Entrance for Studies in Finance Gooblog Edition
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みずほ総合研究所『ポスト金融危機の銀行経営』金融財政事情研究会, 2014
証券化の問題 1)証券が複雑になりリスクや価格に妥当性について投資家は格付けや信用補完措置に依存。格付け機関の信頼低下により混乱。2)転売を前提にしたビジネスモデルで貸出組成段階で規律にゆるみ。3)証券化商品を担保にした短期市場性資金への依存。市場価値への懸念に脆弱。4)規制のループホール、アービトラージ。
loophole:means of evading a rule without breaking it 
arbitrage:the practice of buying in one market, and selling in another to make a profit from the differences in price 
リーマン以後の特徴 バーゼルⅢ 2013年から導入 2019に完全実施(Tier 最低水準6% 総資本8% ここまで2015+資本バッファーをその後毎年上げて込みで10.5%が2019 流動性カバレッジレシオも2015に60% 毎年引上げて2019には100%)
buffer:something which lessens the force of a blow or collision

1)危機の主要プレイヤーであるシャドーバンク。銀行のリスク業務への批判。2)ミクロ的な健全性規則だけでなく金融システム全体の健全性を重視するマクロプルーデンスの重視(G-SIBsへの追加的自己資本要件やカウンターシクリカル資本バッファーなど)。3)大きすぎてつぶせない問題…大手金融機関解体論くすぶる。4)当局による金融監督、金融機関自身の内部規律、取引相手による市場規律のなかで、内部規律論に批判。当局による金融監督に重点へ。

2010.07 米ドッドフランク法Dodd-Frank Act 銀行とその関連会社 銀行持ち株会社に リスクに高い自己勘定トレーデイング業務ヘッジファンド PEファンドへの出資を原則禁止などのボルカールールが話題 2013.12 最終ルール確定

     Cosumer Financial Protction Bureau(CFPB)の創設:消費者保護 金融機関の慣行に幅広い権限

  Financial Stability Oversight Councilの新設:システミックリスクのモニター(監視)と権限、非銀行金融機関の規制監督 

背景にある問題 大企業の資金調達が証券に移行 借入比率の低下 金利マージンの低下 ➡ ユニバーサルバンク(商業銀行と投資銀行の業務を併せ持つ)化の進展 投資銀行IB マーチャントバンクMB

 1988  クレディスイスが米ファーストボストン(IB)を買収 CSFBを設立

 1989   独ドイツ銀行が英モルガングレンフェル(MB)を買収

 1995   独ドレスナー銀行が英クラインオートベンソン(MB)を買収

 1995   スイス銀行が英SGウオーバーグ(MB)を買収

 1997 スイス銀行が米ディロンリード(IB)を買収 UBSとスイス銀行が合併(UBS) 

 1998 米シティとトラベラーズ(ソロモンブラザーズIB。スミスバーニー)の合併 商業銀行と投資銀行の大型合併事例

 1999   GLB グラムリーチブライリー法成立 銀行証券の業際規制の撤廃

 1999   ドイツ銀行が米バンカーズトラスト(IB)を買収 

 2000   CSFBが米ドナルドラフキンジェンレットを買収

 2000   UBSが米ペインウェッバーを買収

 2000   米チェースマンハッタンとJPモルガンの合併(➡JPモルガンチェースは2008にベアスターンズを買収)

 2008   独コメルツ銀行が独ドレスナー銀行を買収

 2008   米バンクオブアメリカはメリルリンチを買収

 2008   米リーマンブラザーズLehman Brothersを英バークレイズ(北米)と野村(北米以外)が買収 

 2008   米ゴールドマンサックスGoldman Sachs 米モルガンスタンレーMorgan Stanleyはそれぞれ銀行に業態転換(純粋の投資銀行の消滅?)

投資銀行investment bankの業務

 プライマリーprimary業務 発行市場プライマリ―市場の仕事 債券株式の引き受け M&Aなど

2000年代に入ってトレーディング業務が拡大

 トレーディング業務 流通市場での仕事 1)ブローカレッジ 2)マーケットメイク 3)自己勘定取引=プロップ取引或いはプロプライエタリ 取引 ➡ 2000年代に入り トレーデイング業務の比重が急激に高まる(背景 プライマリでの競争激化による収益低下 市場としては流通市場は圧倒的に発行より大きい 金融資産の比重が預金以外の商品にシフトしている)

proprietary:denoting or suggesting ownership

proprietor:owner of a business establishment 

2008金融危機以降の業務の変質

 トレーディング業務 短期の市場性資金に依存 レポ取引やCPなど 自己取引拡大 店頭取引拡大 シャドーバンクとの複雑な取引 脆弱性の露呈 ➡ 複雑な商品を避ける 対顧客取引中心 取引所取引中心 過剰なレバレッジの抑制 預金基盤の重視 トレーデイング業務の抑制



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