お食事日記 

胃がんにより胃全摘
その後の食事のこと後遺症のこと、抗がん剤治療のこと 毎日のちょっとしたこと

意見の相違

2011-11-22 21:21:38 | 胃ガン
さて、本日、相棒は検査入院中。
お通じがないので、レントゲンを3度、1時間おきにとる。
腸閉塞はおこしていないということで、ひと安心。
消化器の動きは、全体的によくないこともわかった。

相棒は病院に行く前に、ものすごくナーバスになっていた。
もちろん私も、この2ヶ月(いや、この3年ずっとだな)ナーバスだった。

食事をとる→腹痛とか吐き気→腸閉塞か???
ずっと毎日ビクビクしてる。

相棒の想いと、私の想い、全部同じというわけではない。
相棒の想うようにすればいいと思うけど
私の想いも受け入れてほしいと思うこともある。

今後のことで、主治医と看護師の前で、夫婦喧嘩勃発となりかけた。
少し時間をかけて、話す必要があるかな。

この3年、相棒の姿をとなりで見てきた。
手術前の検査、入院、手術、そして抗ガン剤のつらさも
病院で付き添い、通院に付き添い、自宅療養もずっと側にいた。
一日もかかさず、ずっととなりにいた。

君が苦しんでる姿は、よく知ってるよ。
だから、がんばってって言えない自分がいる。

検診にて

2011-10-19 21:23:58 | 胃ガン
昨日は検診。

私がお手洗いからもどってみると相棒の姿がなく
採血に行ったのかと思って待っていると、診察室から出てきた。
気になることがあったので、採血の前に診察をしてもらっていた。
このこと 気になる方はこれです

先生から問題ないと言われたそうで、一安心。
また手術になるかもしれないと、二人で眠れない夜を過ごしていた。
採血をすませ、昼食をとるため売店へ。
まだ外食するのが怖いので、サンドイッチを食べた。

診察の時、先生から医療用麻薬の話をされたそうで
すこし寂しそうだった相棒。
痛み止めで楽になるならその方が良いし
WHOでも世界的にも悪いものではないと言われている。
逆に日本は使わなさすぎるとも言われてる。
相棒も退院してからしばらくはロキソニンも服用していなかった。
女子は痛み止めに馴染み深いけど、男子はあまり馴染みがないのかもしれない。

そんな話をしながら食事も終え、血液検査の結果が出るまで
じーっと待ち、再度診察。
うーん、ceaは上がってるけど、他はほとんど正常値・・・
肝機能、腎機能、白血球も正常値、しかも貧血もなし。
開腹手術をしたとは思えない検査結果。

私が加わったので精巣は今の状態では心配はないと再度説明をしてもらう。
相棒は痛み止めを飲んでも判断力が落ちたりしないのか
不安に思うことを聞いていた。
医療用麻薬は身体に悪いものではなく、痛みを我慢する方がよくないこと
痛みは我慢するのではなく、早く言ってほしいとのことだった。

お年寄りで痛いのにずーっと我慢してしまう人がいるそうで
医者としても言ってもらわなければ、どうすることもできない。
相棒に説明というより、私への説明とも思われる。
医療用麻薬を使うことだってあるかもしれないから、
言っておくということだったようだ。

相棒の場合、自分で判断するし自分で調べるので
言いにくいことでも、ぶっちゃけたことをいうからね
とよくおしゃっている先生。

さて、肝心の抗ガン剤はシスプラチンの提案だった。
カンプトかシスプラチンかと思ってたけど、やっぱりシスプラチン。
イメンドがよく効いてくれるとありがたいかな。
しっかり体力をつけてもらうとしよう。

明日は手術

2011-09-27 22:54:01 | 胃ガン
日曜に急遽入院となり、一週間早まり明日手術となった。

昨日、先生から今回の手術の説明を相棒と二人で聞いた。
ストーマを設置するかもしれないこと、お腹の中のこと、手術後のこと
実際に開腹してみなければわからないけど、
楽なことではないことは、はっきりしてる。

今日は下痢となり、お腹がすっきりした相棒。
休憩スペースでゆっくり話をすることが出来た。
手術のこと、術後の回復のこと、ストーマのこと
仕事のこと、これから先のこと
不安なことばかり。

話の途中、すごいキィキィと鳴る点滴台を
押して歩いている人がいて、その音でつぼに入ってしまって
二人で笑いをこらえるのに必死となった。
相変わらずの私たちかも。
看護師さんも気にしてないので、院内では気にならない音らしい。

