フットベット作製

2016-10-10 13:09:19 | 日記

フットベット作製

ラストが完成したら、次はフットベット作製です。

フットベットとアインラーゲンの違いは、
”アインラーゲン”は、「EIN(入れる)・LAGEN(板)」 の訳のとおり、
靴の中に入れる板です。

つまり、 靴があって、その靴の中に後から入れていくインソールです。

それに対して”フットベット”は、靴を作る前に完成させます。
靴が無い状態で足にぴったりのインソールを作ってしまいます。
その為、どのような足の形にも対応できます。

フットベットは、はじめにレザーを固定します。

レザーの次は、ペロッテと縦アーチを入れていきます。

次に、フットベットの骨組みとなる芯材を入れます。

最後に、コルクとEVA系素材で完成を目指します。

ヒールの高さとトゥスプリングを合わせて完成です。
フットベットは、足に合わせるだけでなく、
縦アーチ・横アーチ・ポルスター調整・
ラテラルウェッジ・メディアルウェッジ・脚長差補高・
ローリングなど様々な靴調整を入れて作ることが可能です。

その為、さまざまな足のトラブルに対して、
歩きやすい靴を作製することができます。 

フットベットが完成したら、ラストと固定をして靴づくりの型紙作製に移ります。 

 

 


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