フォーラム’80 受講生寄稿

課外活動を中心に参加者に寄稿していただいています

長野金沢特別研修

2017-10-12 15:11:35 | Weblog
【日程】  2017年7月21日(金)~22日(土)
【参加者】 77期生(23人)、78期生(24人) 
【記録者】 株式会社NTTドコモ 藤井 瑞理/株式会社NTTBP 島田 絹子

2017年7月21日(金)から2日間の日程で、JR東日本長野新幹線車両センター、日機装金沢製作所、金沢商工会議所を訪問させて頂き、77期生および78期生の総勢47人にて参加致しました。

<7月21日(金)>
■JR東日本長野新幹線車両センター視察
一日目はJR東日本が運行する「あさま603号」に乗車して長野駅へ向かい、そこからバスで『JR東日本長野新幹線車両センター』に向かいました。最初に所長より新幹線、特にE7系新幹線について概要をご説明頂き、最新の新幹線で登用されている技術や日本の美を意識した内装デザインなどについてお話しをお伺いしました。また、同センターの概要および役割についてご説明頂き、乗客を安全に輸送する為に行っている数々の検査や事前計画について知ることができました。
講義の後は二班に別れ、車両のメンテナンスが行われている仕業交番検査庫にて実際の車両を見学しました。普段は見ることができない運転室の内部や車輪なども見学させて頂き、改めて新幹線の素晴らしさを体感することができました。

午後は北陸新幹線で金沢駅まで移動し、日機装の金沢製作所を訪問致しました。まずは会議室にて日機装および金沢製作所の概要について説明を受け、日機装の4事業―メディカル事業、航空宇宙事業、インダストリアル事業、精密機器事業―の理解を深めました。金沢製作所ではメディカル事業および宇宙航空事業に関連する商品の製造を行っており、今回はメディカル事業の主力商品である透析装置の製造を見学させていただきました。ロボットを活用し自動化を進めているプロセスも一部ありつつ、人体に触れる安全な製品を製造する為に手作業で行う工程も多く、長時間かけて商品検査も行われていました。オリジナル技術を生み出し、「誰もできないことに挑戦し、社会に貢献し続ける」という企業精神が工場の中でもいきていることを肌で感じました。

<7月22日(土)>
■水谷健一郎石川県誘客戦略課長 ご講演
二日目は、石川県観光戦略推進部誘客戦略課 課長の水谷様より、地方財政制度および石川県の誘客戦略についてのお話を伺いました。地方財政制度においては、観光分野では法律の定めや義務付けがない代わりに国からの補助金を受けるためには財政当局へ意義等の説明が必要になることや、地方交付税の割合・交付先等を常に見極めながら適切に対処されていることのご説明がありました。また、石川県の誘客戦略としては、H28年3月に「ほっと石川観光プラン2016」を策定し、平成37年度に県内観光入り込み客数3,000万人、三大都市圏からの観光入り込み客数1,300万人、首都圏からの観光入り込み客数700万人という目標を掲げて取り組まれていることのお話がありました。
特に、現在は新幹線開業から3年経ち再度誘客に力を入れる必要が来ていることから、秋から冬にかけての落ち込み時期にキャンペーンを増やす、百貨店やJRなどとタイアップして東北からの誘客に力を入れる、JALやNEXCOともタイアップして関西からの誘客に力を入れる、といった工夫をなされているとのことでした。また、最後にお話がありました松任谷由美さんの石川県観光プロデューサー就任の経緯も非常に印象的でした。

■最後に
お忙しい中大変貴重な機会を提供頂いたJR東日本、日機装の関係者の皆様およびご講演頂いた水谷課長、ならびに引率して頂いた北方様、阿部様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
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NTT武藏野研究開発センタ見学会

2017-07-06 14:48:53 | Weblog
日時 : 平成29年5月12日(金) 13:00~17:00
場所 : NTT武藏野研究開発センタ(〒180-8585 武蔵野市緑町3-9-11)
記録   : JR東日本 渡邉

[導入講義]情報ネットワーク総合研究所 伊東所長
・NTTには3つの総合研究所(情報ネットワーク、サービスイノベーション、先端技術)
・NTTグループ各社の成長に資する基盤的研究と、日本の技術全体にも資する技術の研究を行っている。
・一方で、グループ各社において応用的研究開発を行う、という役割分担
・1948年に逓信省内に設置 中島飛行場の跡地に開設
・研究所としてはこのほか筑波、横須賀、厚木、京阪奈、品川のほか、カリフォルニアにも
・世界一、世界初、という実績もあるが、厚木の先端技術総合研究所でぜひ、ノーベル賞を出したい。
・源泉は人。研究開発社員の処遇として、役員級待遇のフェローが3名。65歳まで勤務可能。
 その次に上席特別研究員21名がいる。
・処遇の一環で、研究開発リソースを使えることになる。これはモチベーションとして大きい。
・事業会社とは必要な研究分野や方向性について定期的に議論をする場を設けている。
・今年掲げている方向性としては、五輪・パラリンピック、人口減、IoTの進捗、インフラネットワーク、セキュリティ。

1.振動実験棟
・長周期地震動に対する耐震対策及び設計技術の開発を推進
・巨大地震時における超高層ビル内部の揺れを忠実にシミュレート可能な試験システム
・左右の振動だけでなく実際の地震の揺れを忠実に再現可能
・通信機器の輸送時の振動も再現可能
・大きな電力が必要な中振動実験の実演

2.電波暗室
・電子機器から放出される電磁波を特定したり、外部環境に影響を与えないように電子機器に電磁波を放射し、誤作動や故障が発生しないかの確認を行う部屋
・テレビの映像がどれくらい障害を受けるかを分かり易く見せていただくことで、電波に対する電磁波の影響を実演
・身近な事例として新幹線などが電波に与える影響なども解説していただいた。

3.無響室
・音声系の研究を行うため音の反響を無視できるほど小さく設計した部屋
・音声認識に関する研究ではNTTが世界をリード
・音響実験棟内には「有響室」もあり、意図的に響く環境での実験も実施
・パラボラを活用した音声集約装置の解説及び無響室の体験。
・無響室では、足元がおぼつかないなか、「響きのない世界」を体感

