劇場と映画、ときどき音楽と本

オペラ、バレエ、歌舞伎、文楽などの鑑賞日記です

ヴェネチアでアカデミア美術館を見る

2017-07-12 14:33:10 | 美術
ヴェネチアで一番絵が沢山ありそうなアカデミア美術館を見に行く。ヴェネチア派という一派があるくらいだから、結構沢山の作品が集まっている。時代的にはルネッサンス初期から盛期ルネッサンスごろまでのおいしい時代の作品が多い。バポレットに乗ってアカデミアという駅で降りると、すぐ目の前が美術館になっているので、行き方は簡単だ。

美術館で切符を買うと、日本語のオーディオ・ガイドもあるよと勧められたが、見れば主題や時代は大体検討がつくし、ガイドを聞きながらだと時間もかかって鬱陶しいので、借りずに見て回ることにする。ここの美術館は結構日本人も見に来ている。

目玉の作品は、カルパッチョ、ベッリーニ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼなど。一番有名なのは、恐らくジョルジオーネの「嵐」だろう。16世紀初頭の作品だが、宗教的な主題ではなく、画面の右側に裸で子供に授乳している夫人の姿があり、画面左側には兵士の姿。遠くの風景の先では稲妻が光っているという何とも不思議な絵だ。思っていたよりも案外小さいので驚く。日本に持ってきたらきっと展覧会で長蛇の列だろうが、ヴェネチアでは空いていて、一人で独占して長く見ていられる。ずっと見ていたら、なんとなくマネの「草上の昼食」の絵を思い出した。他ではベッリーニの「双樹の聖母子」が印象的だった。

ヴェネチア派はルネッサンスの後は風景画が増えてくるが、ヴェニスの街を歩いていると、どこを見ても絵画的な印象だし、サンマルコ広場や、水面に映る太陽など、風景画を描きたくなる気持ちがわかった。

半日ほどかけて美術館を見て、フェニーチェ座のそばで食事をする。魚貝を蒸した前菜とイカ墨のパスタに白ワイン。味は良いが、量が多くて食べ過ぎで苦しくなる。
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