Zooey's Diary

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「ワルキューレ」ってそういう意味だったのか

2016年10月13日 | 劇、オペラ、コンサート


オペラ「ニーべルングの指輪」第一作@新国立劇場。
上演総時間16時間の壮大なこの物語を、とても私などには説明できない。
備忘録として、滅茶苦茶簡単に、印象的だった場面だけ抜き出してみます。

ワーグナー好きの夫に付き合わされて「ラインの黄金」を観たのが去年の秋。
今年の6月「ローエングリン」を観て(どちらも長丁場)、もう2部観たつもりで私はいたのですが
去年のは「序章」、今年のは「特別篇」なのですって。
昨日の「ワルキューレ」がようやく第一部、どれも幕間を入れて5時間余。
道は果てしなく長い…



「地獄の黙示録」でも使われた「ワルキューレの騎行」のあのメロデイはあまりにも有名ですが
その言葉の意味も、私は知らなかった。
「ワルキューレ」というのは、北欧神話に登場する複数の女神であり、
戦場において戦士に死を定め、天上の宮殿ヴァルハラへ彼らを連れて行く役目を持つのだそうです。
序幕「ラインの黄金」において、天上界、地底界、神々や巨人たちの争いが描かれていましたが
「ワルキューレ」では、そこに人間が誕生する。
神という存在から人間が生まれ、近親相姦、父と息子の争い、父と娘の断絶、母性の誕生などが
愛憎まみれてどろどろに絡まるのです。

一番盛り上がった第三幕の、その話の内容ときたら…
主神ヴォータンは、自分の言いつけに背いた娘(ワルキューレの一人)ブリュンヒルデに
罰を与えるが、それは、娘を岩の上に眠らせ、行きずりの男に凌辱させようというもの。
娘は嘆き悲しみ、せめてその岩山を火で囲んでくれと切望する。
火を乗り越えることができる英雄に救い出されたいと。
そしてヴォータンがようやくそれを了承し、娘が眠りに落ちる所で、幕は下りる。



いやはや。
なんという神であり、父親であることか。
無論、この壮大な話には果てしなく深い裏があり(多分)、
舞台に出てくる槍や盾、或いは眠らせたり凌辱させようとする行為のすべては
神々や人間の嫉妬やエゴイズム、自由や束縛や裏切りといった何かの象徴なのかもしれませんが…

残念ながら私にはまったく伝わらず、
繰り返されたあの「ワルキューレの騎行」の主旋律だけが心に残ったのでした。

こちらが今回の舞台の様子。飯守泰次郎指揮
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