4.第一展示ホール
 ①インテリジェントマイク
  100dBの騒音下でもクリアに音声を集音し、明瞭な音声通話や高精度な音声認識が可能なマイク。
  騒音下の実験、ドライブ中にドライバーの音声だけを認識する技術を実演
 ②セキュリティオーケストレーション技術
  外部からの反射型DDoS攻撃、SlowDoS攻撃への対策としてのセキュリティオーケストレーション技術をデモで解説
 ③ぶるなび3
  特殊な振動で力の感覚を作り出す錯覚デバイス“ぶるなび”を小型無線端末化。視覚障がい者向けに親指と人差し指で挟んで引っ張ってもらう感覚となるデバイス、釣りのゲームを体験

5.技術史料館
 ・NTTグループが後世に伝えたい歴史的資料を集めている史料館
 ・明治2年の電報取扱、逓信省から電子通信省、日本電信電話公社、NTTに至る通信の歴史の展示
 ・当日は駆け足でご説明いただいたが、1日かけても見切れない量。見学は木曜日と金曜日は一般公開。(社員経由ですと、随時受け付けて下さるそうです)


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東京電力株式会社 柏崎狩羽原子力発電所見学会

2017-03-28 14:32:39 | Weblog

日時:2017年2月3日(金)~4日(土)
参加者:76期(18人)、77期(26人)
記録者:㈱協和エクシオ  清水 保夫

 2017年2月3日(金)から2日間の日程で、新潟県にある東京電力柏崎狩羽原子力発電所を見学させていただき、76期・77期の総勢44人にて参加させていただきました。

最初に東京電力 林勝彦副所長から発電所の概要と新潟県中越沖地震・東北地方太平洋沖地震への対応状況の説明がありました。

 東京電力柏崎狩羽原子力発電所は、新潟県の柏崎市と刈羽村にまたがった場所に位置し
海岸線に沿って約3.2Km、陸側に約1.4Kmで敷地面積は420万㎡(約127万坪)、東京ドーム約90個分もあります。1985年に1号機が運転開始されて以来、順次原子炉が増設され、現在は7号機までの発電設備があり、1号機~5号機は沸騰水型原子炉(BWR)、6号機・7号機は改良型沸騰水型原子炉(ABWR)となり発電所の合計出力は821万2千kwで、1箇所の発電所としては世界最大の規模です。
 原子力発電所周辺の柏崎・刈羽・西山地域は、石油の街として栄えていた歴史があります。1899年には、日本石油が本社を現在の柏崎市に移転し、この地域が当時の日本の石油需要の半分を賄っていました。
現在、6,364人(東京電力1,130人、協力企業5,234人)が構内で働いており、そのうちの56%は柏崎・狩羽にお住まいの方が占めています。現在、全プラントが休炉しているにも関わらず、多くの人が常駐している理由として、燃料棒の制御や放射線を押さえ込むために24H体制で対応しています。
 原子力発電所は、原子炉を『止める』、燃料を『冷やす』、放射性物質を『閉じ込める』ことで安全を確保するように設計されています。福島第一原子力発電所では、地震発生時に原子炉を『止める』ことと『冷やす』ことに成功しましたが、津波によって安全上重要な設備が浸水し使えなくなり、『冷やす』ことができなくなりました。その結果、炉心が損傷し、放射性物質を『閉じ込める』機能を失いました。柏崎狩羽原子力発電所では、福島第一原子力発電所事故の教訓をふまえた対策として①津波から発電所を守る②電源を絶やさない③原子炉等を冷やし続ける④放射性物質の拡散を防ぐを常に念頭において、作業員全員が安全への意識を高め日々取り組みをしています。


概要説明終了後、4班に分かれて施設見学をさせていただきました。

バスに乗車して管理区域発電所構内へと何重ものセキュリティーゲート・セキュリティーチェックを抜けると6号機建屋に到着し、原子炉建屋とタービン建屋を見学しました。
原子炉建屋では私用済燃料プールや未稼働のため外されている原子炉圧力容器や原子炉格納容器を、タービン建屋では高圧・低圧タービンと発電機を目にすることができ、その大きさに驚きました。
 その後再びバスに乗車し、事故対応拠点である重要免震棟の見学をさせていただきました。緊急時対策室が設置されている部屋はとても広いスペースであり、机が各班に分かれて配置されている点と、統括チームは中央にガラス張りのスペースに分けられている点が印象的でした。これは、福島第一原発における反省から、所長に全ての情報を集めて判断するのではなく、現場で対応できる範囲は各班の責任者にて対応する、また統括チームは細かな情報に左右されることなく、重要な判断を冷静に行えるようにすることを目的としており、緊急時における組織運営と意思決定について学ぶことができました。

【見学会を終えて】
この度は、世界最大級の発電量を誇る柏崎刈羽原子力発電所の見学をさせていただき、誠にありがとうございました。今回の見学で、わが国の電力・エネルギー事情や原子力発電の仕組み、また安全対策等への取り組みを知ることができました。
日本は、世界第4位のエネルギー消費大国でありながら、日本のエネルギー自給率は、わずか5%であります。普段何気なく使い、あることが当たり前の電力・エネルギー資源について、新ためて認識することができました。
見学を終えて率直な感想としまして、既存の原発設備を稼動させず、停止している設備を目の当たりにし、維持するためのエネルギーや、従業員の方々の労力を考えると本当にこのままでいいのかと改めて考えさせられました。原子炉建屋の海側に設置された海抜15メートルの防潮堤は、間近で見るとかなりの迫力でした。そして、何重もの安全対策等、実物に接することで対策の規模を含め、現場の方の意思を感じることが出来、個人的には十分な安全対策だと思います。
地域住民や行政への理解を得ることは、そう簡単なことではないと思いますが
早期の運転再開を心より期待しております。この度は、誠にありがとうございました。

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76期ANA施設見学会

2016-12-26 15:05:21 | Weblog
日   時 2016年12月9日(金) 
記   録 株式会社NTTドコモ 磯部 尚

<主なスケジュール>
No 時間 内容
1 10:30~ オリエンテーション
2 11:15~ ASEC(安全教育センター)見学
3 12:30~13:00 ANATEC内の食堂にて昼食
(バス移動)
4 14:00~16:00 機体整備工場見学
(バス移動)
5 16:30~17:20 羽田空港ターミナル施設見学

