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ファイナンシャルプランニングは転ばぬ先の杖

積立NISAと従来NISA

2017年05月07日 | 確定拠出年金(DC)制度
来年1月から、積み立て型のNISAが始まります。
このNISAは、従来NISAと比べると、
非課税期間が長くなりますが、
年間投資の上限金額は少なくなっています。

年間投資上限金額は少なくなりましたが
非課税期間が延びたため、
非課税で投資できる金額の合計は、
従来NISAより多くなっています。

また、投資対象を積立が可能で、手数料が割安な
株式投資信託(*)やETFに限定しているので
少額を分散投資しながら長期間積み立てるのに適しています。
*投資信託の分類上は、投資対象に株式を少しでも含むと
株式投資信託とみなされますが、実際には株式以外にも
投資することができます。


<従来NISAと積立NISAの比較>


「財務省の税制改正パンフレット」より抜粋

従来NISAは、非課税期間が5年間になっているので、
長期投資に不向きと言われてきました。
また利用者の半数以上が、余裕資産が多い
60代以上に偏っています。

そこで、特に若い人の投資を増やすために
少額を分散投資しながらコツコツ積み立てる
積立NISAが作られたのだと思います。

少額で分散投資しながら積み立てる制度としては
DC(確定拠出年金)も選択肢になります。
こちらは、掛金と運用益が非課税ですが、
受取時に課税対象となります。
また、原則60才まで資金は引き出せません。
運用商品は、定期預金や保険、債券投資信託などと
NISAより幅広くなっています。

老後資金作りに特化するならDC、
現役時代に使う予定なら積立NISA、
比較的短期間に株式投資で大きく儲けるつもりなら従来NISA
というように目的によって使い分けるとよいですね。
※積立NISAと従来NISAはどちらかしか使えません。

従来NISAも少しずつ使いやすく改正が行われています。
2015年から、年間投資上限は100万円から120万円に
増えましたし、NISA口座を開設する金融機関を
毎年変更することも可能になっています。

2017年度税制改正では、NISA口座残高を
次のNISA口座に継続(ロールオーバー)する際の
上限額が廃止されました。
NISAは5年間の非課税期間終了時に、次の非課税期間に
口座の残高をロールオーバーできますが、
ロールオーバーの時に120万円より時価が増えていると、
超えた分は継続できません。

それが、2018年末に2014年枠の口座残高が120万円を超えていても
全額を2019年分の枠にロールオーバーできるようになったのです。

例)2018年以降のロールオーバー
  2014年 100万円預入
  2018年 150万円に増えた
  2019年 150万円をそのままロールオーバー

金融庁では、含み損になっている場合に
取得価格で一般口座へ払い出すことも要望していたようですが
残念ながら、そちらは却下されました。

運用をする場合、自分にとって有利な制度を
使うようにすることも大切です。

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