「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

大槌町で郷土芸能を観る2

2013-02-16 14:14:44 | 郷土芸能

 

バタバタ続きだった数日、これからのバタバタまでの合間に、大槌町の郷土芸能のつづき

 

金澤鹿子踊

 

十年以上も前だったか、鍋倉山で桜祭り!ということで、市内しし踊り団体の他、この金澤鹿子踊を

呼ぶため、峠を越えてお願いしに行ったことを思い出す。

 

その祭りの当日、本当に来てくれるのか不安だったが、姿を見た瞬間のうれしかったこと

この金澤鹿子は、鵜住居や臼澤のしし踊りと異なり、宮古市茂市から伝承されている

 

吉里吉里虎舞

他の虎舞と違い、和藤内の出てくる演目について明確な伝承がある

江戸時代、三代目前川(吉里吉里)善兵衛が大阪竹本座にて近松門左衛門の浄瑠璃「国姓爺合戦」の一場面

「千里ケ竹」の虎退治に感動し、虎舞を創作したと云われる

 

学校でも取り組んでいるのかわからないが、子供たちが一生懸命

 

熱意の伝わる場面が多い

 

突然、表れる和藤内

 

和藤内の登場する他の虎舞と違い、和藤内がかっこ良過ぎ(笑)

 

見惚れました!

 

城内大神楽

起源については様々な伝承があるようだが、小鎚神社に最も縁ある団体のひとつ

 

気仙地域の神楽・権現様同様に獅子と子供がセット

 

宮古・遠野・内陸の神楽と異なり、明らかに大神楽の系統と思われるが、

住田町の天嶽虎舞のように大神楽に登場する獅子舞の風貌でありながら、虎舞と称するものもあり、

この大神楽と虎舞、そして、江戸時代の芸能集団「七軒丁」との関係をまたまた、空想

 

花輪田神楽

黒森から釜石市栗林の丹内神楽へ、そこから、花輪田へと伝承されたとのこと

登場した最初の様子を観た際は、どのようなものなのか想像できなかったが、

 

後々、納得

 

山の神

 

かなり熟練された舞い

伝承にあるように黒森神楽を彷彿させる見事な舞いでした!

 

つづく



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ジャンプ力 (kani)
2013-02-16 17:48:16
凄い(^O^)
神楽・・・伝統を一生懸命、地域の方々一眼と?ありゃ・・変換ミス
一丸か?笑 
そのジャンプに感動します・・・

虎舞い^^引かれてます(^^ゞ 傍でいつか必ず見たいです^^
オイラは、虎舞派です… (けばりすいじん)
2013-02-16 21:43:06
オイラは、このトラが好きです。
スゴい迫力があると思います。
盛岡駅の西口で見た時から、おおっ怖って感じでいます。
歯茎?の赤が後を引いてます…
大槌の郷土芸能 (笛吹)
2013-02-17 09:55:42
kaniさんへ

いつか見て下さい。
虎舞 (笛吹)
2013-02-17 10:05:32
けばりすいじんさんへ

大槌町長が宝庫と自慢するだけあって、なかなか見応えのある郷土芸能祭でした。
遠野の祭り好きな方々の郷土芸能を観る目は、厳しいものがありますが、
私でも堪能できるほどで、すばらしかったです。

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