感じです。明色系というか・・・。袴姿は一見踊りづらそうですが、動きは割とスローなんでしょうか。
シシ (笛吹)
2016-10-13 11:34:58
yutaさんへ
公私ともに、忙しい日々が続いていますが、暇になるとヤフオクをはじめ、
ろくなことを考えないのでこの位がちょうど良いのかもしれません。笑
岩手県の旧南部藩領の内、海沿いの沿岸部のシシ踊りは臼澤さんのような雰囲気のものが多く、
盛岡周辺のものは、さんさ踊りと融合したような感じとなり、
遠野周辺になると御存知のとおりのものとなります。

今はユーチューブで確認できるので便利な世の中です。笑

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