1. オリエンテーション
(1)ANAグループ概要、ANA組織概要に関する説明
(2)整備センター
・5,000名~6,000名が勤務
・飛行機は種類にもよるが約20年使用する。最後まで使い続ける部品はほとんどない。
・機体整備(定時整備)の概要
種類 期間 必要時間 整備場
A整備 1ヵ月~3ヵ月 約15名で6時間 羽田・成田
C整備 1年半~2年 約60名で10日間 羽田・成田・大阪・シンガポール・中国
重整備 5年~6年 約120名で1ヵ月間 羽田・シンガポール・中国
  ※海外における整備にあたっては、日本の整備士を派遣し、品質を確認するとともに、技術面でも協力している。
(3)安全センター
  過去の墜落事故やハイジャック事例を踏まえた社員教育を実施し、これまでの事故を風化させないことや再発防止に努めている。

2.ASEC(安全教育センター)見学
(1)2007年1月に設立され、ANAグループ全社員が受講する。
(2)三大事故から数十年の月日が経ち、当時の事故体験者のほとんどが退職している。事故を語り継ぐ施設が必要なのではないかという若手社員からの提案により設立された。
(3)主な展示等
 ・企業ヒストリーの展示
 ・ガイダンスシアターでの導入映像
 ・事故機体の実物展示(機体の一部、座席シートなど)
 ・ANA及び世界各地での航空機事故例の展示
・航空機事故によるご遺族の手記
・ヒューマンエラー体験

 <所感>
事故機体の展示ブースでは、事故で墜落し、衝撃により破損した機体一部や折り曲がった座席シートなどが並んでおり、事故当時の凄惨な状況を思い起こさせるものでした。
また、事故でお亡くなりになったご遺族の方々の深い悲しみを記した手記を拝読し、胸に込み上げてくるものを感じざるを得ませんでした。

3.機体整備工場見学
(1)講堂での説明
・ANAグループで使用している飛行機に関する説明
・250機を保有
・羽田空港では45秒に1機が離着陸
・大型飛行機1機の重量は150t、積載時は350tにまでなる。
・スターウォーズ等の特別塗装機も運航している。
(2)整備作業中の実機見学
・デッキでの格納庫等の説明
・飛行機の説明


 <所感>
  格納庫は、最大で10機もの飛行機のドック整備を可能とする施設とのことです。
格納庫の見学では、スケールの大きい機体を間近で見ることができ、また、運よく飛行機の心臓部とも言えるロールスロイス社製エンジンの試験運転も見学することができました。
何よりも優先されるべく空の安全を守るため、厳しい訓練と経験を積んだ整備士の方々が、その高い技術力を駆使して24時間体制で整備にあたっていることを伺い、大変感銘を受けました。

4.羽田空港ターミナル施設見学
 (1) 空港センターの見学
 (2) フライトオペレーションセンターの見学
  ・パイロット2,200名が在籍
(3)客室センター
・全日空で約7,800名、ANAグループ全体で約8,500名(うち外国籍500名)の客室乗務員が在籍
  ・太平洋を横断する便が増えると客室乗務員120名の増員が必要となる。
  ・当日フライト予定の客室乗務員のトラブルに備えて、常に一定数の代替要員を空港や自宅に待機させており、緊急時には業務に就いてもらうことがある。
・お客様からの「お褒め」「お叱り」のメッセージは、1日100件以上にのぼるが、それを「品質サポート課」に集約し、お客様サービスの改善につなげている。
  ・客室乗務員に対する日頃の連絡事項等は、個人に配付している「iPad」により行えるシステムを構築しており、限られたスペースの有効活用、紙の削減を実現している。

 <所感>
飛行機の運航や空港への発着等のオペレーションに、これだけ多くの方々が携わっていることに驚くばかりでした。
職場を見学させていただいた飛行機の運航状況確認や空港への発着時刻等の管理を担当されている方々は、天候等の影響により刻一刻と状況が変化する中、お客様など広範囲に影響を及ぼすであろう判断を短時間で行わなければならない業務を担われており、その精神的負担は相当なものと推察されます。

5.最後に
お忙しい中、大変貴重な機会を提供していただいたANAウィングス(株)の近江戸さん、ANAグループの関係者の皆さま、並びに引率していただいた阿部事務局長に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
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NECイノベーションワールド見学会

2016-10-26 18:08:55 | Weblog
日時:2016年10月7日(金)
参加者:75期生(16人)、76期生(13人)
記載者:株式会社ドコモCS 吉成康嗣(75期)
引率者:日本電気株式会社 住野徹(75期)、鷲見秀明(76期)


【見学内容】
品川にあるNECイノベーションワールドを訪れ、最先端のICTやIoT、AIを利用した事例についての説明や体験、更に榎本亮執行役員からの講話や共創プロセス実現に向けたワークショップの経験。

【日本電気株式会社 企業紹介】
創業117年、日本で最初の外資系合弁会社として創業、1977年にはコンピューターと通信の融合の重要性を宣言(C&C宣言)するなど通信やPC部門での活躍は目覚ましく、現在は小惑星探査機「はやぶさ」への貢献やスカイツリーへの放送装置導入等、幅広い分野で日本の先端技術をリードする企業。

ブランドステートメントは『Orchestrating a brighter world』。「安心」「安全」「効率」「公平」と言う価値を提供し、お客様と共に創り出している。尚、“共創”は2006年に商標登録された。