相棒はメールやブログにコメントをもらったり
嬉しそうだった。
他の誰かに気にかけてもらうって、心がほんわりする。

今日は自分の用を済ませてきた。
これからしばらくは、相棒のサポートに全力をあげるといたしましょう。

ランチとCT検査

2011-09-11 00:48:39 | 胃ガン
先週の木曜日にCTの予定が故障していたため、
検査が火曜日に延期となっていた。
午前は相棒も私も仕事に行き、午後から病院で合流。
検査の後、診断までに時間がかかるのでランチをとることに。
病院の食堂にも飽きたので、外で食べることにした。

外食でメニュー選びには、注意がいる。
病院の周辺はビジネス街ということもあって
ボリューム満点のお店がほとんど。
相棒にはきびしいですな。

相棒はコロッケ定食、私はハンバーグ定食。
注文をしてすぐに病院から結果出ましたーと連絡が。
食事はゆっくり食べたいけど、気はあせりまくり。
早々に病院に戻った。

CT検査では再発と思われる所見ではないとのことだった。
良かったと言いたいんだけどね、と前置きをした先生は
自分の見解を図に書きながら説明してくれた。
今回のCTでは分からないけど、何かが尿管を圧迫しているとも考えられる。
そのためpetで尿管に反応があったとも考えられる。

画像にうつらない何か・・・

petでもCTでもはっきりしない状況はかわらない。
結論をすぐ出すことはできない。
次の診察の予約を入れてもらって、診察室を後にした。

その後、ランチのご飯を調節した相棒だったけど、
やっぱりお腹がしんどくなり病院のロビーでしばらく休憩をとった。
外食するとよくあるけど、食事のペースが早くなってしまうらしい。
お腹も心も、しんどくなってしまった。

が、家に帰っておやつを食べていた相棒と私だった。

心配はつきることがなく

2011-08-25 22:50:36 | 胃ガン
癌患者にとって、再発や転移の恐怖はずっとつきまとう。
これが現実となると、ほんとにへこむ。

今日は月1の検査だった。
相棒はマーカーの変化がよく出るので、マーカーの推移が重視されている。
なので毎月の血液検査は、私も相棒もとても神経質になっている。

この2ヶ月腫瘍マーカーceaの上昇が続いていた。
今月はさらに急上昇していた。
身体の中のどこかで、増殖している。
相棒の自分の見解を聞いた先生も同意見だった。
pet検査をすることにした。
まず全身の状態を把握する必要がある。

pet検査は過去4回受けたけど、1度も異常は発見されていない。
去年の大腸に転移がわかったのも、petではなく大腸内視鏡だった。
検査はほかにも必要になる可能性もある。

まずは相手がどこにいるのか、それを確認しなければ先には進めない。
冷静に、そして確実に。

病院を後にして、二人で近所のお店でランチをとった。
意外にタフな自分がいるかも。
落ち込んでなど、いられないかな。

あれから

2011-07-28 23:11:47 | 胃ガン
3年前、相棒は胃ガンの告知を受けた。
というか、その時私も同席していたけど
そっけないと思うほどの告知だったことを思い出す。
外科に紹介しますとの内科医の簡単な話だった。

後日、外科を受診して、現在の主治医と出会うことになる。
ということで、主治医とのつきあいはもう3年になった。
相棒の診察について行き診察室に私も入る。
主治医と相棒と私、三者面談となっている。

あっという間の3年、やっと3年、まだ3年・・・
手術をし、抗ガン剤を受け、そう3年も抗ガン剤を続けているわけだ。
手のしびれも進行したし、足のしびれもとれることはない。
ずっと立ち続けることも難しくなった。

がんと就労、asahi.com http://www.asahi.com/health/ でシリーズ化されている。
働きながらの病気と向き合うことは、なかなか認知されないことも多い。

仕事ができるなら大丈夫、入院していないから大丈夫・・・
そんな風に思われがちだけど、実際は、身体と向き合い、心を奮い立たせている。
出来ること、出来ないこと、選択をしながらの毎日だ。

病院に行く

2009-12-25 02:15:36 | 胃ガン
腹空鏡での検査から1週間も過ぎた。
細胞レベルでの検査結果を聞きに行く。

検査の時に腹膜を何カ所かとり、腹水も採取していた。
まだ診断結果が出そろっていないとのことだったけど
今日の段階でそろっている結果では、がん細胞は見つかっていない、
とのことだった。

ただ腫瘍マーカーも急上昇していることもあり、
年明けから、タキソールをチャレンジすることに。
あまり副作用で吐き気はないみたいだけど
個人差もあるので、やってみないことには分からない。
薬によって副作用も違うので冊子をもらってきた。

そして、ここのところずーっと右肩を痛がっているので
整形外科の紹介状も書いてもらう。
外科のとなりが整形外科なんだけど、同じ病院でも紹介状がいるらしい。
pet検査でも右肩に炎症が見られるとの所見が出てたけど、骨というより四十肩っぽい。
こちらも年明けに予約を入れてきた。

