地域のコミュニティだよりの中に「街の玉手箱」というコーナーがあります。
原稿依頼を受けたので、室積探訪かるたを紹介することにしました。
以下、原稿の下書きです。
【室積探訪かるたの作成】
室積新開の海浜荘内にある光市福祉作業所に勤務して五年目、自宅から街並みを散策しながら通勤しています。その途上、由緒ある建屋が解体され、日ごとに更地になっている姿を目にします。生活の利便性故に室積から他地区に移る人多いようです。これまで築かれてきた室積の遺産が風化・消滅してしまわぬよう、何かの形で記録に残しておく必要性を痛感しています。
福祉作業所の利用者の仕事の一つに印刷業務があります。仕事の中味は、香典礼状・製本・名刺・年賀喪中ハガキ・自治会関係の冊子の作成などです。そうした印刷業務の合間をぬって、懐かしの室積の風景・文化を室積の記憶遺産としてリーフレットや写真パネルに残す試みもしています。
今年度、名刺作業の一環として室積探訪かるたを作成しました。名刺作業は一箱100枚単位の注文になります。そこで、読み札50枚・取り札50枚にして「古里の歴史を風化させることなく、子孫に伝え続けていこう」という一念で作成しました。光井→浅江→島田→大和と順次作成、現在は「光探訪かるた」として千円で販売しています。購入希望者は作業所までご連絡を!