(旧)東京で陶芸体験!陶芸教室/森魚工房(練馬区大泉学園)

↓こちらに引っ越しました。
https://blog.goo.ne.jp/forestfishfactory

求道者

2015-08-31 06:41:21 | Weblog

ひたすら大皿にかかりきりの、求道者・久保田さんです。
直径40センチの壁があって、その線をブレイクスルーするのに苦労してます。
ここからの1センチは、40センチに2πrを×けて、およそ120センチの土ヒモ分が必要になってきます。
45センチを挽こうと思ったら、さらに幅1センチでおよそ6メートル分(=幅5センチ×120センチ)の土を足さなきゃならないわけです。
↑言ってる意味、わかります?


ざっくり計算でそういうことなんで、ここからの直径1センチのゲインは、ものすごく土を食うことになります。
厚みをさらに削ぎ、薄さを極めてフォローする、って手もありますが、ギリギリのラインで勝負してる身には、これもきつい。


ケズリへ。
ターンテーブル上の洗面器に大皿を伏せて置き、カンナを当てます。
不安定で、土を削るほどに神経まで削られます。


精神集中。
目標到達まで、がんばれ挑戦者。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

港からやってきた

2015-08-30 08:15:09 | Weblog

気仙沼直送のホタテとカツオで、月末宴会。


軽くお刺身で味見。


こちらは本気の調理。
カツオのお造りに、ホタテのカルパッチョ。
鮮度ハンパない。


肌寒かったんで、おでん的なものも。


ブドウは、岐阜のおかんから。
おいしい季節の到来ですなあ。


撮影会。
乾杯が待ちきれない~。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

復興の町、もういっこ

2015-08-27 22:23:12 | Weblog
あの年の夏、ひとりドロかきに出かけた陸前高田には、特別なシンパシーがありまして。
三たびの訪問。


ちょこなんと、奇跡の一本松。
その孤高は、なかなかにしびれるものがあります。


こちら、震災直後で生きてた頃の一本松。
この頃は、海岸沿いにがれきの山脈が延々と、延々と・・・はるかそびえて連なってたのですよ。
世界の終わり的風景でした。
これが震災3年めとなると、がれきは撤去され、砂漠の清潔とも言うべきまったくの真っ平らな、家の土台がむき出しの平原になりまして・・・


さらに5年めの今夏には、こうなってました。
山を切り崩して、土を採取し、それを運ぶベルトコンベアが町の四方八方に張り巡らされてます。


その威容っぷり。
その長大っぷり・・・


どこまでも、どこまでもつながってます。
この中を、土が走ってるわけですよ。
自然の猛威もすごいけど、それに対抗する人間の営みもすさまじい。


んで、運ばれたその土はどうすんの?っつーと、土地のかさ上げに用いるのです。
いたるところに土の山を築き、整地して、標高自体を上げちゃうわけですよ。
で、高台移転(こうだいじゃなく、たかだいいてん)、というのを進めるわけ。
その規模にはドギモを抜かれます。


ここから徒歩パトロール開始。
ちょっとこの看板、よく見てちょうだい。


・・・


水が通り抜けたアパート。
最上階は・・・無事だったのか?


さて、盛り土の上にいちはやく営業を開始したキャピタルホテルさんで、一夜のお世話になりました。
海辺に建ってた「南三陸の表玄関」とも言われた立派な建物が被災して、移転を余儀なくされたホテルです。


ウッドデッキからの眺め。
はるか視線の先に、なにもなし・・・


部屋の窓からも、見えるのは土の垣だけ・・・
この草むした眼下には、かつて普通に町があり、多くの住民の往来があったのですよ。
考えさせられます。


窓からの、陸前高田の夜。
森閑の光景。
こんな場所で、ものすごいおサシミからフカヒレの姿煮までの目くらむようなごちそうでもてなされてしまいました。
これでいいのかな?
これでいいんです!