【品川ショールーム見学】
ショールームの各セクションにて、最先端技術の実用事例について体験や説明。
《ソーシャルバリュー:安全な都市、企業コミュニケーションを支えるソリューション》
映像解析技術や顔認証技術を利用したさりげない警備の実現では事前の登録しておいた人物が映るとアラートが出る警備の実演、音声認識機能によるお客様の声分析、テキスト含意認識、感情認識技術などの説明。
《スマートシティ:高度で柔軟なICTが持続可能なスマートシティに貢献》
マンホールのふたにセンサーを取り付けた漏水監視サービスにより濾水地点が地図上にプロットされる技術や自衛隊で利用されている浄水ソリューションでは海水や汚水を飲料水にする技術、屋外設置型高速無線システム「iPASOLINK」の説明。
《セーフティー&セキュリティ:安心安全を提供するソリューション》
合成開口レーダとドローンを活用したインフラモニタリングでは、衛星で確認した陸橋等の構造物の劣化検知とドローンによる打音検証の説明、生体認証技術による指紋と静脈の同時照合認証、監視カメラ映像解析システムによる異常感知の実演。
《ICTインフラ:革新的な技術とサービスで新たな価値の創出》
トータルサイバーセキュリティと称した、先読み対策やAIによる自己学習型システム異常検知技術を利用した一連の動作分析の実演。
《バリューチェーン・イノベーション:製造業の更なる競争力強化》
目には見えない物体表面についた凹凸を物体指紋として認証サービス「GAZIRU」やウェアラブルユーザインタフェース「ARmKeypad」ではウェアラブルグラスとウェアラブルウォッチの連携によるショッピングの体験。
《スマートショッピング:顧客に最高の体験を提供するデジタルマーケティング》
現実空間に仮想空間のコンテンツを提示する技術では、店舗のテーブルに見立てた空間にメニュが表示されて、その画面をタッチするとオーダーが完了する技術の実演や、ビックデータを利用した購買プロセス分析ではコンビニに入店された女性の行動パターンや購入品を分析して新たなマーケティング戦略の提案状況の説明。

【共創型ワークショップスペース、共創プロセスの紹介】
NECでは社会ソリューションへの注力を宣言して以来、社会価値創造型企業 へとシフト。その手段として、共に創る(共創)姿勢 を重視している。
お客様や社会と共に考え、一緒に解決策を見出していく場として「共創型ワークショップスペース」を開設。オリジナルの共創ツールや手法を活用しながら、ステークホルダーとセクターを越えて、未来志向の共創活動を実施している。

“ユーザとはだれか?”“どのような価値を与える事が出来るのか?”等、ビジネスモデルへの貢献を進めるための共創プロセスとして、エクスペリエンスマップによる行動思考分析の実施や、共創プロセスに期待される効果をより深める事で、ソリューションの高度化や開発力向上が実現している。

ワークショップの一例として簡単なゲームを実施。リフレーミングポイントとして、自分事として考える体験、世代性別国籍等多様な価値観を共有する事を体験した。

【榎本亮執行役員講話 Be your Digital Transformation Partner ~デジタルを成功の力に~】
今後世界に起こりうる人口増加・物流量増加・食糧増加、日本で起こりうる人口減少や高齢社会、技術革新で驚異的なスピードで進化するAI(人工知能)の待つ未来に対して、デジタル化が新たな産業の価値を生んでいく事をテーマに講話されました。

デジタル時代における価値の提供として、IoTは“見える化・分析・対処”を提供するものであり、AIを活用した将来の社会的価値創出に向けた共創として、コネクティビティーやセキュリティがますます重要になる等、NECの技術力を基盤とした未来への提言を聞くことができました。

【所感】
新聞紙面も賑わすIoTやAIも、今回の見学会で実演して頂いた具体的な活用事例を見ると、遠い未来だと思っていた事がすぐそこに来てある事を実感すると共に、NECの技術力の高さを見学会に参加した誰もが新ためて痛感したと思います。

弊社コールセンターでもAI化を進めているところですが、今回の見学会での感じた技術力、またユーザにとっての価値を如何に提供できるか検討するワーキングの存在等知る事になり、ますますお力をお借りしたいと感じております。

最後になりましたが、ご協力頂きました、75期住野さん、76期鷲見さんに御礼申し上げます。ありがとうございました。
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平成28年度 富士総合火力演習見学会

2016-10-26 16:24:57 | Weblog
平成28年8月26日(金)~27日(土)
1はじめに
平成28年8月26日(金)~27日(土)、総合研究フォーラム第75期、第76期生は、防衛省陸上自衛隊が実施する平成28年度富士総合火力演習を見学しました。これまで我々は国際社会情勢に関する講義をいくつか受けてきましたが、これに加え本研修で陸上自衛隊の準備状況を理解することにより、我が国の安全保障、防衛力に関して各々の見解を醸成することを目標としました。

2 (前日) 8月26日
前日の夕刻、航空会館前からバスに乗り込みました。 車内は期待に胸を膨らませたメンバーの熱気で若干温度が上がっていたような気がします。 
宿泊先は日機装さんの一樹山荘でした。到着は9時を過ぎていましたが、豪華な料理、種類も量も豊富にお酒をご提供いただきました。 おかげさまで親睦を深めることができました。


3 (当日) 8月27日
山中湖湖畔のさわやかな朝の空気を味わい、演習場に向かって出発しました途中、フォーラムOBで元陸上自衛隊富士学校副校長である川嶋さんから演習の概要について説明していただき、本研修の目的、着眼点等を再認識しました。バスの駐車場から見学席まで、大小の石が転がる小道を20分ほど歩きました。薄曇りの、それほど暑くない天候で、メンバー(のほとんど)は軽やかに足を運び、無事に席を確保しました。演習は、前段の『主要装備品の紹介』と後段の『島嶼部に対する攻撃への対応』の2部構成で実施されました。 前段演習では先ず遠距離火力のりゅう弾砲、中距離火力の迫撃砲、誘導弾、近距離火力の機関銃等の実射が行われ、それぞれの迫力に驚嘆の声をあげました。次にヘリ火力では対戦車ヘリコプター、戦闘ヘリコプターが登場し、最後には戦車火力の演習となって10式戦車も登場し、その威力を目の当たりにしました。後段では『洋上における哨戒行動及び防空戦闘』、『島嶼部に配置した部隊による戦闘』、『先遣部隊の機動展開』、『統合輸送による機動運用部隊等の機動展開』、『島嶼部に機動展開した部隊による奪回』という作戦の一連が演練され、陸上自衛隊の様々な装備が連動して作戦を遂行する様子を見ることができました。
私は訓練見学中、川嶋さんの近くに座らせていただき、訓練、装備の内容をはじめ、自衛隊について様々なことを教えていただくことができ、とても幸運でした。
演習が終了にさしかかるころ、天気が変わりやすい所、という評判通り、雨が降り始めました。 雨は徐々に激しくなり、駐車場にたどり着くころにはずぶ濡れになってしまい、バスの中で着替えをするメンバーも続出しましたが、皆一様に満足し、とても良い雰囲気で帰路につきました。


