こちら書店で立ち読みしていた時に発見した一冊です。
シーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠氏が60年代ロックの魅力をリアルに綴った「初のロック自伝」と帯に書かれております。おお、あの鮎川氏も遂に自伝を書く域にまで達しましたか(笑)。CDジャーナルムックの新刊で価格は1800円+消費税でした。
本書では、鮎川氏がこれまで関わってきた(聴いてきた)いわゆる60年代ロックを中心に、自分が体験してきたことと重ね合わせて半生記のような形で語っております。リアルタイムでこれらの音楽を聴いてきた方には、うんうんたしかにそうだよね、と相槌を打ってしまう、たまらない話が満載されているのではないでしょうか。
巻末には鮎川氏が選ぶ「'60sシングル・ベスト100」と「'60sアルバム・ベスト100」が掲載されておりますが、シングル1位は予想通りやっぱりストーンズの「サティスファクション」だったのが笑えましたが。本当にストーンズが好きなんですね、この御大(苦笑)。ちなみにアルバム1位もやっぱりストーンズで『ローリング・ストーンズ第一集』が選ばれておりました。
鮎川氏というと、しゃべると「独特な博多弁」のイメージが強いのですが、本書ではそういうこともなく、たいへん読みやすいのでどうぞご安心を(苦笑)。
もちろん独特な言い回しも、ところどころそのまま表記として残っておりますので、鮎川氏の博多弁愛好者の方にもオススメの一冊です!!キープ・オン・ロッキン!!