翌朝、また歩いて歩いて、市役所前へ(ホテルの近くからもバスはあります)。
役所もまだ、仮設で業務をこなしてます。
がんばれ、東北。

また二年後におとずれるつもりです。
この町がどう発展してくのか、見守るのさ。
だってほら、なにもかもがなくなった後、最初のスコップを入れさせてもらった町だし、やっぱその先はちゃんと見届けないと。
だけど、小むつかしくシリアスなことなんて考えないで、気楽な観光気分でいいんだよ。
いってみるか、見てみるか、と。
うまいもんでも食いにいくか、と。
それが町のためにもなるし、被災者さんたちの助けにもなるはず。
気張らず、心はニュートラルに。

だけど、合掌も忘れずに。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

復興の町

2015-08-27 08:59:57 | Weblog
連休を利用して、被災地方面をパトロールしてきました。


気仙沼港です。
震災と津波被害から4年たって、船着き場や市場などの港湾施設は着実に回復の様子。
だけどこのファインダーの背後には、見渡すかぎりに駐車場・・・つか、ブルドーザーが這いまわる更地。
海抜0メートル地帯にはかさ上げが必要だし、まだまだ苦悩してます。


南町の、復興商店街さん。
工房のブタちゃん貯金箱をお贈りした縁がありまして、ごあいさつに。
まずはここで見つけた床屋さんに飛び込んで、散髪と氷シャンプー。
この日のためにモサモサに伸ばしてたのさ。


こちらは仮設の飲み屋街、復興屋台村・気仙沼横丁。
ウニ、ホタテ、カツオに牛タンに海鮮丼・・・目移りしまくり。
胃が許すなら、右から左にやっつけていきたい感じ。


が、仮設商店街方面に「割烹」なるものを見つけたんで、マジか、と攻め入ってみました(左棟二階、看板の文字が飛んでるとこ)。
するとこちらの「世界」さん、天皇陛下も被災地行幸の際に「立ち寄りたい」と熱望された名店でありました。
さすがに仮設で召し上がっていただくのは畏れ多いため(衛生上の問題もあるらしい)、陛下にはご辛抱いただき、取り巻きのヒトビトにだけお弁当を振る舞わせていただいた(日本語、ヘンだな)、とのこと。


手すりにツタを絡ませた外観は、津波に流された元のお店へのオマージュ。
この風情・・・なるほど、名店のたたずまい。
その跡地の無償提供によって、この仮設商店街ができてるらしいです。
えらいなー。


さて、いただいたお料理(食べかけでごめん)。
ホヤやカツオの鮮度と風味は感涙もの。
この日はたまたま、全国のトップを切って、港にサンマが初水揚げされたんで、そのトレトレを塩焼きで。
本当の意味で「初物中のハツモノ、第一便」を頂戴しました。
こいつぁ縁起がいいや。


こちらは、前日もあくる朝もカウンターでビール、って感じでダベっちゃったコロッケ屋さん。
ガキンちょ、ハラペコ高校生、近所のおばちゃん、酔っ払いのおっさん、が入れ替わり立ち替わりに現れては情報交換してってくれて、いい雰囲気でした。
みなさん、お世話になりました。
またいくからね~。

陸前高田編につづく。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

ミラクル・パイン・イン・ロンリネス

2015-08-26 17:44:05 | Weblog
連休をいただいたので、ドロかきをした思い出の被災地方面をひとりめぐり旅。


カーボンファイバーで生まれ変わった「奇跡の一本松(陸前高田)」です。
サイボーグとはいえ、美しいたたずまい。
くわしいことは、またちょこちょことアップさせてもらいます。
歩きつかれたー・・・

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

秋の陶芸体験者さん、大募集中

2015-08-23 10:42:17 | Weblog
26日(水)まで、5日間の夏休みをいただいてます。
みなさまも、残り少ない夏の日をたのしくお過ごしください。


秋の陶芸体験者さん、新入会員さん、大募集中です。
女性限定で体験料金が3000円→2000円です。(男性も→2500円にさせていただきます)
くわしくは、情報誌「ぱど」のこの地域版をごらんくださいな。
いつでもお待ちしてます。

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ひまなひとひとり

2015-08-21 08:58:58 | Weblog

この器。
小さなひとが中をのぞき込んでるこんなスタイルを、お茶陶の世界では「一閑人」というんだよ。


こちらも体験さんの。
リスが遊んでる風景。
洗いにくそう・・・




はっ付けて、模様を立体的にも。
陶芸なんて、ただの工作。
思いついたことを好きなようにやったらいいのさ。

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