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船橋に住む7人の幼馴染と26人の友人たちが過ごす2019〜2026の7年間

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コペンハーゲンの夜|7

2017-05-14 16:02:11 | 日記
コペンハーゲン国際空港へ向かう前に、僕はセブンイレブンに入って10DKのソーセージロールを買った。
凍えた体に暖かかったが、生地は固く、特別美味しいと絶賛できるものでもなかった。
ミッドナイトインパリのギル・ペンダーの気分で夜のデンマークを歩く。
首都だというのに、夜の街を照らす明かりは街頭の静かな明かりだけ。
広い道路を駆け抜ける車は数分ごとに1台ほどと、東ポーランドの真っ暗な山奥とあまり変わらない。
自転車は数分ごとに2、3台。
パブやバーの並ぶ通りは騒がしかったが、角を2、3曲がれば、その喧騒も届かない。
川をつなぐ橋は、街の至る所で見られた。
川の橋には、木でできた幅の広い歩道があった。
木製の足場を踏みしめる際の、足元の軋む音が、僕にヴェネツィアの思い出を蘇らせた。
水面は穏やかで、静かな流水の音が、心地よかった。
そのムードに酔っていたかったけれど、眠かった。
ぼくは、セブンイレブンの店員さんが教えてくれた通り、光るMの字が目印のメトロに乗り、空港へ向かった。
メトロの最前席に座ると、窓の外に、進行先の景色が見えた。
一面、地下鉄の壁だった。
どこかの駅で降り、空港へのメトロに乗り換えるまでの間、僕はタバコを吸った。
頭上を見上げれば、満点の高い星空。
オーロラは浮かんでいなかったが、とても綺麗に輝いていた。
空気が綺麗だからだろうか。
蛍光色の作業着に身を包んだ男性たちが、階段から降りてきて、何かをやり始めた。
僕は運行版を見て、まだ時間があることを確認すると、階段を上がり、街を見た。
ひっそりと静まり返っていた。
飛び跳ねればその音が辺り一面に反響する。
咳をすれば、近くのアパートの窓が開き、視線が向けられてくる。
ぼくは、再びホームにおり、もう一本タバコを吸った。
タールやニコチンが何mgかは書かれていなかったけれど、かなり重いタバコで、味わいも重厚だった。
さすがはバイキングの子孫。
肝臓も肺もタフだ。
電車がホームに流れ込んできた。

ぼくはクヴンハウン・カストラップ、というアナウンスで目を覚ました。
メトロの駅は空港構内にあったため、とても暖かかった。
ぼくは、適当なベンチを見つけると、そこに横になった。
これがヒュゲなのかな、とかなんとか思いながら、ぼくは眠りについた。
やっぱり自動販売機は便利だ。
夜の空港では、どの店も閉まっていた。
空港ランキングでは何位に入るだろうか。
マルセイユ・プロヴァンス空港は便利だったなぁ。

写真はウィーン国際空港の免税店エリアを少し離れた所にて。
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