4 終わりに
本年度も川嶋さんのご尽力でメンバー待望の富士総合火力演習研修が実現しました。一同たいへん感謝しております。また、宿泊場所を提供していただき、お世話をしていただいた日機装森光さん、今回も絶妙なトークでメンバーを統率頂いた阿部事務局長にも感謝を捧げたいと思います。ありがとうございました。

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長野金沢特別研修

2016-08-19 15:02:47 | Weblog

【日程】2016年7月8日(金)~9日(土)
【参加者】75期生(20名)、76期生(24名)

<7月8日(金)>
■JR東日本長野新幹線車両センター視察
初日の最初の目的地は、JR長野駅よりバスで30分程度の距離にあるJR東日本長野新幹線車両センターでした。到着後、まずは所長よりパンフレットに基づき、同センターの概要や役割についてご説明頂きました。また、E7系新幹線についての解説もして頂き、最新鋭の新幹線に使用されている最新技術や、日本の美をふんだんに取り入れた外装や内装へのこだわりなどを知ることができました。
その後、車両のメンテナンスが行われている仕業交番検査庫に移動し、二班に分かれて解説をして頂きながら実際の車両を見学しました。グランクラスの客室内の豪華さには一同圧倒されましたが、清掃は特別に認定された清掃員の方しか担当できないとのお話を伺い、乗客からは見えない部分に至るまで気配りが徹底されていることを知りました。また、普段は見ることができない運転室の内部や台車なども見学させて頂き、大変貴重な経験をさせて頂きました。

■日機装株式会社金沢製作所視察

次に、北陸新幹線で長野駅から金沢駅まで移動し、金沢市にある日機装の金沢製作所に向かいました。同所は、メディカル工場および宇宙航空工場に分かれており、今回は前者を見学する機会を頂きました。
工場の見学に先立ち、会議室にて日機装および金沢製作所の歴史やあらまし等のビデオを視聴した上で、二班に分かれてメディカル工場A棟およびB棟を見学。透析装置を製造しているA棟では、主に人の手による作業が多く見られたのに対し、中空糸型透析器を製造しているB棟は自動化が進んでおり、ロボットの緻密な動きが印象的でした。いずれの工場においても、徹底した管理が行われている様子が見られ、人の命を支える製品の製造を担う工場としての真摯な姿勢を感じました。
なお、これまで「人工透析」というものについて、漠然とした知識して持っていなかったのですが、今回の工場見学や透析療法に関する講義を通じて、人工透析の仕組みや腎臓病患者の方のご苦労などがよく理解できたことは非常に有益でした。
時間切れで予定されていた宗桂会館の見学ができなかったことは残念ではありましたが、じっくりと工場の見学ができ、大変有意義な視察であったと思います。


<7月9日(土)>


■竹内政則石川県観光戦略推進部誘客戦略課長 ご講演
どしゃぶりの雨で始まった二日目は、金沢商工会議所において、石川県観光戦略推進部誘客戦略課の竹内政則課長より、「北陸新幹線金沢開業に向けた取り組みと効果」というテーマでご講演頂きました。
講演は、北陸新幹線開業に伴い、石川県への観光客誘致を狙った官民一体の取り組みとその成果に関するもので、ターゲットを絞った情報発信、旅行関連企業との連携のみに留まらず、石川県の観光地としての魅力を高めるための様々な企画についてご紹介頂きました。観光地としての集客に成功する一方で、観光客の増加に伴う宿泊施設の不足や県民生活との調和の問題等、課題もあるようですが、将来に向けての様々な施策も控えているようで、今後の石川県の発展が楽しみです。
北陸新幹線金沢開業のマスコットキャラクターである「ひゃくまんさん」誕生裏話や、石川県観光ブランドプロデューサーに就任した松任谷由実さんとのご縁など、時折笑いを交えながらの竹内課長のエネルギッシュな講演に触発され、質疑応答の時間では質問が続き時間切れとなるほどで、ビジネスにも活かせる大変興味深いお話を伺い、受講生一同大変刺激を受けました。

■所感
2か所の視察場所では、いずれにおいても普段見ることができない場所を見学する機会を頂き、とても貴重な経験をさせて頂きました。また、北陸新幹線開通後の観光客で賑わう金沢に実際に身を置くことで、観光地としての取り組みの成果を肌で感じることができました。さらに、異なる期の受講生間の交流の場としても、有意義な機会であったと感じております。
最後になりますが、お忙しい中大変貴重な機会を提供頂いたJR東日本、日機装の関係者のみなさまおよびご講演頂いた竹内課長、ならびに引率して頂いた川嶋様、阿部様に感謝の意を述べさせて頂きたいと思います。


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東日本高速道路見学会

2016-07-13 14:13:22 | Weblog

日 時 :2016年6月13日(月) 
参加者 :計17名
引率者 :東日本高速道路(株)堀 剛 氏(75期)、東日本高速道路(株)棧 浩之 氏(76期)、阿部 滋朗 氏(総合研究フォーラム理事・事務局長)
記載者 :佐藤 圭介(日本コムシス株式会社)



■はじめに
6月13日(月)に総合研究フォーラム第75期の研修生は、東日本高速道路見学会を行いました。本見学会の目的は普段見ることのできない高速道路の建設現場や関東一円の交通情報が集約される管制センター等の見学を通じて高速道路の利便性、安全性、品質の高さなどについて研鑽に努めました。

■東京外環自動車道 田尻工事の見学
東京外環自動車道 田尻工事は京葉道路との接続部となる約1kmの工事で、大規模なシールド工事を行っているトンネル内部までご案内いただき完成している函体を含めて間近で見学することができました。
また、映像でハーモニカ+アンダーピニング工法についてもご説明いただき急曲線の施工方法などについてわかりやすくご解説いただきました。

■東京外環自動車道 高谷JCTの見学
あいにくの雨の為、展望場所には行けませんでしたが、JCTを通過しながら東関道・湾岸線上に架設されている道路を工事する際に、大型のクレーンで立体交差を行ったお話などを拝聴することができました。

■三郷JCT改築事業工事の見学
東京外環自動車道と常磐道との接続点である三郷JCTは恒常的に渋滞が発生しており、渋滞解消し高速道路機能の回復を目的とした改築事業とご説明があり、道路の拡幅を施工されている現場を見学させていただきました。
一般道路の上空に高速道路がありますが、様々な安全対策がなされており、配慮の行き届いた管理が徹底されていることを学ぶことができました。

