フォレスタの散歩道(パート2)

70歳の誕生日に500号に達したのを機に、散歩道の友「季節の花」に別れを告げ、日本語教師の中国滞在記を連載してみたい

日本への偏見・中国への偏見/演奏会に凹む/続・聴導犬について

2016-11-06 21:44:20 | 日記

   朝日新聞の中国総局長によるコラム記事に頷いた。中国人青年が日本留学中に体験した日本人の人情の厚さについて「中国にいた時は分からなかった。中国の若者に伝えたい」と帰国後に体験記を出版したというエピソードが紹介され、日本に来る中国人が増えるにつれて若者たちが中国政府のプロパガンダ像とは違う日本の姿に気づき始めているようだ、と書いている。
   ひるがえって日本人の中国観はどうなのか? 早稲田大の女子学生が北京大留学から帰国した時の友達の反応は「まじで?」というものだった。アメリカにいたと言えば「かっこいい」というのに何故なのか、中国への差別感があるのかなと思ったという。この2つの紹介記事に感じるところがある。自分自身日本語教師として中国で暮らしたが、嫌な思いはほとんどなく、いい思い出が一杯であったのだが、それはそれとして、「そうか」と思いつくことがある。私が中国ではなくアメリカかイギリスで日本語教師を勤めたのだとしたら、みんなからは「すごいね!」と言われるんだろうなということだ。英語ならまあ生活できる程度には分かるが、中国語は全く分からずに飛び込んだ。隣国とはいえど困難さから言えば中国の方が大きかった。
   そんなことより米・英の方がかっこよく、中国なんて・・というのが今の日本人の見方だろうと思ったのである。

   ”文化の秋”の現在、三鷹市の一連の市民文化祭行事の内今日は邦楽演奏会が開催され、一般市民参加の部で出演させてもらった。一昨年以来3度目になる尺八と全くの素人で初めての三味線で各一曲ずつ。こう書き出すと晴れがましいことを想定するが結果は散々、全くの不出来であった。ブログに載せるのも恥ずかしい限りで、出番が終わった後はもう凹んでしまった。これほど落ち込んだのは記憶にないほどなのだが、夕食のビールでようやく少し気を取り直して、パソコンに向かっている次第である。

   前号で紹介した「聴導犬」についてもう少し書き足したい。役目としては日常の家庭生活の中で発生する音を聴覚障碍者であるユーザー(主人)に伝えるものだが、何でもかんでも主人に音を伝えるというわけにもいかない。前号に挙げた目覚まし、電話の着信音、玄関チャイム、ドアノック、子どもの泣き声、携帯のアラーム等の中で主人に最も必要なものを8種類カスタマイズして訓練を施すのだそうだ。また、犬種として盲導犬のような大型犬に限らず小型犬でも適性があれば聴導犬になれるし、ペットとして主人への癒しの役割も果たせる。
   視察見学した「日本聴導犬協会」で訓練のデモンストレーションをしていただいたが、時計のアラームで主人を起こすデモでは私がモニターになり、目覚ましが鳴ると寝ている私の胸に前足を乗せて起こしてくれた。ほかの音では主人の体に触って注意を引き、音源の方に導いてくれる。
   東日本大震災の時の統計では聴覚障碍者の死亡者率は健常者の2~3倍に上るという。災害時には盲導犬や聴導犬の必要性が一層高いことが分かった。

   ←聴導犬協会でのデモンストレーションのひとコマ

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