とうとう最後の一本になっていたアタシの親知らず
とうとう決心し、
とうとう抜くことに決めました
…決めたけど
ビビる
そりゃビビるよぉ~~~
だってね、歯茎に埋まって横に生えとる、とかセンセがいうんだもん
だってね、ちょっと切って…とかセンセがいうんだもん
だってね…
怖いんだも~んっ
しかし、このあたりで決心して成敗しておかんと
すぐ横の奥歯をがりがりと削りながら
横向きに生えていくらしいし…
健康な歯がやっつけられるらしいし…
これまでの3本を成敗した時も
ビビりの割にはあっさりやっつけられたし
ということで重い腰を上げ
がんばることにしました
この話をアメリカ人の知り合いに話したところ、
みなさんこぞってすごい形相で、
大手術でも受けるかのように心配してくるんですっ
『送り迎えしようか』
『何かあったら遠慮なく連絡してね』
…と。
こういったアメリカ人の皆さんの発言も
アタシの恐怖心を助長してると言っても過言ではないんだが
それにしても、なにかあったら、って…
な、何があるの?
なぜそんなにすごい形相で心配してくるのかと
疑問に思ってたんだけど、その理由が先日明らかになりました
日本にいるとき、
下二本の親知らずを一本ずつ、時期をずらして抜いたんだけど
アメリカに来てからも
同じように上二本を一つずつやっつけるのが当たり前だと思ってた。
それが、どうやら違ったようで
アメリカでは
全身麻酔で一気に4本まとめて抜いてしまう
というのが主流らしいんですっ
ぜ、全身麻酔で一気に4本
そりゃまた思い切ったことするよね~
麻酔が切れるとふらふら、ふわふわしたり、
なんだかよくわかんない発言をしたり(やばいよね)
車は運転できないので送迎が必要だったりするそうです
一気に4か所に傷ができるので
しばらくは飲み物か、
もしくは流動食のようなものしか食べれなかったりするようです
そんなこんなで、
それを想像したみんなのあの反応だったのね、と
あ~納得
何回も歯医者さんに通って
局所麻酔して、麻酔効くのを待って…を4回も繰り返し、長い期間かけることより
ばすっと一発でやっつけるあたり…
食べられない不便より、その短期決戦を選ぶあたり…
アメリカ人、
合理的~
…なんかそれとも違う気がするけど
それにしてもさぁ…
もうちょっと後先考えて処置すればいいのにと
思ってしまうのは
これまたアタシの凝り固まった「日本の常識」がそうさせるんだろうか
『みんなちがってみんないい』、の典型かもね
…という落としどころで落ち着くことにする
決戦は明日
ガンバリマス