Zooey's Diary

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「未来を花束にして」

2017年02月10日 | 映画


20世紀初頭のイギリスでの女性参政権運動を、実話をもとに描いた作品。
1910年、陰鬱なロンドンの寒空の下、洗濯工場で働くモード(キャリー・マリガン)。
劣悪な労働条件の工場で7才から働き続け、貧しいながらも
なんとか夫と幼い息子と平和に暮らしていたが
ふとしたきっかけから、女性参政権運動に興味を持ち、参加するようになる。
平凡な無学の主婦として最初はおずおずと、そして次第に確信を持って。



しかしデモに参加しただけでも警官に殴られ、投獄される時代。
夫は激怒し、家から追い出され、息子も奪い取られる。
その頃の女性は、子どもに関する親権もなかったのですね。
彼女らの次第に過激になる行動は、今のテロリストと重なるものもあり、
首をかしげる部分もあるのですが、しかし参政権や親権、
今では当たり前のこれらを勝ち取るのに、なんと血みどろの歴史があったことか。



こうした闘いの末、女性の参政権が与えられたのは、英国では1928年。
エンドロールで世界中の色々な国の、女性参政権が認められた年が出て来ます。
日本は闘いの末に勝ち取ったのではなく、終戦後アメリカから与えられた。
スイスが1971年と、意外に遅いのに驚きました。
そしてサウジアラビア2015年!
これにも驚きましたが、しかし世界には未だに無い国もあるのですよねえ。

原題「Suffragettes」は、女性参政権を求めて運動した人々を指す言葉。
これでは日本では分からないとしても、この訳の分からない邦題は…( ノД`)

公式HP http://mirai-hanataba.com/
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10 コメント

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邦題にだまされた... (セレンディピティ)
2017-02-10 15:37:44
こんにちは。
私もこの甘いタイトルにすっかりだまされて
あまり気に留めていなかったのですが
つい最近、女性参政権のために戦う話だと知りました。
なかなか迫力ある作品のようですね。
久しぶりにキャリーの迫真の演技を見てみたいです。
Unknown (tona)
2017-02-10 16:11:13
前評判の良い映画ですね。
参政権、それも大変ですが、男女不平等を勝ち取るべく、婦人運動に身を費やした平塚らいてうや市川房江などが思われます。
この映画では家を追い出され、子から引き離され、多くの犠牲の上にやっとイギリスでも勝ち取れたのものなのですね。
今はありがたみや先人の苦労をすっかり忘れ、胡坐をかいている私です。
ホントだ! (ノルウェーまだ~む)
2017-02-10 23:31:01
zooeyさん☆
その邦題はいただけませんね~
内容を想像できないだけでなく、何か勘違いしちゃいそう。
女性や子供の権利が守られない国がまだまだあるというのが胸が痛みます。
セレンディピティさま (zooey)
2017-02-10 23:54:47
キャリー・マリガン、ヘレナ・ボナム・カーター、メリル・ストリープと大御所が出てる割には
あまり話題にもなっていないようで…
このポスターとこの邦題じゃ、何のこっちゃ?ですよねえ。
キャリー、よかったです~!
今までの主演作品の中では一番印象的だった気がします。
tonaさま (zooey)
2017-02-10 23:59:07
デモに参加した位であんな目に遭うとは驚きました。
女性首相が誕生するなんて
思いもしなかった時代ですよねえ。
期待もしてなかったのですが意外に訴えられる作品で
多くの人に観て欲しいと思うのですが
客の入りはとっても寂しいものでした。
まだ~むさま (zooey)
2017-02-11 00:02:06
この邦題はねえ…
配給会社は、本当のことを言ったら余計に客が入らないと思ったのかしらん?
情けない。
サウジアラビアの2015年というのにも驚きましたが
未だに女性参政権がない国もあるのだものねえ!?
Unknown (matsubara)
2017-02-13 08:35:20
邦題と内容がアンバランスでも内部批判もなかったのですね。

日本の投票率が低すぎるのも戦後苦労せず米国から
女子参政権が与えられたせいかもしれないですね。
matsubaraさま (zooey)
2017-02-13 21:41:26
こんなタイトルで
反対意見は出なかったのかと不思議な気がします。

市川房江さんなどの女性運動の積み重ねがあってこそのものじゃないかとも思いますが…
有難味がなさすぎるのかもしれませんね。
Unknown (なな)
2017-03-05 22:06:42
はじめまして

「虎猫の気まぐれシネマ日記」のななと申します。
好きな女優さんばかりが出ているし,英国の作品も好きなので鑑賞しました。
邦題・・・・確かに印象が違いすぎますよね。
なんで花束なんだ~と思いましたが,サフラジェットの運動員が
イメージカラーとして紫、白、緑色の組み合わせを採用し,
その色のお花を小さな花束にして帽子や服につけていたからかもしれませんね。
どちらにしても花束・・・という優しいイメージの物語ではなくバリバリの硬派の作品でした。
キャリー・マリガンはすっぴんでも可愛らしくまた親近感がわく女優さんですね。
この役でまた演技派として大きく開花した感じがします。

素敵なブログですね。またお邪魔させてくださいね。
ななさま (zooey)
2017-03-06 21:14:31
はじめまして。

サフラジェットの花束のこと、知りませんでした。
お知らせ下さり、ありがとうございます。

この作品、放題からは思いもよらない内容でしたね。
あの時代の女性たちの必死の運動には胸打たれましたが
しかし、例えば官邸を爆破したり、競馬レースに飛び込んだりと
自爆テロと相通じるものがあるような気もしてしまいました。

キャリー・マリガン、「17歳の肖像」が印象的でしたが
「私を離さないで」辺りからどんどん花開いているように思います。

後でゆっくりそちらにもお邪魔します。
コメントありがとうございました。

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