「頭がよくないもので・・」、ってなことをつい言ってしまいますな。
同じ間違いをすると、言います。そんなとき、
「同じ間違いをするな!」と怒られたりもしますな。
しかし、一回でできる方と、二回でできる方と、
何十回もかかる方と、結果でみれば、同じですな。
初対面の方には、相手が何十回も失敗を繰り返した方だとは、判りませんな。
早いはなし、「できる」ということには、変わりないということです。
「ワタシ、これ、一回教えてもらってできるようになりました。へへ」
その男、頭の上で独楽を回しております。
「カタイ頭してますなぁ、ええ。どんな頭してるんです?」
頭を覗き込みますと、
「違いますよ、頭で独楽を回せることに驚きませんか?」
「だから、驚いております。随分とカタイ頭してますな」
「こんなふうに回せますか?」
男は、紐をグイッと引っ張りますと、頭に載せます。
「ほほー、とてもワタシにはできません。何度やってもできません」
後日、違う広場を歩いておりますと、
「おや、ここにも頭で独楽を回してる御仁(おひと)がいる」
近寄って行きますと、
「どうです?うまく回ってますか?」
その男が、訊きます。
「上手に回ってますよ」
「ワタシは、何度となく練習してや〜っと、できるようになりました」
「あなたも頭をカタクしたいんですか?」
「ちがいますよ」
「それでは、頭で独楽を回すと何か得になるんですか?」
「それはね・・・」
男は、頭で回り続ける独楽を上目使いに見ながら、
「・・・」
「頭をカタクしたいのか、とトンチンカンなことをいう男に会えると、聞いたもので・・・」
これでは、どちらが興ろいのか、判りませんな。
同じ間違いをすると、言います。そんなとき、
「同じ間違いをするな!」と怒られたりもしますな。
しかし、一回でできる方と、二回でできる方と、
何十回もかかる方と、結果でみれば、同じですな。
初対面の方には、相手が何十回も失敗を繰り返した方だとは、判りませんな。
早いはなし、「できる」ということには、変わりないということです。
「ワタシ、これ、一回教えてもらってできるようになりました。へへ」
その男、頭の上で独楽を回しております。
「カタイ頭してますなぁ、ええ。どんな頭してるんです?」
頭を覗き込みますと、
「違いますよ、頭で独楽を回せることに驚きませんか?」
「だから、驚いております。随分とカタイ頭してますな」
「こんなふうに回せますか?」
男は、紐をグイッと引っ張りますと、頭に載せます。
「ほほー、とてもワタシにはできません。何度やってもできません」
後日、違う広場を歩いておりますと、
「おや、ここにも頭で独楽を回してる御仁(おひと)がいる」
近寄って行きますと、
「どうです?うまく回ってますか?」
その男が、訊きます。
「上手に回ってますよ」
「ワタシは、何度となく練習してや〜っと、できるようになりました」
「あなたも頭をカタクしたいんですか?」
「ちがいますよ」
「それでは、頭で独楽を回すと何か得になるんですか?」
「それはね・・・」
男は、頭で回り続ける独楽を上目使いに見ながら、
「・・・」
「頭をカタクしたいのか、とトンチンカンなことをいう男に会えると、聞いたもので・・・」
これでは、どちらが興ろいのか、判りませんな。










