なんとなくバタバタ時間が経っていく感じだ。ちょこまかと用事が入って落ち着かない。そんな中で、東京ビッグサイトの展示会に出張で来日した教え子に2日間お付き合いをした。展示会というのは『TOKYO PACK 2016』という包装関係業界の見本市。中国の出展業社はツアーを組んでやって来た。教え子の陳さんは日本語のできない社長の通訳兼ブースでの客の応対役なのだが、日本語はともかくとして業界用語はまだまだ初級クラスだ。なにせ以前は服装関係の会社にいて、3年前には『CHINESE FASHION FAIR』の出展で東京に来た経験があり、この業界の会社はまだ半年にもならないのだ。ブース来場者ノートに書き留めた用語の意味を聞かれたが、それをこの展示会場で聞くなんて泥縄もいいところ。それでも何社かといい感触の商談があったようで何よりであった。
許さんという社長の年齢を尋ねたところ35歳と言い、私の方は50歳くらいに見えたと言う。中国に行くと確かにかなり若く見えるようだが、そこまではどうか・・・。それはともかくとして、教え子の会社の社長に何人か会っているが、ほとんど30歳代である。日本に比べ本当に起業家精神に富んだ青年が多いとつくづく感じる。
2日訪ねた内の1日目はお土産などの買い物の案内で、日本語が分からない許社長も同行。買い物はシェーバーなどの電化品、化粧品、格安な腕時計、ベビー用品などでそれなら秋葉原のヨドバシ1店で済みそうなのでそこを案内し、簡単な夕食もその8階の食べ物街で済ませた。
2日目の今日は許社長が仲間を誘って5人(私を入れて6人)で夕食をしたいと言う。私は有明や台場の土地勘がまるでないが、「ゆりかもめ」のターミナルの新橋界隈なら分かるので魚介料理などが豊富なチェーン店に連れて行った。教え子はその後銀座の百円ショップに行きたいと言う。銀座には100円ショップはないと言うと、では百円ショップに行ってから銀座に行きたいとのことで、結局5人を引き連れて歩き回りへとへとになってしまった。事情が分からない者に一々応えてあげるのも楽ではない。
(写真下左から)①東京ビッグサイトの『TOKYO PACK 2016』会場入口 ②出展ブースで許社長(右)および陳さん(左)と ③食事等に案内をした5人のグループ ⑥銀座で記念のショットを