日々の感想文

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落合監督の采配の意味

2007-11-02 20:24:25 | 社会全般
落合監督采配にファンの意見真っ二つ(日刊スポーツ) - goo ニュース

安易に山井降板采配への批判をしている人は、以下を思い出して欲しい。

まずは2004年の日本シリーズである。
3勝2敗と先に大手をかけていた中日だが、第6戦、第7戦と負けている。更にいってしまえば、第6戦は6回までリードしていた。本当にあとわずかで、優勝していた。
でも、勝てなかった。全力を尽くしても、わずかな死角が出来れば負けてしまうのが日本シリーズである。

それを踏まえたうえで、以下の動画を見て欲しい。
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これは、1989年に巨人の斎藤雅樹が9回まで完全試合をやっていた試合である。
九回に打たれた斉藤は、そのまま崩れて最終的にサヨナラ3ランを打たれて敗北している。

そしてそのホームランを打った人物。それこそ、現役時代の落合監督である。完全試合が壊れたときの怖さを知っているということである。崩れるのは投手だけでなくチームが、そして記録阻止した側の勢いが飛躍的に増すことも知っているわけだ。


完全試合を達成を采配で逃すということが惜しくないか、と聞かれたら極めて惜しいと言うのが本音だ。
だが、それでも采配を下したということは、過去を見て未来を開けるという力に長けていること。それも批判を恐れず開けるあたりやはり落合監督は只者ではない。

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