前々から気になっていた輸入盤CD 『ROCKET 88』 をディスクユニオンで購入。1981年に発表されたライブ盤で、今回ようやく Wounded Bird から待望の初CD化されました。チャーリー・ワッツやイアン・スチュアートが参加(プロデュースもイアン・スチュアートが担当)している作品なので、ストーンズ・ファンには昔から有名なアルバムだと思います。
僕が購入した動機は、本作にアレクシス・コーナーとジャック・ブルースが参加していたから。とくにジャック・ブルースは、ベース以外に2曲目「Waiting For The Call」で、素晴らしいヴォーカルまで披露しています。本作はロックでもジャズ・ロックでもない、どちらかというと完全なジャズ・アルバムなのですが、そんな中で参加しているジャック・ブルースの唄声は、存在感がありつつも、アルバム全体を通して聴いてもまったく違和感がないところがスゴイと思います(苦笑)。完全に自己消化して演奏している感じがしますね。
他者名義のゲスト参加作品でも、これだけ堂々と自己を表現しているのですから、ジャック・ブルース卿やはり只者ではありません。ジャズのライブ盤として聴いてもなかなかご機嫌な作品ですので、オススメの一枚です。
◎ 『ROCKET 88』 (Wounded Bird Records, WOU-9293)
01. Rocket 88
02. Waiting For The Call
03. St.Louis Blues
04. Roll 'Em Pete
05. Swindon Swing
06. Roadhouse Boogie
07. Talking About Louise
Charlie Watts: Drums
Jack Bruce: Bass (Vocal on track 2)
Alexix Korner: Guitar (Vocal on track 4 & 7)
Bob Hall: Piano
George Green: Piano
Ian Stewart: Piano (track 5)
Colin Smith: Trumpet
John Picard: Trombone
Don Weller: Tenor Sax
Hal 'Cornbread' Singer: Tenor Sax
Produced by Ian Stewart