フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

九州北部の豪雨と熊本大地震の被害/G20サミットと核兵器禁止条約/地域の防災訓練

2017-07-08 18:58:12 | 日記

   九州北部地方を襲った50年ぶりとも記録的なとも言われる豪雨は大きな被害をもたらした。目を覆うような被害の様子がテレビや新聞で報道されるにつけ、豊かな日本の自然もひと度牙を剥けば恐ろしいほどの猛威を振るうことを思い知らされる。6日の朝日新聞夕刊に載った大分県山間部での土砂崩れの写真は昨年4月の熊本地震で起きた阿蘇地方の山の崩落現場の写真とそっくりであった。山の傾斜部分で大量の土砂が崩れ落ちて山肌がむき出しになった恐ろしい光景が、片や地震で片や豪雨によってもたらされた。おまけにこの二つの地点は直線で(恐らく)50kmと離れていない。熊本・福岡・大分の3県が隣り合うこの地方でなんと不幸な災害が続くのだろうか。

   目を海外に向けるとドイツのハンブルグでG20サミット(主要20ケ国首脳会議)が開かれていて、トランプ・プーチン米露、安倍・文日韓のそれぞれ初めての首脳会談が行われたという。購読紙によればいずれも「同床異夢」の中で「前向き」に話し合いが行われたようであるが、対北朝鮮のように相手国と会うこともなく疑心暗鬼を深める一方の外交・国際政治よりずっと良いことには違いない。主要国が主導して国際緊張の緩和を推し進めて欲しいものだ。
   もう一方ではニューヨークの国連本部で行われた会議で核兵器禁止条約が採択された。国連加盟国の内の124ケ国が出席したが、核保有国は出席せず、史上唯一の被爆国だが米国の核の傘の下にある日本も出席していない。核兵器の当事者が全く参加していない核禁条約ってどういう効力があるのだろうか。

   今日(8日)、私が住む住区の連絡組織による防災訓練が実施された。もっと大きな地区単位では三鷹市主催の防災訓練がブロック毎に実施されるが、この会としては居住区内は消防車の通れない道路が多いので防災倉庫に備えてある可搬ポンプによる消火訓練と、自力脱出困難者の救出避難訓練が行われた。私は市主催の訓練には度々参加しているが、今回の内容の訓練は初めてだった。
   可搬ポンプというのは手で押して動かせる消火機で、ホースを繋げば100m先の火災家屋の消火ができる。防災倉庫に付帯して地中に約30トンの水槽があり、これを水源とする。今日はホースを繋ぐ作業は消防士にお願いし、エンジンの始動や放水などの作業を体験。
   自力脱出困難者救出については地域の老人介護施設内でダミーを用いてベッドから車椅子に移し、さらに数人がかりで階段を下ろすという訓練をしたが、これは大変な作業であることが分かった。実際、介護職員の体験談として東北大震災の時は入居者の避難は大変であったことを聞き、実感をした次第である。こういう訓練は単発でなく、継続して身に着けたいものだと感じた。
(写真左=可搬ポンプ本体、右=ホースを100m繋いだ先での放水訓練、凄い水圧の水が出るので筒先は2,3人で持つ)
      

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