■常磐自動車道 三郷TB(トールバリア)の見学
重量超過した過積載車両が道路に与える影響や、監視の御苦労などを拝聴することができました。

■交通規制マシン説明
柏IC~流山IC間においては、コンクリート製防護ブロックによる新しい規制方法としてロードジッパーシステムが試験導入されており、システムの紹介および同区間においてコンクリート製防護ブロックを見ることができました。
人力によるカラーコーン規制に比べてスピーディーな規制や車両衝突時においても規制帯が守られているなど、安全性の向上などに大きく寄与するものとしてご紹介いただき研鑽を深めることができました。

■守谷サービスエリア(防災拠点化)視察、(Pasar守谷)
災害時の被災地への中継点、また防災拠点として守谷SAの機能をご案内いただきました。SAには救護室、自家発電設備、ヘリポート、防災倉庫など多数の機能が設置されており、首都直下型地震を対象とした防災拠点として備えられていること、インフラ後方支援に寄与する社会的な使命感を持った企業としての姿勢に感銘を受けました。

■道路管制センター(岩槻)の見学
関東一円の渋滞情報、事故情報などあらゆる交通情報が集約されている施設で24時間365日、常に警察などと連携しあらゆる情報を集約、発信している心臓部の見学をしました。
巨大モニターのある管制室はフットサルコート以上の広さであるなど、大きさに圧倒されながら見学させていただきました。



■所感
当日はあいにくの雨の中、多くの見学場所をご設定いただき、それぞれの見学場所においてご案内・ご講話をいただき、濃密で有意義な1日の研修でした。
高速道路は身近でありながら、その実態は不勉強で分からないことも多いものでしたが、その一端を垣間見ることができました。
東日本高速道路(株)におかれましては、様々な施策をお持ちであり、社会的な責任を自ら負う姿勢をお会いする方々から伺うことができ、大変な使命を感じることが出来ました。
最後になりますが、業務多忙の中、貴重な機会を作っていただいた東日本高速道路(株)の皆さま、同行いただいた阿部事務局長に心より厚く御礼申し上げます。
以   上
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北海道特別研修

2016-04-13 14:27:44 | Weblog
日 時:平成28年3月4日(金)~5日(土)
参加者:計39名(74期生:19名、75期生:20名)
引率者:吉田恵一氏(東京電力株式会社)、阿部滋朗氏(総合研究フォーラム理事・事務局長)
記載者:矢嶋宏康(リオン株式会社)

■はじめに
3月4日(金)と5日(土)の2日間にわたり、総合研究フォーラム研修生39名による北海道研修が行われました。出発3日前には数年に一度の猛吹雪に見舞われた北海道でしたが、新千歳空港到着時は天候にも恵まれ、近づく春の陽気すら感じられました(猛吹雪による事故の現場検証で高速道路の一部区間封鎖というハプニングがあり、空港から札幌市内まで予想以上に時間がかかりましたが)。また、既に終講式を終えた74期生にとっては最後の集合研修となりました。
研修内容は、①雪印メグミルク株式会社の視察 ②日本政策投資銀行北海道支店による講話 ③陸上自衛隊東千歳駐屯地(第七師団)の視察 ④航空自衛隊千歳基地の視察 となります。


■雪印メグミルク株式会社の視察
雪印メグミルク株式会社の広報担当より、札幌工場及び工場内に施設されている「雪印メグミルク 酪農と乳の歴史館」を案内してもらいました。

歴史館は、雪印メグミルクの前身である北海道製酪販売組合の創立50周年を記念し、昭和52年9月に日本で最初の乳業歴史館として設立されました。館内は、北海道の酪農と雪印メグミルクの歴史を知る多くの史料、製造工程の分かるミニチュア模型、またバターやチーズの歴代の製造機器等が展示されていました。なかでも、食中毒事件(平成12年)と牛肉偽装事件(平成14年)の新聞記事を掲載しているコーナーでは、企業の体質改善に向けた多くの取り組みが紹介されました。歴史のなかで2つの事件をしっかりと受け止め、決して風化させてはいけない、二度と同じ過ちをおかしてはならないとの並々ならぬ決意が感じられました。
続いて、札幌工場を見学しました。窓越しに見る製造室からは、雪印メグミルクの製品が徹底した品質管理・衛生管理のもとに製造されていることを学びました。また工場内には、驚くことに神社が設置されていました。これは勝源(カツゲン)神社と呼ばれ、同社が地域限定で製造販売している乳酸菌飲料「カツゲン」から縁起をかつぐために設けられたもので、受験生が参拝に訪れるなど大変に人気のある神社とのことでした。こうした点からも、地域に根差し愛されている企業であることを感じました。


■日本政策投資銀行北海道支店による講話

雪印メグミルク株式会社をあとにして次の研修会場へ向かうまでに、間違った会場に案内されるというアクシデントがあり、ようやく研修会場にたどり着きました。そして、日本政策投資銀行北海道支店次長の西山氏より「北海道経済の現状と課題について」の講話をいただきました。

北海道経済の特徴は大きく4点あり、まず①台湾からの来道者を筆頭にインバウンド需要が活況を呈していることです。平成26年度の訪日外国人来道者数は、前年度33.7%増の154万1,300人となり過去最高を更新しました。一方で、②ホテル業やサービス業を中心に広がる人手不足の問題、③マイナス金利などの政策誘導にも関わらず設備投資が喚起されない問題、④人口減少(2015年に550万人いる生産年齢人口が2030年予測では470万人に減少)の問題を抱えていることから、北海道経済は良くも悪くもない状況とのことでした。また、3月に開業する北海道新幹線、北海道発祥の企業紹介など多方面から見た北海道経済を、様々なエピソードと数多くの分析データと共にご説明いただきました。講話後の質疑応答も活発に行われ、西山氏からは1つ1つ丁寧なご回答を頂き、北海道の経済動向を深く学ぶことが出来ました。


■陸上自衛隊東千歳駐屯地(第七師団)の視察

 東千歳駐屯地には陸上自衛隊第七師団が駐在しています。第七師団は昭和30年に第七混成団として発足し、以降、有珠山噴火や阪神・淡路大震災などへ災害派遣、イラク復興支援群派遣やインドネシア・スマトラ島沖へ国際緊急医療・航空援助隊派遣などの国際平和協力活動など、国内外の有事に対応されています。また、陸上自衛隊唯一の機甲師団として、戦車を主体とした重戦力を保有している師団となります。