11時30分の予約だったけど、精算まですませると13時を過ぎていた。
毎回のことだけど、正直ぐったり。

相棒が焼き肉弁当みたいな物をがっつり食べたいと言い、私も賛成。
焼き肉は危険だよねーということで、吉牛を食べに行くことに。
牛丼Bセット+玉子を完食した相棒・・・
私も同じセットを食べたけど、かなり苦しかった。
食べた直後は平気だと言っていた相棒も家に帰って二人で消化剤を飲み
そのままダウンしてしまった。
これだけ食べれれば大丈夫、1週間前にお腹を切った人とは思えないけど。

先生が抗ガン剤の説明をしていた時、シスプラチンによく効く制吐剤が新しく出たと言っていた。
相棒は使用することが出来なくて残念だけど、嬉しい情報だった。
もっとこんな薬が出てくれると、本当にありがたい。

病院に行く

2009-08-24 23:32:22 | 胃ガン
今日は検査結果を病院に聞きに行ってきました。

今日は珍しく外科外来がすいていて、予約時間の前に呼ばれました。

木曜に受けたPet-CTの検査結果は『異常は認められない』とのこと。
一安心です。

相棒は後期ダンピングになった時に、放っておくとどうなるのか先生に聞いてました。
低血糖になった状態はブドウ糖を栄養にしている脳にとっては危険なことなので、
早目に対処するようにと言われてました。

外出時にはキャラメルかビスコ(胚芽入り)を相棒は持ってます。
私もバックの中に同じように入れてますが、ブトウ糖も持ってます。
定期的に何かを補給するようには気をつけてますが、これも予測つかないこともあるので
注意することにこしたことはありませんね。

今日は看護学生さんのアンケートに答えて欲しいということで、相棒がアンケートに答えてました。
胃切除の人を対象にアンケートをとってたらしい。

その後、精算前に逆流になりアップルジュースで流してもらいました。

自宅に戻って昼食にカレー冷や麦を食べ、すこしゆっくりして
相棒の両祖父母のお墓参りに行ってきました。
お盆にはお参りに行けなかったので、良い報告もできて良かったです。

健康診断

2009-06-18 18:28:06 | 胃ガン
今日は6月18日。
去年のこの日 相棒の会社で健康診断があった。

その前年からペプシノゲン検査もオプションで受けていた。
この年はペプシノゲン検査と腫瘍マーカーの検査(CEA)も
オプションで受けようと決めていた。

以前、慢性胃炎だった形跡があると健康診断の時に言われたことがあったし
大腸のことも気になるので、オプション検査も受けることにしていた。
相棒はもともとお腹が弱い体質だったこともあったし。

何かこれといった自覚症状があったからというのではなく
マイホームの建築が本格化し、もう少しで契約という時期だったので
ちょうど健康診断もあるので受けておこうかという感じだった。

オプションを申し込むとき、胃のバリウム検査を受けるので
若いし特に受けなくてもいいのでは と言われたそうだ。
胃腸が気になるなら病院に行くと良い薬がありますよ、とも言われたらしい。
まぁ、確かにそうなんだけど。

結果はバリウム検査、ペプシノゲン、腫瘍マーカーの3つとも異常が認められた。
検査の結果、胃がんのため胃全摘の手術をうけることになった。

健康診断だけでなくオプション検査も受けてみた方がいいのかもしれない。

今日で半年

2009-02-20 22:19:52 | 胃ガン
去年の8月に胃の全摘手術をうけて今日で半年になります。

ホントはおいしいものを食べたり、何かお祝いしたいけど
ts-1も5日目になると副作用が出てるし。
そう思って月曜にケーキを買ってきてました。

手術後のペインコントロールがうまく出来なくて、
歯をくいしばって耐えてました。
看護師さんに早めに痛くなったら教えてほしいと言われましたが
普通に話をしていて、いきなり痛みは激痛に・・・

激痛になってからでは痛み止めが効くのに時間がかかるようで
硬膜外をプッシュして、点滴に入れてもらって、注射をうってもらって
座薬を入れてもらって、でも全然痛みはおさまらない。
交通事故でおった前歯が折れるんじゃないかと心配しました。

看護師さんに聞いたら、女性よりも男性の方が痛がるのだそうで
先生は、若い男性は筋力があるから、余計に痛い。
まだ若いってことだよって笑って教えてくれました。

あれから半年。
最近では、毎日ベースを弾きまくってます。
ベースの改造もやってます。
胃がなくなった後遺症もあるし、抗がん剤の副作用もあるけど
本当によく頑張ってます。尊敬です。