活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【5月15日】

2017-05-15 | 文庫

作家の山旅です。芥川龍之介はどう考えても山とは関係しづらいのですが、旧制中学5年生の時になんと槍ヶ岳を登っているのですね。明治時代ですよ。登山靴も山小屋も切り立った岩場にかかるハシゴもない時代、多分上高地では宿泊であったものの、その後は天幕生活でしたでしょう。そして草鞋であったと思います。有名なガイド上條嘉門次の長男嘉代吉の案内で登っているのです。すごいです。一方、井伏鱒二ですが、この方は新宿三越の屋上に立って(戦前の話ですが)、深田久弥に山座同定をしてもらっています。視界のいい冬晴れの日、友人久弥(戦前昭和の文壇にあっては久弥はけっこう中心人物でした)に丹沢から富士、奥多摩、秩父、上信越の山々を同定してもらっています。高層建築など無い時代、空気も澄んでいて視力が良ければとんでもない山々が同定できたのですなぁ。

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