最初に史料館を案内していただき、その中で師団記念行事や戦車射撃競技会などの大迫力の映像を視聴しました。館内には、各国の戦車模型や戦車の戦場シーンを再現した大型ジオラマ、さらには旧日本軍の装備品や書物、第七師団の歴史年表など数多くの史料が展示されており、当時の出来事や時代背景を多いに学ぶことができました。特に、戦時中の旧日本軍人直筆の遺書からは、その1文字1文字から強いメッセージが感じられ大変に印象深く心に残るものでした。
その後、駐屯地内をバスで移動し戦車の体験搭乗場所へ向かいました。一面の雪景色に数台の戦車が配備されている光景に圧倒されるなか、防寒服に身を包み、ヘルメットとヘッドホンを装着し、いよいよ戦車に乗車しました。けたたましいエンジン音、傾斜の大きい雪道を突き進むパワー、そこから伝わる振動にスピード感、そのどれもが大迫力で貴重な体験をさせていただきました。
再びバスで移動した後は、フォーラム第29期生でもある第七師団長の田浦正人氏より東日本大震災の災害派遣について講話をいただきました。第七師団を率いる田浦氏のお言葉は重みがあり、当時の緊迫した状況や自衛隊員の活動内容等を説明いただきました。さらに講話を通じて、危機管理、リーダーシップ、組織運営等の企業人としても重要な考え方を、高いレベルで学ぶことが出来ました。講話後、駐屯地内の食堂で自衛隊員と会話を交えながら一緒に昼食をとり、ここでも陸上自衛隊についての知見を深めることが出来ました。


■航空自衛隊千歳基地の視察

東千歳駐屯地を後にし、新千歳空港に隣接する航空自衛隊千歳基地に向かいました。最初に基地司令の安藤忠司氏より、航空自衛隊の歴史・役割、千歳基地の紹介等をはじめとする航空自衛隊に関するお話をいただきました。日本の周辺国の動きが活発化し安全保障環境が厳しさを増すなか、今回の講話をいただいたことは大変に有意義なものでした。
続いて、第2航空団に配備されている航空自衛隊の主力戦闘機であるF-15戦闘機の格納庫に場所を移し、パイロット3名からF-15戦闘機の説明を受けました。F-15戦闘機は昭和47年に初飛行し、以来長年にわたり基本設計の優秀さと電子機器・操作設備の近代化が進められ、現在でも世界有数の戦闘能力を持つ名戦闘機となります。目前にみる全長19メートルものF-15戦闘機は圧倒的な存在感を放っていました。また、最大9Gの重力がかかるなか何時間も飛行訓練するなどのパイロットの体験談も紹介いただきました。
最後は、政府専用機の格納庫に移動しました。政府専用機は、平成4年に主として皇族、内閣総理大臣等の外遊に使用されることを目的として2機導入されました。この政府専用機は航空自衛隊の特別航空輸送隊に属しており、ここ千歳基地で整備、訓練が行われています。フォーラム研修生は4グループに分かれて機内に乗り込み、コックピット・秘書官室・会議室・事務室・随行員室・記者会見室を案内して頂き、その場で多くの質疑応答も行われました。


■所感
この北海道特別研修では4つの研修テーマ、さらにその中に幾つもの視察と講話が含まれており、大変に濃密で有意義な2日間の研修でした。
初日は、酪農と言う北海道ならではの文化と共に歩んできた雪印メグミルク株式会社と、日本政策投資銀行による北海道経済の講話が研修でした。北海道と言えば、常に観光客で賑わう新千歳空港、3月開業の北海道新幹線、2026年冬季オリンピックの招致など、とかく明るい話題の多い地域とのイメージを持っていました。しかしながら、それは外から見たイメージであって、実際には全国有数の人口減少や札幌の一極集中化など様々な課題を抱え、またその課題解決に向けた行政や企業の取り組みを学び、内から見た北海道も知ることが出来て大変に勉強となりました。
2日目は、陸上自衛隊と航空自衛隊の視察でした。田浦氏と安藤氏それぞれの講話でのお言葉には、哲学の要素も多分に含まれており高い人間力と、「わが国の平和と国民の生活を守る」という強い責任感を感じざるを得ませんでした。この責任感のもと、どのような戦略を立てるか、戦略実行のためにどのような指示を出すか、有事に備えて何をどのように準備するか等を国家レベルで思考する凄みに感嘆しきりでした。自衛隊という民間企業とは違う特殊な組織を、見て聞いて話をして体感できたことは、フォーラム研修ならではの学びとして大変に心に残るものとなりました。
最後になりますが、業務多忙のなか貴重な機会を作っていただいた、雪印メグミルク株式会社様、日本政策投資銀行の西山様、陸上自衛隊第七師団の皆さま、航空自衛隊千歳基地の皆さま、また本研修に同行いただいた東京電力株式会社の吉田様、そして本研修をまとめていただいた阿部事務局長に心より厚く御礼申し上げます。
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東京電力株式会社 柏崎刈羽原子力発電所、および朝日酒造株式会社見学会

2016-03-03 15:08:02 | Weblog
日時:平成28年2月5日(金)~6日(土)
参加者:74期生(18人)、75期生(26人)
同行者:吉田恵一氏、山内登氏、佐竹前会長、阿部事務局長
記載者:株式会社NTTドコモ 高橋和彦
【はじめに】
平成28年2月5日(金)~6日(土)にかけて、総合研究フォーラム第74期、第75期の研修生は、東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所、および朝日酒造株式会社を見学し研鑽に努めました。本研修の目的は、原子力発電所の見学を通じて、日本のエネルギー情勢に関する知見を得るとともに、福島第一原子力発電所における事故の様子を当事者の方から直接拝聴し、その後の対応や教訓について改めて学んだ上で、国内のエネルギー政策に対する個々人の認識を深めるものです。また、朝日酒造(株)では、地域と一体となった品質本位の酒造りについて、その方法論のみならず、経営理念として芯の通った揺るぎない精神を学びました。

