Zooey's Diary

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「ライオン 〜25年目のただいま〜」

2017年04月19日 | 映画


インドで迷子になった5歳の少年が、オーストラリアの家庭の養子となって育ち、
25年後にGoogle Earthで故郷を探し出したという、実話を基にした話。

1986年、インドのスラム街で5歳のサルーは、母と兄と妹と
貧しいながらも逞しく、幸せに暮らしていた。
ある日、駅で一人になったサルーは、間違った電車に乗り込み、
1600キロ離れたコルカタに運ばれてしまう。
言葉も通じない大都会の路上を、5歳の幼児が泣きながら彷徨う。
人身売買や子ども誘拐団の手から危うい所で逃れ、ようやく孤児院に入れられるが
そこも家畜小屋のような酷い所で、性的虐待などもまかり通っていた。
サルーがオーストラリアの裕福な家庭に養子として迎え入れられたのは
本当に幸運だったと言えるでしょう。



そこで何不自由なく育ったサルーですが
25年後、ふとしたことから自分の幼少期を思い出す。
そこからGoogleEarthを使って、必死になって自分の出身地を探し出すという、
途方もない話なのですが、これが実話だというのだから驚きます。

年間8万人もの子供がインドで行方不明になるというテロップが、ラストに流れます。
貧困、児童労働、人身売買、文盲率の高さといった事情が、その背景にあるのでしょう。
2年ほど前にインドに旅行した時に見た、あの街なかのカオスを思い出します。
何しろ路上に、牛、馬、犬、猫、サル、ヤギ、ニワトリ、ブタ、人、
そうしたものがごちゃ混ぜになっているのですから。



サルーを養子に迎えたオーストラリア人の夫婦の献身的な愛情には
頭が下がるばかりですが
愛情とお金をかければ子どもは問題なく育つかと言えば、そうとも限らない。
利発なサルーは素直にまっすぐ育ちますが
その後に夫婦は、マントッシュというインド人の男の子をまた養子に迎えるのです。
しかし彼は、最初から自傷癖など精神的な問題を抱えていて
それは、25年経っても治らなかったのです。
詳しくは語られないのですが、孤児院で余程酷い目に遭ったとしか思えない。



サルーが仕事もやめてしまい、一人閉じ籠ってPCでひたすら故郷を探すあたり、
恋人とも別れたりで少々中だるみしますが(事実だから仕方ないのか)
見応えのある映画です。
原題は「Lion」。
その意味は、ラストで明かされます。

公式HP http://gaga.ne.jp/lion/
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4 コメント

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奇跡の実話の裏側 (セレンディピティ)
2017-04-21 09:19:24
おはようございます。
この映画、メインとなるストーリーは
”インドで迷子になった少年が25年ぶりに家族を探し出す”
という爽快な奇跡の実話ですが
その陰で、インドの子どもたちをめぐる問題や
傷ついた子どもを養子として迎えることの難しさなど
いろいろ考えさせられることがありました。
子役の男の子もすばらしくて、見応えのある作品でしたね。
セレンディピティさま (zooey)
2017-04-22 00:20:40
子役、よかったですよねえ。
涙と鼻水で顔がガピガピになって。
もうつい母親目線になって、ウルウルしちゃいました。
5歳児が路頭に迷っているのに、誰も手を差し出さない。
手を出そうとするのは、悪い奴らばかり。
しかしあのインドだったら、十分にあり得るだろうと
物凄く納得してしまいましたw
私も~ (ノルウェーまだ~む)
2017-04-22 16:32:31
zooeyさん☆
オーストラリアのパートはちょっとダレましたね。
恋人との関係が何となくはっきりしなくて。
インドに実際いらっしゃったから余計に実感として伝わってきますね。

弟のマントッシュくんは自閉症かなぁ?と思って見てました。ご両親のより境遇として過酷な状況にいる子供を養子に迎えようとするその心根に頭が下がるばかりですね。
まだ〜むさま (zooey)
2017-04-23 23:51:34
そうなんですよね。
彼女と別れたのか別れてないのかとまだ〜むさん、書かれていましたけど
同じようなことを思いました。
まあインドの実家ぎ簡単に見つかったわけじゃないということを表したかったのでしょうけど。

マントッシュ君は自閉症とかパニック障害とか、あれだけじゃよくわかりませんでしたが…
いずれ親としては悩みますよね。

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