ふりとものFree tomorrow

Are you free tomorrow?
人と動物と地球環境に優しい社会を目指す起業家「ふりとも」公式ブログ

某市の「起業スクール」について書いてみる・・その4

2015-07-03 23:34:07 | 日記
同シリーズ第4弾です(笑)※過去に3回ほど同じテーマで記事を書いています。

某市の「起業スクール」について書いてみる・・その5

某市の「起業スクール」について書いてみる・・その3

某市の「起業スクール」について書いてみる・・その2

某市の「起業スクール」について書いてみる

「ふりとも」としては、市が「起業スクール」を企画し、広報で希望者を集め、
委託する「専門家」たちとマッチングさせること自体はやってもいいと思って
います。そういう場が身近にあるのはいいことだと思っていますよ。
それでも「起業スクール」の開催には、貴重な公費を投じているのですから、
ある特定の「士業」さんたちだけが恩恵を受けるようなことはやってはならない
と思いますし、まして市外の業者を毎回呼ぶのは如何なものか?と思っている
んですよね。※某広告業の社長のように、市外の一業者を特別視するな、と
思います。

そして様々な起業家を受け入れたいのであれば、毎回「起業スクール」の講師も
入れ替えるべきだと思っています。講師にも得手不得手があり、得意なジャンルと
全く経験の無い、素人同然のジャンルもあるわけです。それを全て一括りにして
片付けるというのは、ちょっと強引だし、無理があると思いますよ。

これまで同窓生の何人かが実際に起業され、中には国からの補助金申請も下りて、
スタートした方々もおられます。本当に良かったと思いますが、それって、
「起業スクール」のおかげ?講師のおかげ?と言えば、正直言って関係無いと
思います(苦笑)
百歩譲っても半々ではないでしょうか。
もしかしたら、全然そうじゃない!とんでもない!という可能性もあります(笑)

そう言い切る理由として、こんな実例をご紹介します。

某市の「起業スクール」で講師を務めた「士業」さんの一人、現役の税理士さんが、
ご自分で新たな事業を立ち上げ、自ら補助金申請をしました。「士業」さんは自分で
こういうことが出来るから特権ですね~。ところが、この税理士さんの提出した、
補助金申請は却下
されたんですよ。つまり、1円も補助金を貰えなかったんですね。
現役の「士業」さんで、「起業スクール」の講師を務めるほど信頼できる税理士さん
ですが、申請が通りませんでした。自らの新規事業に際し、補助金申請書類をばっちり
揃えたはずじゃないですか(笑)だって自分の新規事業ですよ?
それでも税理士さんの書いた補助金申請は下りなかったわけです。
皆さんはどうしてだと思いますか?

勿論、国(県)からの補助金申請の可否について理由は一切開示されません。
ですから、落ちた理由が何なのかは誰にも分かりません。推測するしか無いの
ですが・・

言えることは、補助金申請が通るかどうかは、起業される「事業主」のビジネスプラン
が補助金の目的に適う範疇であって、現実的なもの、且つ補助金申請を受けるに値する
魅力的な事業内容かどうか
ということではないか、と。
もっと言えば、補助金申請が通るかどうかは「士業」さん自身の力量や功績では無い、
ということです。申請書類だけ、小奇麗に仕上げ、期日までに提出すれば簡単に通るもの
でも無いということです。

まとめると、補助金申請の可否は「事業主」の思い描くビジネスプランがどれほど実現可能
なものかどうかに掛かっていて、書類の書き方をアドバイスする「士業」さんたちのスキル、
力量に依存するものではない、ということです。

この税理士さんはよほど悔しかったのか、書き方が悪かった、と周囲に言い訳していた
らしいですが、そういうのはスマートじゃないですよね(苦笑)それに、Youに依頼する
クライアントも居るんだし、そんなことを言い出したら、顧客に対して失礼じゃないか
と思うわけです。正直に、自分の事業プランが補助金対象の事業として認められなかった、
ということを「認める」べきじゃないかと思います。
それか本人の実力が無いかどちらかだね(笑)

そうなると、「起業スクール」を修了したからと言って、起業が出来るとは限らない、
起業に伴い、国や県から補助金を貰えるという保証は何処にも無いわけです。
どんな「士業」さんが支援してくれたとしても、確実なことは誰も言えないのです。

そしてもう一つ重要なことは、実際に起業した方々というのは「起業スクール」に行った
から起業したのでは無いということですね。たとえ「起業スクール」に行かなくても、
恐らくはご自分で起業したと思われるということです。実際、話を聞いてみると、殆どの
方が「起業スクール」に参加する以前から、自分で起業することを決意し、時間を掛けて
具体化した計画を練っていました。ある方は起業する前から、活躍がメディアに取り上げ
られていたり、独立前から相応のキャリアを積み上げていたり、既に何らかの実績を出して
来られた方々だということです。ある日、突然に起業を志し、たまたま「起業スクール」に
行って、そこで良い出会い?があったから起業出来ました、という「なんちゃって起業家」
では無い、ということです。

勿論、「起業スクール」で学べたこともあるでしょう。それについても当ブログで書いて
きました。しかし、「起業スクール」に行かなければ、起業が難しい、起業が出来ない、
というものでは決してありません。「起業スクール」を出たから、国(県)からの補助金申請
が下りた、起業出来たということも有り得ません。先に書いた通りです。

ですから、起業したいんだよな~と思った時、そういう人を「カモ」にして、沢山のお金を
引き出そうとする、様々な媒体の人間たちが近づいてきますので、最大限レベルの注意を
払って対応して欲しいと思います。大抵は都合の良いこと、調子の良いことしか、言って来ない
ものです。自分たちにメリットがあると思うからこそ、近づいてくるわけですので、言葉巧みに
言い寄られても、はっきりNOと言いましょう(笑)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