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オペラ、バレエ、歌舞伎、文楽などの鑑賞日記です

ジョン・ヒューストン監督の「王になろうとした男」は面白い

2017-08-09 15:16:38 | 映画
見逃していたジョン・ヒューストン監督の「王になろうとした男」を観る。1975年の作品。長年ヒューストンが構想を温めていたというだけあり、実に面白かった。原作は「ジャングル・ブック」の作者として有名なキプリングの短編小説。

19世紀のインドで、インド駐在の英兵を退役した二人の元兵士(ショーン・コネリーとマイケル・ケイン)のはみ出し者が、イギリスが管理する不自由なインドを離れてアフガニスタンの北にあるカフィリスタンという土地で、未開の部族を制圧して「王」になるという話。現在の地図でいうとカザフスタンあたりなのか(あまり自信がないが)。

何しろ厳しい山に囲まれているため、容易に近づくことができずに、白人はアレキサンダー大王以来足を踏み入れていないという話から映画は始まる。

結局、この二人はフリーメイスンの会員で、フリーメイスンを表す紋章を身に付けていたところ、二千年以上前から伝わるアレキサンダー大王の残した紋章と同じであったために、大王が土地を去るときに言い残した「息子を送る」という伝説的な言い伝えの、「息子」であると受けとられて、王の座に就く。

当初は、二人は大王の残した財宝を持って逃げようと目論むのだが、臣民たちのもめごとや裁判を行う中で、王としての臣民を守る責任に目覚めたコネリーは、土地に残り、昔の大王と同じように現地の娘と結婚して残ろうと計画する。ここら辺が面白いところだ。

話が面白く、映画も出来が良いので、キプリングの原作小説を読もうと思い、調べてみると、なんと日本語の翻訳が出ていないことが分かった。面白いのに、残念なことだ。しかし、英語版は無料でダウンロードできたので、それで読むことにした。
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