【東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所の見学】
本見学の実施にあたり、事前の2月2日(火)の通常の総合研究フォーラムにおける座学研修において、東京電力(株)吉田恵一氏より「エネルギー情勢と電気事業をめぐる諸課題」としたテーマにて御講義を頂きました。本講義のおかげで、予備知識を十分に蓄え各々の考えを巡らせた後に今回の実地研修に臨んだため、非常に意義ある研修とすることができました。
 6日(土)朝、宿泊先の「ホテル法華クラブ新潟長岡」をバスで出発し、一面雪景色の中、東京電力(株) 柏崎刈羽原子力発電所へと向かいました。発電所では、冒頭須永副所長より、発電所建設のあゆみと概要について、また福島第一原子力発電所の事故状況とこれを教訓とした柏崎刈羽原子力発電所におけるその後の安全対策の取り組みについてご説明頂きました。
<発電所概要>
柏崎刈羽原子力発電所は、新潟県の柏崎市と刈羽村の2つの行政区にまたがって位置しており、海岸線に沿って約3.2km、陸側に約1.4km、敷地面積は約420万㎡となっている。東京電力(株)従業員1178名、協力企業5651名が従事しており、主に関東西側へ電力を供給する発電所となる。現在、全1-7号機は停止している状態であるが、6,7号機の再稼働に向け、新規制基準に係る適合性の審査を申請中となっている。
<原子力発電所の安全対策>
 原子力発電所は「止める、冷やす、閉じ込める」という考え方で安全を確保するよう設計されている。福島第一原子力発電所の事故における教訓から、「津波に備えた浸水防止対策」として防潮堤・防潮壁の設置、「電源と冷却設備の確保」として電源車の配備や地下軽油タンク・貯水池の整備、「事故後の拡散防止対策」としてフィルタベント設備の導入等、想定されるリスクに対して幾重にも対策がなされている。
 また、ハード面だけでなく、ソフト面においても運転員や緊急時要員を増員するなど体制と手順を整備している。毎月、シナリオ非提示型の緊急時対応訓練を実施しており、あらゆる状況に備えられるよう緊急時対応能力の維持・向上を図っている。

 発電所の概要説明の後、サービスホールへと移動し、原子炉の模型にて原子力発電の仕組みを学びました。その後、バスに乗車して管理区域である発電所構内へと入溝しました。何重ものセキュリティチェックとゲートを抜けると、4号機建屋に到着し、原子炉建屋内とタービン建屋内を見学しました。原子炉建屋内では使用済み燃料プールや未稼働のため外されている原子炉圧力容器や原子炉格納容器を、タービン建屋では高圧タービン、低圧タービンと発電機を目にすることができ、その大きさに驚きました。
 再びバスに乗車し、防潮堤→避雷鉄塔→電源車やクレーン車→地下軽油タンク→貯水池→展望台と車内から見学した後、事故対応拠点である重要免震棟に入りました。緊急時対策室が設置される部屋は非常に広いスペースであり、机が各班に分かれて配置されている点と所長等の統括チームは対策室内のガラス張りのスペースに分けられている点が印象的でした。これは福島第一原子力発電所における反省から、所長に全ての情報を集めて判断するのではなく、現場で対応できる範囲は各班の責任者にて対応する、また統括チームは細かな情報に左右されることなく、重要な判断を冷静に行えるようにする、ことを目的としており、緊急時における組織運営と意思決定について学ぶことができました。
 最後に須永副所長、栗田副所長にご参加頂き、質疑応答を行い、6,7号機の再稼働に向けた現状や従業員の方の状況についてお話し頂きました。

【朝日酒造(株)の見学】
 原子力発電所を後にし、長岡市にある朝日酒造(株)に向かいました。朝日酒造(株)は、天保元年(1830年)に創業して以来、新潟の水と米と人により、品質本位の酒造りに取り組んでおり、「久保田」を代表として「朝日山」や「越州」といったブランド商品や季節限定商品などを製造しています。
 酒造りといえば、木造の古い日本家屋を連想しますが、朝日酒造(株)の社屋は鉄筋コンクリートの近代的なデザインの建物であり、酒造りにおける温度・湿度等の条件を一定にすることで品質管理を徹底しています。

 米作りから精米→洗米・浸漬・蒸米→麹造り→仕込み→上槽→貯蔵→充填といった、酒造りの工程を学んだ後、充填機械の見学をしました。充填機械の操作は女性の方が携わることが多いとのことで、女性が操作しやすい高さに設計されている点に感心しました。
 朝日酒造(株)では、地域と一体となった酒造りを目指しており、本社周辺では「ほたるの里づくり」「もみじの里づくり」「朝日城の森」といった自然環境の保全活動や社屋エントランスホールでは地域の方やお客様とふれあうコンサート等を行っています。また、本社近くには、商品販売店と飲食店が設置されており、日本酒の試飲等が行えるようになっています。飲食店での昼食時、周辺地域一帯が停電となりましたが、これも何かの因果か?と感じた研修の最後でありました。

【所感】
 2011年3月11日に発生した東日本大震災後、多くの人が原子力発電所の仕組みについて自ら調べ、何が起きたのか、安全なのか、どうやったら止められるのか、影響はどうなのか、といった話題を口にしていた。今なお爪痕は残り、原発の再稼働に際し、様々に議論が交わされている。しかしながら、発生から5年近く経過し、当時いろいろと蓄えた知識や記憶が次第に薄れていっていることに気づいた。今一度、当時を思い出し緊張感を引き戻すとともに、資源のない我が国におけるエネルギー調達の問題と原発の是非について考える良い機会となった。安全には絶対はない、しかし我々が暮らしていくにはエネルギーが必要である、ただし環境保全のために化石燃料だけに頼るわけにはいかない、といった命題を解決するための唯一の解は今のところない。これにどう折り合いをつけていくのか、個人個人が当事者として考えることが重要であると思われる。自分が付けたスイッチの電気は今まさにどこかで発電されているものなのだから。
 今回の東京電力(株)と朝日酒造(株)を見学した研修全体を通じて、個々の方法論に対する知見を得るだけでなく、危機管理、組織運営、経営理念、意志決定、地域貢献といった考え方を思想的に肌で感じることができた。

最後になりますが業務多忙の中、貴重な機会を作っていただいた東京電力(株)の発電所の皆さま、同行いただいた佐竹誠氏(前会長)、吉田恵一氏、山内登氏、阿部事務局長に厚く御礼申し上げます。

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