ショートストーリーズ

趣味のカメラで撮影した写真から紡ぎだすショートストーリー
*アプリからの更新が中心です。

どうすればよかったのかな?

2016-10-16 10:16:54 | 日記

仕事帰りによく立ち寄る日本料理屋がある。今日もその店に行くと先客がいた。女性の2人組。そのうちの1人がだいぶ酔いが回っているようで、だいぶ管を巻いていた。

「私だって誰かに選んで欲しいし、ここにいていいんだと認めて欲しいよ。そんな当たり前のことすら叶えられないなんてさ…私の何が駄目だったのかな。私だって好きで1人でいるわけじゃないのにさ…あんなこと言われたくないよ」

泣きそうな…感じではなく、達観視しているような感じだけれど……

「みんな誰かに必要とされたいと思っているんだよ。だけどさ、うまくいかないことの方が多くて…だから、自然にだんだん色んな気持ちをちょっとずつ諦めちゃっているんだよ。それじゃ駄目だってこともわかっているんだよ。でも、どうしようもないから、泣きたい気持ちを笑い飛ばして…そうやって生きていくしかないじゃないの…」

横の席で美味しいお酒と料理を楽しみながら横から聞こえてくる会話を聞いていて、いつかのドラマで誰かが言っていたセリフとほぼ同じじゃねえか…と思った。

こんな話を聞けるのはお一人様の特権だろうか。

同じ悩みを抱えている人って声に出さないだけでたくさんいるんじゃないだろうか。私もその一人なんだけれど。贅沢な悩みでしかないのかもしれないし、「贅沢な悩みだ」と言われてもしょうがないのはわかっているけれど…

はっ…

止めよう止めよう…お一人様なんだからネガティヴなことを考えてしまうとせっかくの美味しいお酒と料理が台無しになってしまう。余計なことを考えずに、明日への英気を養うことだけを考えよう。

その後はただひたすら飲んで食べて顔見知りになった店主と他愛のない話をして店を後にした。先ほどの女性2人組は…話が盛り上がり飲み続けていた。1人で来て1人で帰るような人間に比べればましで、楽しい時間を過ごせないよりも過ごせた方がいいけれど…どっちもどっちなような気がしてだから…

また変なスイッチが入ってしまったので、帰宅後もう一杯飲んでから眠ろうと思った。
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